子どもが困ったときに「話してみようかな」と思うのは、ふだんから顔を知っていて、安心できる人です。
また、家族以外にも自分を温かい目で見ていてくれる人がいると感じられることは、子どもにとって、とても大切なことです。
何か話そうとしなくても大丈夫です。まずは笑顔で「こんにちは」と言ってみませんか。
子どもたちは、大人とは違う目線で社会を見ています。
大人の想像とは違うところで悩んでいたり、大人に頼ってほしいところを自分だけで頑張っていたりします。
自分の子ども、近所の子どもの話を、いつもより少しだけ長く聴いてみる。
一人ひとりの大人の話を聴く姿勢の積み重ねが、助けを必要とする子どもにきっと届きます。
保護者が虐待にいたる背景には、仕事や生活に余裕がなかったり、頼れる人がいなかったり、体調が悪かったりして、気持ちが追い詰められている場合があります。
そんなとき、職場で、駅で、スーパーで、困った場面を見かけたあなたに「大丈夫ですか?」「手伝いましょうか?」と声をかけられたら…。
驚いて立ち去られるかもしれませんが、その人の心の中には、きっと少し温かい気持ちが生まれています。
大人同士のちょっとした支えの積み重ねが、家庭の中にいる子どもにもプラスに働くはずです。
189は、「虐待かも」と思った時や子育てに悩んだ時に、すぐに児童相談所に通告・相談ができる全国共通の電話番号です。
近くの児童相談所に24時間つながります。通告・相談は、匿名で行うこともでき、通告・相談をした人やその内容に関する秘密は守られます。
連絡をいただくことで、その家庭への支援を始めることができます。
児童相談所虐待対応ダイヤル「189(いちはやく)」広報啓発動画
(下の画像をクリックすると再生します)
なお、子どもの命の危険が感じられるような緊急な場合は、警察に通報してください。
どのようなときに通告するのかを知りたい方はこちらをご覧ください。
子育てに悩んでいる方や、家庭のことで悩んでいる子どもが身近にいたら、ゆっくり話を聴いてあげてください。
また、相談機関にご相談いただくと、今後のことを相談員が一緒に考えます。
一人で抱えず、誰かと一緒に考えることで、見えなかった解決策が見えてくることがあります。
悩んでいる方がいたら、ぜひ、相談窓口を伝えてください。
また、相談に行くということは、緊張や不安を伴います。可能であれば、一緒に窓口に行っていただけると、不安がやわらぎ、相談するまでの大きなサポートになります。
子どもや家庭の現状を知ることや、支援するための方法を学ぶことは、とても大事なことです。
子どもや家庭に関する考えが深まったり、そこに集まった人たちとの出会いで新たな支援のアイデアが生まれるかもしれません。
このホームページでも、講演会や講座、イベント情報などを紹介しています。ぜひチェックしてみてください!
オレンジリボンは、子ども虐待のない社会を目指す運動のシンボルマークです。
衣服や持ち物にオレンジリボンを着けることは、”子育てを温かく見守り、お手伝いしたい”というメッセージになります。
オレンジリボンを着け、あなたの想いを発信してみませんか。
オレンジリボンには、子ども虐待を防止するというメッセージが込められています。
オレンジリボンについて(外部リンク)
福岡市子ども虐待防止活動推進委員会には、子どもや家庭を支援する様々な団体が参加しています。
イベントや相談支援活動などのボランティアを募集している団体もあります。
あなたの得意なことで子どもや家庭を支えるチャンスが見つかるかもしれません。
ぜひ、参加団体の活動をチェックしてみてください。
子どもや家庭を支援する団体の活動は、寄付により支えられていることが多いです。
直接の活動には参加しにくい方も、付により子どもや家庭を間接的に支援するという方法もあります。
福岡市子ども虐待防止活動推進委員会の参加団体にも、寄付を募っている団体があります。ぜひ、参加団体の活動をチェックしてみてください。
「子育てに悩んでいる」、「事情があって子どもを育てられない」など、育児の悩みについて、専門の相談員が話をうかがいます。秘密は守られますので、安心してご相談ください。
また、「虐待されているのではないか」など、近所に気になる子どもや心配な家族がいる場合も下記までご相談ください。連絡は、子どもや家族を救う支援の第1歩です。
子育て相談リーフレット
リーフレット(長辺三つ折り)は下記よりダウンロードできます。
虐待についての相談先や、通告を迷うときの対応などを知りたい場合はこちらをご覧ください。
福岡市では、関係機関が連携して子ども・家庭を支援するため、各区に要保護児童支援地域協議会を設置しています。