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更新日: 2020年4月1日

各ページ制作秘話|「福岡市への企業立地に関するご案内」ホームページ

ここでは、「福岡市への企業立地に関するご案内」ホームページの各ページデザインを制作するにあたり、苦労した事、こだわったポイントやそのゲームに対する思い出などなど、余す所なくお伝えします。


ドット絵の制作については、特段特別な手法を用いたわけではありません。フリーのドット絵制作ツールを使い、キャラクター地面や背景などのパーツを1個ずつ制作しパワーポイントでつなぎ合わせて「図として保存」という原始的な手法で制作しています。効率的なやり方あれば、誰か教えて頂きたかった。。。



全てはバンゲリング〇イから始まった…

ホームページリニューアルにあたりコンセプトを考えていた時のことです。通常のページを作っても面白くない。クスリと笑えて楽しんでページを見てくれる方法はないかとずっと考えていました。


そんなある日、ふとしたことから友人とバンゲリング〇イというゲームの話で盛り上がりました。その時です。「ゲーム感覚・ゲームの世界観のホームページがあれば面白いのではないか?」というアイデアが降ってきました。まさしく天のお告げです。すべてはそこから始まりました…



TOPページ

「福岡市への企業立地に関するご案内」トップページのメインビジュアル


言わずと知れたドラゴン〇エストの戦闘シーンです。福岡市が表れてコマンド(「制度をみる」、「魅力をみる」など)を選択し、攻略していくような世界観を出しました。各コマンドはクリック可能。対応するページに飛んでいきます。「にげる」も選択可能です。押してみてのお楽しみ。この画像を見るたびに、戦闘シーンの音楽が自分の頭の中でリピートされます。


また、一番最初に制作したものがこの福岡市のドット絵です。タワー、ドーム、シーホークなど福岡のアイコンとなる風景ですね。このドット絵が制作できたおかげで自信につながり、色々なドット絵を作ることができました。逆に言えば、この画像ができてなければ、このホームページはできなかったことになります。うーん感慨深い。


ページを作るにあたり、戦闘画面で一番好きなのはドラ〇エ1なのですが、CEOやディレクターなどの複数人数の世界観を出したかったため1は却下し、これまでのゲーム人生で一番衝撃をうけた(といっても過言ではない)3をモチーフにすることにしました。


当時小学校6年だった自分にとって、なんといっても復活の呪文の煩わしさから解放されたのは、今でも忘れられない衝撃です。(ネクロゴンドの洞窟でいなずまのけんを取った後にデータが消えた時の衝撃も忘れられません。)


また、4に導入されたAI機能「さくせん」ウインドウもオマージュで挿入。「しんしゅつしようぜ」という作戦名を入れることで、福岡市への進出を検討している企業様にとって、まさに自分事として捉えることができるページとなりました。ちなみに、CEOやデレクタのヒットポイントなどの数値に特段意味はありませんが、レベルは何となく年齢に近い数字にしています。



「福岡市への企業立地に関するご案内」トップページのメインビジュアル(ボツ版)

こちらはボツとなった別案のTOPページです。ファイナル〇ンタジーをモチーフにしています。最後までドラ〇エにするかファイナル〇ンタジーにするか迷ったのですが、ここに出てくる福岡市の画像(ちなみにこれは福岡市のマップです)が、知らない人には分かりにくいだろうということで却下しました。CEOやディレクターといった各キャラクターも登場するので、個人的には思い入れのある画像です。持っている武器がPCというのもこだわりの一つ。



企業立地の助成制度・税優遇のページ

「企業立地の助成制度・税優遇」ページのメインビジュアル

このページは、ある意味TOPページ以上に、福岡市への進出を検討されている企業様にとって興味があるページだと思います。そのため、TOPページのドラ〇エの世界観をそのまま踏襲する形で、立地交付金や税優遇などの制度をカテゴリ毎に端的に説明できるよう努めました。「\500,000さずけよう」とか「クリックじゃ」とかポイントとなる言葉をドラ〇エ特有の王様口調を使って話すことで、クスリと笑えるようなページになったと思います。



「企業立地の助成制度・税優遇」ページの別のビジュアル

余談ですが、左上のコマンドのうち「りすけ」はクリック可能です。押してみてのお楽しみです。


制作にあたって苦労したことは特にないですが、ブロック、床、絨毯、王座などパーツが組み合わさってドラ〇エ風に見えた時は嬉しかったです。



研究開発用オフィスページ

「IT・デジタルコンテンツ・医療・環境などのオフィス」ページのメインビジュアル

進出数が一番多い、IT系の研究開発用オフィスのページです。この分野は自分が担当していることもあり、力をいれた画像です。見てわかる通りドラ〇エのタイトル画面のオマージュですね。小学校の時、ファミコンにカセットを差し込んでスイッチオン。ペラペラな音楽に合わせこのタイトルロゴが出てきた時は、あまりのカッコよさに本当に感動しました。


制作にあたり苦労したのは、元のロゴは英語ですが、こちらは漢字で制作しなければならないという事と、立体感やひび割れた岩のような質感をいかに出すかという事です。まずはWordで文字をそれっぽい形に作り、それを見ながらカチカチとドットで制作という途方もない作業を行いました。やり方は非常に原始的ですが、立体感・岩のような質感もしっかり表現され出来栄えとしては満足です。一つ不満があるとすれば、研の部首「いしへん」の左上の立体部分が大きくなって、若干パースが狂ってしまったところですかね。もう一度やり直す気力が沸かず、フィニッシュとなりました。



コールセンターのページ

「コールセンター」ページのメインビジュアル


スーパーマ〇オブラザーズのタイトル画面のオマージュです。これもやりこんだゲームの一つです。2面の水中ステージでゲッ〇ーにやられたり、8面の足場が狭いことなど、クリアするのに苦労したのが思い出される作品です。初めてピー〇姫を救出した時は、当時小学生ながら、何とも言えない充実感・満足感を得ました。


1作目のマ〇オブラザーズも面白かったのですが、こちらの方がテクニックが必要で長く楽しめるゲームでした。スーパーマ〇オ2になると、ル〇ージがBダッシュで滑りまくり操作が非常に難しく、途中でクリアをあきらめた記憶があります。


制作にあたっては、特に難易度が高い訳でもなくすんなりと作れた画像です。



本社機能のページ

「本社機能」ページのメインビジュアル

職場の先輩に、当時ハマったゲームについて聞きました。かえってきた答えは「ゼビ〇ス」。その一言でこの画像の制作が始まりました。


まずは、本物のゼビ〇スのタイトルロゴを見ながら「本社機能」という文字をそれっぽく紙に描き起こしました。お次は、その紙を見ながらドット絵で作りこんでいくという、これまた根気のいる作業をしました。当初、本社機能のロゴだけで満足していたのですが、それだけだと何のゲームのオマージュかわかりにくかったため、急遽アンドアジェネ〇スやソルバ〇ウを追加。アンドアジェネ〇スの質感等を出すのにかなり時間がかかりました。わずか4色ぐらいしか使っていませんが、いい質感が出せたと思います。


ちなみに、ゲームのイントロは簡単で(ですがすごくカッコいい)、人差し指一本で小学校の教室のオルガンを弾きまくっていたのは今となってはいい思い出です。(ドラクエのタイトルも弾いてました。)また、当時のコントローラーのABボタンは四角のゴム製で、角が食い込んでボタンが押しっぱなしの状態になるトラブルがあり(なぜかゼビ〇スで多発しました)、それに気を取られ被弾するパターンが多々ありました。これもまたいい思い出です。



物流関連業のページ

「物流関連業」ページのメインビジュアル

エキサイトバ〇クのオマージュですね。懐かしい。このゲームの素晴らしい点は、「DESIGN」モードがあったというところ。(当時は「DESIGN」の文字が読めませんでしたが…。)自分のコースが自由に作れたので、お互いにコースを作りあい兄弟や友達と遊びまくりました。ジャンプ時、前傾にすると飛距離が伸び、逆にウイリーすると高さが出るんですよね。(ウイリーしすぎると後ろに倒れます。)単純明快ですが面白いゲームでした。ちなみに、このゲームで「オーバーヒート」という単語を覚えました。


制作にあたっては、特に難しいこともなくすんなり完成しました。しかし、バイク1台だけだと寂しい感じがしたので「1973年式1200ccショベルヘッドチョッパー」を急遽追加しオリジナル感を出しました。



都市型工業のページ

「都市型工業」ページのメインビジュアル

記念すべきディスクシステムの1作目、ゼ〇ダの伝説のタイトル画面のオマージュです。このゲームは、親にねだってディスクシステムと一緒に買ってもらいました。必勝本(自分の地元では、「攻略本」ではなくこう言っていた)を見ながら、何とかクリアできたゲームでした。ライフが満タンの時は、ビヨーンビヨーンと剣からビームが出るんですよね。懐かしすぎる。


また、当時としては、ディスクシステムは超画期的なゲームでした。カセットと比べディスクの値段も安かったんですが、なんといっても500円で書き換えが可能なところが良かった。(磁気に弱く、書き換えがうまくいかない時もありましたが。)悪魔城ド〇キュラ、メト〇イド、リ〇クの冒険などいろんなゲームに書き換えて楽しみました。


制作にあたっては、左右の岩山が一番難しかったです。よく見ると右と左では岩山の感じが違うと思います。右はゼ〇ダの伝説のタイトル画面を見ながら描いたもの。左は何も見ずに描いた全くのオリジナル。個人的には右の方がゲームっぽくて好きです。


都市型工業の文字の下にある剣の画像ですが、最初は日輪刀(鬼〇の刃が好きなので)を載せようと考えていました。しかし、いざ画像を作ってみると、想像以上に「和」のテイストが強くなってしまい、同時期のディスクゲーム「謎の村雨城」感が出てしまったため却下となったのは余談です。


日輪刀を描いてみた



グローバルビジネス(外資系)のページ

「外国・外資系企業のオフィス」ページのメインビジュアル

格闘ゲームの草分け的存在、イー〇ルカンフーのオマージュです。当たり判定が厳しく、ちゃんとした距離じゃないと敵にダメージを与えられないもどかしさや操作スピードの遅さ、自分は素手なのに敵は容赦なく武器を使ってくるなど、単純なようで奥が深いゲームでした。


最終ステージでは巨漢の敵と戦うのですが、画像のようにいきなりフライングアタックをかましてくるため、初見でかなりパニくりました。このフライングアタックに飛び蹴りやハイキックを入れる上手い人がいましたが、自分はなかなか出来ませんでした。


そういえば、当時はカセットに自分の名前を書くのが流行っていました。(というか紛失防止でしょうね。)自分の実家にも「3ねん2くみ ○○」(○○は同級生の名前)と描いてあるイー〇ルカンフーがいまだにあります。早く○○君に返さないといけません。


制作にあたっての苦労はありませんが、パーツが多かったため見た目以上に時間がかかりました。ちなみに、フライングアタックをしている敵は「グレートムタにリストバンドとズボンを借りて試合に臨む石井智宏氏(CHAOSのピットブル)」をイメージして制作しました。(プロレス知らない人には意味不明で申し訳ございません。)



福岡市の魅力ページ

「福岡市の魅力」ページのメインビジュアル

ファイナル〇ンタジーの世界観のオマージュです。ステータス画面では福岡市の特長や魅力が網羅されています。たくさんのキャラクター(一人一人のキャラにそれぞれちゃんと設定があります)にて人材の豊富さをアピールし、空港・都心部・自宅・海・自然の近さ等をフィールドで表現することで、ビジネス環境の良さ、住みやすさをアピールしています。バックアップ拠点としての特性だけ、なぜかドラ〇エの世界観が出てしまいましたがご了承くださいませ。


制作にあたっての苦労は特にありません。あえて言えば海のドット絵を作る時でしょうか。この海のドット絵は16×16マスの正方形を基本として作ったのですが、上下左右繋がること考えながら、水面の模様をデザインしました。それが違和感なく繋がり、きちんとファイナル〇ンタジー風に見えたのは嬉しかったですね。



物件情報のページ

「物件情報」ページのメインビジュアル

はじまったら、セーブ機能がないのでクリアするまで終われない。電源を切ったら最初から。そ

んなタフネスが要求される伝説のゲーム、ポート〇ア連続殺人事件のオマージュです。

にんげん味あふれる会話、選択可能なコマンド、BGM無しシンプルな展開、主人公目せ

んのグラフィックなど全てが斬新でしたが、なんといっても犯人を暴く最後の大どんでん返し

は、もはやファミコン史上最強と言っても過言ではない!

ヤマカワ耕造邸の地下迷路や、「こめいちご」の謎解きなどで一喜一憂しましたが、この

スバらしいエンディングにはどれもかないません。ゲーム史に刻まれる名作だと思います。



ネットなど無い時代にもかかわらず、ゲームを遊んでなくても犯人だけは知っているという同級生もいましたので、このゲームの犯人は「おそらく日本一有名な犯人」として今後とも君臨し続けるでしょう。ゲーム終了後にパッケージデザインを見ると、なるほど~と改めて理解できる仕組みになっているのも秀逸でした。ここではネタバレを防ぐため犯人は伏せさせていただきたいと思います。


ちなみに、この画像の制作は全然難しくありませんでした。キャラクター以外はパワーポイントの図形を駆使して作りました。このホームページの中で恐らく一番原始的な制作方法と思いますが、タワー、ドーム、Fukuoka Growth Nextを画面上に登場させましたので、個人的には満足のいく画像です。ゲームでの主要人物であるヤスに変わるキャラクターは「日本レコード大賞受賞時の尾崎紀〇彦氏」をモチーフに制作しました。(特に意味はなく、ただファンなだけです。)



おわりに


以上簡単ではありますが、このホームページの制作秘話をお伝えしました。長文・駄文にお付き合いいただき誠にありがとうございます。これ以外にもグラ〇ィウス、メト〇イド、魔〇村、月風〇伝、ロード〇ンナー、スペ〇ンカー、エレベーターア〇ション、カラ〇カ、高〇名人の冒険島などなど、ここでは書ききれないくらい候補がありましたが、吟味に吟味を重ね自分の技術力と照らし合わせた結果、上記のゲームを選定させていただきました。機会があれば(おそらく無いです)、別のゲームにもトライしたいと思います。最後に…



このホームページは、自分の限界に挑んだゲーム大好き熱血職員の記録である。福岡市役所内においてデザインとは全く無縁の職員が、幼少期の思い出の中から健全な精神を培い、わずか数か月でドット絵を作り上げた奇跡を通じその原動力となったゲームへの信頼と愛を余す所なくオマージュしたものである!