福岡市では、国籍や年齢、性の違い、障がいの有無などに関わらず、誰もがすべての人への思いやりを持ち、多様性を認め合いながらいきいきと輝くまちをめざしており、LGBTQをはじめとする性的マイノリティの方への支援の充実に取組んでいます。
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性的マイノリティ(性的指向または性自認について少数派であると認められる方)の総称の一つで、レズビアン(L)、ゲイ(G)、バイセクシュアル(B)、トランスジェンダー(T)、クエスチョニング・クィア(Q)の頭文字をまとめたものです。
L=レズビアン 女性として女性を好きになる人
G=ゲイ 男性として男性を好きになる人
B=バイセクシュアル 女性も男性も両方好きになる人
T=トランスジェンダー 生まれた時に割り当てられた性別とは異なる性別を生きる人(性同一性障がい(性別不合)を含む)
Q=クエスチョニング 性的指向や性自認がわからないと感じている人 または クィア 多様な性のあり方を包括的に表す言葉
性的指向:恋愛感情または性的感情の対象となる性別
性自認:自分の性別を自分でどう思うか
性別不合:WHO(世界保健機関)は、「身体的性別と性自認の不一致は障がいではない」とし、「性同一性障害」を精神疾患リストから外し、「性別不合」という表現に変更しています。
レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クエスチョニングの他にも、アセクシュアル(無性愛者)やアロマンティック(他者に対して恋愛感情が湧かない人)、Xジェンダー・ノンバイナリー(性自認が男性・女性二分できない人)など、様々な人がいます。
これらは、個人の趣味や一過性のものではなく、本人の意思で変えられるものではありません。
各種調査によると、性的マイノリティは日本の人口の約10%とも言われています。
社会の「当たり前」によって困難を抱えている当事者やそのご家族など、身の回りにいるかもしれません。まずは、一人ひとりが正しい知識と理解を深めることが、誰もが自分らしくいきいきと輝ける社会の実現の大きな一歩となります。
ALLY(アライ)は、同盟、支持者を意味する言葉が語源とされ、性的マイノリティを理解し、支援する人たちのことを指します。
企業等を中心に6色の虹色のレインボーフラッグやステッカーを掲示するなど、アライであることを表明する取組みも広がっています。
6色の虹色は、LGBTQをはじめとする性的マイノリティが差別や偏見にさらされることなく生きていく社会をめざす想いが込められています。
性的マイノリティの当事者やその家族等が抱える課題解決を図るために、性的マイノリティに関する支援方針を策定しました。
平成30年度から、この支援方針に基づいて、性的マイノリティ支援の充実に取り組みます。
「パートナーシップ宣誓の取扱いに関する要綱」を策定し、パートナーシップの宣誓による宣誓書受領証の交付を通じ、性的マイノリティの方々が抱えるいきづらさの解消につなげます。
LGBTQをはじめとする性的マイノリティの方やその周りの方々が、安心して相談できるLGBTQ電話相談や様々な相談・問合せ窓口を開設しています。
当事者の方が安心して過ごせる場づくりとして、4月を除く毎月1回交流事業を実施しています。
性的マイノリティの支援に取り組む企業を登録し、その情報を広く発信することにより、性的マイノリティに対する市民や社会の関心・理解を深め、多様性を認め合う共生社会の実現をめざす制度です。