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更新日: 2021年5月25日

【今やろう!風水害対策!】消防出前講習WEB版



今やろう!風水害対策!のイメージ画像

「令和2年7月豪雨」


 こんにちは、福岡市民防災センターでは、市民の皆様のところへ、ベテラン消防職員がお伺いして「災害への備え」などのお話をさせていただく「消防出前講習」を実施しております。

 このページでは、その講習でお話ししている内容を載せて、皆様ご自身で学べるように用意させていただきました。


 みなさんは、どのような呼びかけを避難する判断としていますか?

 もし、知らなかったり、変わっていれば避難するタイミングを逃してしまいますよね。

 こうしたことにならないように、風水害対策として「今やるべきこと」「災害当日にやるべきこと」をまとめています。

 下の手順で、自分が「大雨、台風、防雨、洪水」の当日までに何をしておけばよいのか?を確認していきましょう。


時系列で知ろう!今やるべきこと!災害当日やるべきこと!

「今やるべきこと」

1「福岡市総合ハザードマップ」で自宅周辺の災害リスクについて知ろう!

 
福岡市総合ハザードマップの画面イメージ


「福岡市総合ハザードマップ(別サイト)」を開き、自宅が災害時にどうなるのか?を確認しよう!
 ※コレを確認しておかないと、災害当日に「どうしたらいいのか?」慌てることになってしまいます。

  福岡市防災マップ(別サイト)には、次のようにいくつかの種類があります。



【種類別ハザードマップ】




・ハザードマップの検索方法は、こちら


2「避難の選択肢(方法)」を決めよう!

避難の選択肢(方法)には「在宅避難」、「親戚や知人宅等への避難」または「避難所への避難」などがあります。
ハザードマップを確認したら、次に自分に合った避難方法を選んでください。

避難の方法を決めるフローチャート。詳細は次に記載。

<フローチャートの内容の文章でのご案内>

  • 1.自宅等がある場所に色が塗られている(浸水のおそれがある) → はいの場合は2へ、いいえの場合は自宅のテレビなどで情報収集を
  • 2.浸水する深さよりも高い場所に住んでいる、または移動できる → はいの場合はマンション等の上層階に住んでいる人はそのまま待機。戸建ての場合は、浸水の恐れがない上の階へ。家屋倒壊の恐れがある場合は立ち退き避難。いいえの場合は3へ。
  • 3.避難できる親戚や友人宅などがある → はいの場合は、親戚・友人宅などへ避難。いいえの場合は、避難所へ避難。
  
避難の方法に3種類あることのイメージ図。選択肢1在宅非難、選択肢2知人宅等へ、選択肢3避難所へ。

※車中泊は?
 車中泊避難をする場合は、危険を伴う場合もあります。
 避難経路や駐車場所などの安全を十分確認してください。
 また、エコノミークラス症候群にも注意しましょう!

車中泊のイラスト

 やむを得ず「車中泊避難」をする場合の注意事項:正しい車中泊(避難生活ハンドブックより抜粋)(1,498kbyte)pdf

3避難生活に必要なものを備えておこう

 避難生活をするうえで、いろいろと準備もしておかなければなりません。
 例えば、在宅避難を選択した場合、「ライフライン(電気・ガス・水道・通信など)」が途絶えても大丈夫か?
 水や食料はどの程度確保しておけばいいのか?
 オール電化の場合は?生活必需品は?何日分必要なのか?
 トイレは?衛生面は?情報収集の手段は?
 避難の選択肢(方法)によって、必要なもの、用意の方法なども変わってきます。
 次のハンドブック等で確認しておきましょう!


避難生活ハンドブックの画像    女性の視点を活かした防災ミニブックの画像    マンション防災減災マニュアルの画像    みんなの防火防災救急ブックの画像
              

4「災害情報」を簡単に入手できるように準備・登録しておこう!

 災害当日は、テレビ、ラジオ、インターネットやSNSなどから災害情報を早く正確に把握することが重要になります。
 福岡市では、防災アプリやメール等に登録しておくと災害情報が配信されるサービスを無料で実施しています。
 まだ、登録されていない方は、ぜひ、今のうちに登録しておきましょう!
 ※通信料は別途個人負担となります。


(1)福岡市防災メールに登録しておこう!

 福岡市では、緊急情報、気象情報といった防災情報を携帯電話やパソコンへメールでお届けする「福岡市防災メール」を提供しています。災害への日ごろの備えとして是非ご登録をお願いします。

    
福岡市防災メールの紹介画像


(2)福岡市公式LINEアカウントを登録しておこう!

 福岡市の防災、ごみの⽇、⼦育て、市政だより、防犯・交通安全、イベントなどの⽣活に密着した情報の中から、選択した情報だけを、LINEでタイムリーにお届けします。また、家庭ごみの分別検索や、道路・河川・公園の不具合などの通報ができ、⼤変便利です。是非、ご活⽤ください。
 ※PC版LINEでは受信設定などのメニューが表⽰されません。モバイル版でご利⽤ください。

   
福岡市公式LINEアカウントのイメージ画像

(3)ツナガル+をダウンロードしておこう!

 平時は、アプリ内に⾃由にグループを作成して、⾃治会や地域サークルなどでの情報交換・発信ツールとして利⽤できます。
 災害時は、最寄りの開設避難所を⼀覧、地図で表⽰するほか、避難所グループ内で情報共有ができるスマートフォンアプリです。

   
防災アプリ,ツナガルプラスのイメージ画像
    

5家族で話し合っておこう!

災害が起こっていない平常時、つまり、「今」家族全員で話し合っておきましょう。
【話し合う内容】

  • ◆災害時の連絡先
  • ◆避難の選択肢(方法)
  • ◆集合場所
  • ◆避難ルート など


家族で話し合っているイメージ画像

災害時にバラバラの場合は、連絡方法などについて確認しておきましょう。

災害用伝言ダイヤル

災害伝言ダイヤルのイメージ画像

災害用伝言ダイヤルの機能等は、以下の動画をご覧ください。
 災害用伝言ダイヤル(171)の紹介(YouTubeの動画、NTTWESTofficial)


「災害当日やるべきこと」

1情報収集をしよう!

災害当日は、まず、「情報収集」が重要です。

  • ・今後、どのくらいの雨が降るの?
  • ・近くの川の水位は?
  • ・避難指示は発令されている?
  • ・避難所は開設している?

今やるべきこと4で「福岡市防災メール、LINE、ツナガル+」などを登録している場合は、災害情報が配信されてきます。

それ以外にも、市のホームページで災害情報を収集できます。


福岡市のリアルタイムの河川水位、雨量等の情報
 
福岡市防災気象情報


福岡市防災情報ホームページの画面イメージ

6 行動に移そう!

最後はいよいよ行動に移すだけです。
避難を呼びかける名称が変わり、「避難勧告」など判断しづらい名称がなくなりました。
また、避難行動に移す指標(レベル)が数字で伝えられます。
今まで確認したことを踏まえて、自身に合った警戒レベルで避難をしましょう。


避難のタイミングについて


避難警戒レベルのイメージ画像

避難で大事なことは、「正しく怖がること」です。

大したことないだろうと思っていて、避難するタイミングを失うくらいなら
まず「避難=行動!」して、大したことがなければ、「大したことなくて良かった。」と思えばいいのです。


100回大したことなくても、101回目も必ず避難してください。


災害が発生していない、大したことない時に、「避難を始める」ことが大事です。


※新型コロナウイルス対策を踏まえた避難についても考えておきましょう。


【学ぶ】市の出前講座、消防出前講習など

 福岡市では、市民の皆様向けに下記の出前講座等を行っております。
 風水害対策、火災、地震、救急など聞いてみたい!と思われましたら、下記のリンクをご覧ください。




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