福岡市は、地震発生直後から緊急消防援助隊、給水車を出動。救援物資搬送や災害派遣応援隊、医療チームの派遣などを行いました。また、避難者の受け入れや暮らしのサポートなどの支援を行っています。
現在も職員を被災地へ派遣し、復興のため継続的な支援を続けています。現地の状況を職員が報告します。
今回は、岩手県陸前高田市に派遣され区画整理業務に従事する二人の職員に話を聞きました。
私たち2人は、区画整理係として都市を再生していく事業を担当しています。陸前高田市は、平地に合った市街地が全て津波で流されました。到着したときは「このまちのために何ができるのか、役に立ちたい」と強く思いました。まちをコンパクトにして、かさ上げした土地や高台へ移動し、安心して暮らせる都市をつくるために日々奔走しています。
3月には、福岡といわて花巻を結ぶ空の便が開設されました。ぜひ、東北に足を運んでみてください。
テレビの情報である程度知っているつもりでしたが、実際現地に入ってみると、本当に何もない。「とにかく早く復興させたい」と思いました。
地元の皆さんは、心から歓迎してくれています。深い悲しみや大きな困難を乗り越えてこられた人たちの、強さや優しさを実感しています。災害から1年が過ぎ、復興はまだまだ…というよりこれからです。福岡の皆さん、遠く離れていますが、震災のことを忘れないでいてください。
打ち合わせをする二人
他の都市からも多くの職員が派遣されています
岩手県東南部に位置する陸前高田市
▽派遣に関すること=人事課
電話:092-711-4187
FAX:092-733-5559
▽市内避難者の支援に関すること=市民局総務課
電話:092-711-4064
FAX:092-733-5595
(ふくおか市政だより2012年6月15日号より)