バリアフリーとは、高齢者や障がいのある人などが社会生活をしていく上で障壁(バリア)となるものを除去(フリー)することです。
みんなが一緒に気持ち良く暮らしていけるように、わたしたち一人ひとりが、お年寄りや障がいのある人などを理解し、協力していくことが大切です。
みんなが“バリア“を感じることのない、やさしいまちをつくりましょう。
道路や施設などのバリアフリー化が進んでも、利用できなければ意味のないものになってしまいます。
使う人の立場になって一人ひとりが気をつけましょう。
障がいや年齢、性別に関係なくそれぞれの人にとってどんなことが障がいになるのかを理解し、日ごろから、ちょっとした手助けが普通にできるようになるといいですね。
まちで見かけるサインやマーク。どんな意味をあらわしているのか紹介します。
バリアフリーについて、わかりやすく説明したリーフレットを紹介します。
「ユニバーサル都市・福岡をめざしたバリアフリーのまちづくり」について、みなさまのところへ訪問してお話します。
福岡市では、「福祉のまちづくり条例」「バリアフリー基本計画」に基づき、多くの人が利用する建築物や旅客施設、道路、公園などを整備する際には、高齢者や障がいのある人をはじめ、すべての人が安全で快適に利用できるようバリアフリーを推進しています。
みんなが一緒に気持ち良く暮らしていけるように、わたしたち一人ひとりが、お年寄りや障がいのある人などを理解し、協力していくことが大切です。
みんなが“バリア“を感じることのない、やさしいまちをつくりましょう。
道路や施設などのバリアフリー化が進んでも利用できなければ意味のないものになってしまいます。
使う人の立場になって一人ひとりが気をつけましょう。
この駐車スペースは、障がいのある人や車いすを利用する人、高齢者等で歩行困難な人が使用するスペースです。
平成24年から「ふくおか・まごころ駐車場」制度がスタートしました。利用証の交付を受けた障がいのある人や、妊産婦などが利用できます。利用証を持たない方の駐車はご遠慮ください。
誘導用ブロックは、目の不自由な人が安全に歩くために手ががりとなる重要なものです。
ブロック上や周囲に物を置いたり、自転車を止めたりすることは、移動の妨げになり、転倒など事故につながる危険があるのでやめましょう。
バリアフリートイレは、車いす使用者や子ども連れの人など、一般トイレを利用できない人が使えるように、広さへの配慮や多機能な設備を備えています。そのトイレを必要としている人の利用を優先しましょう。
バリアフリートイレキャンペーンポスター(国土交通省) (1,655kbyte)
障がいや年齢、性別に関係なくそれぞれの人にとってどんなことが障がいになるのかを理解して、日ごろから、ちょっとした手助けが普通にできるようになるといいですね。
急な坂道(勾配)や段差は、車いすでは越えられないことがあります。また、ボタンに手が届かなかったり、上の方に書いてあるものが見えないことがあります。
目の不自由な人には、全く見えない人と、視力が弱い人がいます。全く見えない人は、白杖と足の裏の感覚をたよりに、点状ブロックをたどって歩きます。
耳の不自由な人は、車のクラクションや自転車のベルなどが聞こえず、すぐそばまで近づいていることに気付かないことがあります。また、非常時にアナウンスがあっても様子がわからず不安になってしまいます。
知的障がいのある方はコミュニケーションを上手に取れないことがあります。また、素早く判断し行動することが苦手です。
運動神経や体力が低下し、疲れやすく体の安定が難しくなります。目が見えにくくなったり、耳も聞こえにくくなったりすることがあります。
妊娠している人は長時間の歩行や立ち姿勢が苦手です。また、足元が見えません。
ベビーカーは、段差があったり、幅が狭いと通れないときがあります。
マタニティマーク
みんながやさしいまちづくり
~まず、あなたから声をかけてみましょう~
イラスト 出典:国土交通省関東運輸局「こころのバリアフリー」ガイドブック
まちで見かける障がい者に関するマーク。これらのマークはどんな意味をあらわしているのか紹介します。
(参考:内閣府「障害者に関するマークについて」)
障がいのある人が利用しやすい建物、施設であることを表すための世界共通のシンボルマークです。駐車場などでこのマークを見かけた場合には、障がい者の利用への配慮について、御理解、御協力をお願いいたします。
(※注)このマークは「すべての障がい者を対象」としたものです。
肢体不自由であることを理由に、免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークです。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
聴覚障がいであることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークです。
危険防止のためやむを得ない場合を除き、このマークを付けた車に幅寄せや割り込みを行った運転者は、道路交通法の規定により罰せられます。
視覚障がい者の安全やバリアフリーに考慮された建物、設備、機器などに付けられている世界共通のマークです。信号機や国際点字郵便物・書籍などで身近に見かけるマークです。
このマークを見かけた場合には、視覚障がい者の利用への配慮について、御理解、御協力をお願いいたします。
聞こえが不自由なことを表す、国内で使用されているマークです。
このマークを提示された場合は、相手が「聞こえない」ことを理解し、コミュニケーションの方法への配慮について御協力をお願いいたします。
身体障がい者補助犬同伴の啓発のためのマークです。
補助犬とは、盲導犬、介助犬、聴導犬のことを言います。公共の施設や交通機関はもちろん、デパートやスーパー、ホテル、レストランなどの民間施設でも同伴できます。
補助犬はペットではありません。体の不自由な方の、体の一部となって働いています。お店の入口などでこのマークを見かけたり、補助犬を連れている方を見かけた場合は、御理解、御協力をお願いいたします。
人工肛門・人工膀胱を造設している人(オストメイト)のための設備があることを表しています。
オストメイト対応のトイレの入口・案内誘導プレートに表示されています。
このマークを見かけた場合には、そのトイレがオストメイトに配慮されたトイレであることについて、御理解、御協力をお願いいたします。
身体の内部に障がいのある人(内部障がい者)を表しています。外見からは分かりにくいため、様々な誤解を受けることがあります。
このマークを着用されている方を見かけた場合には、近辺での携帯電話使用を控えたり、電車などの優先席使用、障がい者用駐車スペースの優先使用について御理解、御協力をお願いいたします。
福岡市は、福岡のまちづくりを市民の皆様とともに進めるための取組みの一つとして、市の職員が地域に伺い、市の取組みや暮らしに役立つ情報などを説明する「出前講座」を行っております。
「ユニバーサル都市・福岡をめざしたバリアフリーのまちづくり」について、皆様のところへ訪問してお話します。
ぜひご利用ください。
福祉局地域福祉課バリアフリー推進係
TEL.092-733-5344 FAX.092-711-4232
chiikifukushi.PWB@city.fukuoka.lg.jp
福岡市では、「福祉のまちづくり条例」「バリアフリー基本計画」に基づき、多くの人が利用する建築物や旅客施設、道路、公園などを整備する際には、高齢者や障がいのある人をはじめ、すべての人が安全で快適に利用できるようバリアフリーを推進しています。
車いす使用者や高齢者をはじめ誰もが歩きやすいような段差のないフラットな歩道を整備しています。
また、視覚障がい者誘導用ブロックは、黄色を基本とし、周辺の舗装とはっきり区別できるように整備することで色覚に障がいのある人も安全に歩けます。
【明治通り唐人町付近】
視覚障がい者誘導用ブロックは、地下鉄出入口や近隣の公園まで連続的に設置しています。
誘導ブロック(線状)
警告ブロック(点状)
【明治通り地下鉄大濠公園付近】
音響式交通信号機は、青信号に変わったことを音声で知らせたり、音響により横断の方向を示すなどの機能があります。
横断の方向を示す音響は、特定のメロディ又は擬音(「ピヨ・ピヨピヨ」「カッコー・カカッコー」)による方式があり、現在は、擬音式を標準に設置しています。
【那の津通り福祉センター交差点】
エスコートゾーン とは、横断歩道上にある突起体の列のことで、視覚に障がいのある人が道路を横断する際、横断に横断方向の手がかりとなります。
【那の津通り福祉センター交差点】
大きさの異なる都市サインを設置することにより、目的に応じた位置情報を得ることができます。
【博多駅前交通広場】
背の低い人に配慮して2段の手すりを設置しています。
手すりには、視覚に障がいのある人に行き先を案内する点字表示を貼り付けています。
また、転倒を防止する目的で段の端部を目立つ色で示すとともに、滑り止めの加工を行っています。
【JR九州筑肥線九大学研都市駅】
改札口、トイレなどの主要施設を音声で案内しており、視覚に障がいのある人に配慮しています。
【市営地下鉄七隈線】
ホームの列車運行案内表示に液晶モニターを使用し、カラーや絵などによる表示でわかりやすく案内しています。構内アナウンスが聞こえにくい聴覚に障がいのある人も図から情報を得ることができます。
【西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅】
内方線付点状ブロックとは、ホーム側を表示する線状突起(内方線)があるブロックのことです。内方線があることで、視覚に障がいがある人は、点状ブロックのホーム側を通行することができます。
ホームからの転落や車両との接触を防止するため、可動式ホーム柵を設置しています。
【市営地下鉄】
エレベータ操作スイッチは、右利き・左利きの人が操作できるようドアの両側に設置しています。
また市営地下鉄七隈線では、車いす使用者やベビーカー利用者が乗降しやすいよう、エレベータに最も近い場所に、車いす・ベビーカー優先スペースのある車両が停車します。
【市営地下鉄七隈線】
トイレの案内板に人が近づくと自動でトイレのレイアウトを音声で知らせてくれます。
【市営地下鉄七隈線】
一般のトイレとは別にバリアフリートイレを設置しています。
バリアフリートイレには、オストメイト(※注1)の設備や介護ベッドなど、多くの方が利用可能な設備が設置されています。
また、車いす使用者の利用に配慮した広いスペースを確保しています。
オストメイトとは、大腸がん、ぼうこうがんなどの治療のため人工肛門、人工ぼうこうなどのように、手術で人工的に腹部に「排泄口」(ギリシャ語でストーマ)をつくった人のことです。
【西鉄天神大牟田線西鉄福岡(天神)駅】
車いす、ベビーカー等を使用する人が安心して利用できるよう車いす・ベビーカー等の優先スペースを設け、車両の内外に案内表示を行っています。
【市営地下鉄】
バス乗降時に車内にステップがないため、高齢者や障がいのある人、ベビーカーを使用する人など誰もがスムーズにバスの乗降ができます。
【西鉄バス】
障がいのある人や妊産婦などが利用できる幅が広い(幅3.5m以上)駐車場を設置しています。駐車区画横のゼブラの部分は、ドア大きく開けて乗降する際のスペースとして確保しています。
【さいとぴあ(西部地域交流センター)】
屋外から館内まで連続した視覚障がい者誘導用ブロックを設置しています。
【さいとぴあ(西部地域交流センター)】
非常口誘導灯に「誘導音スピーカー」「点滅装置」の機能を付加することにより、火災時などに視覚に障がいのある人や聴覚に障がいのある人を誘導することができます。
【市民福祉プラザ】
電子掲示板は、画面の更新が可能であるため、その日に行われる会議の情報を確認することができます。
【市民福祉プラザ1階エントランス】
階段の横にスロープを設置し、段差を解消することで、車いす使用者やベビーカー利用者も安全に通行できます。
【西鉄ソラリアステージビル】
音声・文字・点字による案内や大きな階数表示、低い位置のボタン、手すりなどを設置しています。
【市民福祉プラザ】
バリアフリートイレには、可動式の手すりや介護ベッド、オストメイトの設備、ベビーチェアなどの設備を設置しています。
【市役所本庁舎議会棟】
周辺案内地図や広域案内地図を設置し、施設やバス停などの情報を得ることができます。
日本語による案内表示のほか、外国人にも配慮し、英語、中国語、韓国語でも表示しています。
【舞鶴公園】
公園利用者の安全確保のため、オートバイ等の侵入は防止しながら、車いす(※注)使用者は、通行できるように配慮された車止めが設置されています。
(※注)電動車いす等サイズにより一部通行できないものもあります。
【警固公園】
公園にも一般トイレのほか、車いす使用者や子ども連れの人などが利用できるバリアフリートイレを設置しています。
【警固公園】