福岡市は、地震発生直後から、さまざまな復興支援を行ってきました。現在も職員を被災地へ派遣し、復興のため継続的な支援を続けています。現地の状況を職員が報告します。
今回は、岩手県からの報告です。
昨年の9月から3カ月震災がれきの処理支援業務に携わって以来、2度目の赴任で4月から岩手県の廃棄物特別対策室に勤務しています。
被災地を初めて訪れたとき、陸前高田市から北上すると平坦地はどこも建物の基礎が残っているだけの状況で、がれきの山が続くのを見ていると果たして何年で片が付くのだろうかと、ぼうぜんとしました。
現在、県内の6市町村から県に依頼されている震災がれきの処理を担当しています。がれきは人力と機械で可燃物、不燃物、リサイクル物(金属、木材等)に分別後、可燃物は焼却処理(仮設焼却炉等)、不燃物は復興資材活用と埋め立て処分となります。私はそれら現場の運営監理を行っています。
被災沿岸部では少しずつがれきも減り、仮設店舗等が増えてきてはいますが、復興はまだまだこれから。被災者の皆さんが一日でも早く元の生活に戻れる手助けになればと考えています。
震災がれき処分場の前に立つ篠原さん
▽派遣に関すること=人事課
電話:092-711-4187
FAX:092-733-5559
▽市内避難者の支援に関すること=市民局総務課
電話:092-711-4064
FAX:092-733-5595
(ふくおか市政だより2012年8月15日号より)