福岡市は、地震発生直後から、さまざまな復興支援を行ってきました。現在も職員を被災地へ派遣し、復興のため継続的な支援を続けています。
今回は、宮城県仙台市からの報告です。
4月から仙台市教育局の学校施設課に勤務しています。昨年は、ボランティアで東北を訪れましたが、赴任した仙台市も想像以上に被害が大きく、他都市からの応援職員や仙台市職員と共に、一日も早い復興を目指して働いています。
現在、仙台市の三つの小学校を担当し、震災でよう壁が崩れたり地盤が緩んだりして使えなくなったグラウンドや傾いてしまった遊具など、被災した学校施設の整備を行っています。
小学校の復旧工事の際には、今後、地震が起きたとしても外壁落下などの危険が及ばないように遊具を配置するなど、安全対策にも力を入れています。
子どもたちは、工事のために狭くなったグラウンドで遊んでいます。早く伸び伸びと遊べるように、安心して学校生活が送れるように、力を尽くしたいと思います。
職場の皆さんと(後列、左から2番目)
がれきが山積みになった小学校のグラウンド
昨年の10月から都市整備局の市営住宅課でプレハブの仮設住宅に関する業務を行っていましたが、今年4月からは被災者が今後住むことになる復興公営住宅の整備に携わっています。家賃や場所、入居方法などを検討し、8月までに結論を出す予定です。
現在は、東京都と神奈川県相模原市の応援職員と一緒に仕事をしています。さまざまな場面で情報や意見を交換し、協力しながら業務に取り組んでいます。
この1年は、とても大事な「勝負の年」です。まだまだ先は長いですが、被災者の皆さんが安心して生活できる環境をつくりたいと思います。
現在計画中の復興住宅完成図
▽派遣に関すること=人事課
電話:092-711-4187
FAX:092-733-5559
▽市内避難者の支援に関すること=市民局総務課
電話:092-711-4064
FAX:092-733-5595
(ふくおか市政だより2012年7月15日号より)