初めてでも、見てすぐに認識できる、分かりやすい「ピクトグラム」
2016年(平成28)年4月にオープン。JR博多駅に直結し、若い世代を中心に、多くの人々が訪れています。
九州初の丸井グループ店舗のオープンにあたり、「お客さま企画会議」や「インターネットアンケート」を通じて、お店のコンセプトからフロア構成、品揃え、サービスなどに多くのお客様の声を反映しています。
店内では、博多織から連想したエスカレーターの壁面、鹿児島県産の杉を使用した休憩スペースなど、九州ならではのデザインを目にすることができます。
年代や性別に関係なく、高齢者の方、障がいのある方、外国人やLGBTの方など、すべてのお客さまにとって居心地の良い店づくりをめざし、さまざまな取組みを行っています。
大きな特徴は、「ピクトグラム」や「数字・文字」を活用した案内表示の分かりやすさです。
はっきりした色や大きなサイズでデザインしており、遠くからもよく見え、また初めて目にしてもすぐに理解できます。
【トイレ】
化粧室の案内表示には「ベビーカーの入室可」、「車椅子、オストメイト対応」、「レストスペース」などの「ピクトグラム」を活用し分かりやすく表示しているため、どの階に何があるのか、すぐに分かります。
みんなのトイレ(多目的トイレ)の入口には、レインボーのステッカーを掲示し、LGBTの方でも安心して利用できるよう配慮しているほか、男女すべてのトイレに「ベビーキープ」を設置しています。
【数字・文字】
店内通路の上部に設置された吊り下げタイプの案内板には、ピクトグラムに加え、トイレマークには「約38m」とトイレまでの距離を表示したり、エレベーターマークには「郵便局側」「博多駅側」と表示したりすることで、目的地までの距離や方角を認識しながら店内を動くことができます。
【対応言語マーク】
JR博多駅に直結し、外国の方が多く訪れるため、インフォメーションでは英語・中国語・韓国語にも対応しています。スタッフは、対応可能な言語のマークがついたネームプレートを着用しており、外国の方がすぐ認識できます。
ほかにも、
・休憩所に、電動車イス用の充電スペースを設置
・休憩用のイスは、多様な体型に配慮して様々なサイズを用意
・店舗では、幅広いサイズの靴やユニセックスデザインの洋服を取り揃え
加えて、1階・2階にある大きな照明器具に、視覚障がい者へ時刻をお知らせする時報サウンドを併設しています。大宰府・観音寺の梵鐘の音をアレンジした時報が1時間に1回やさしく響きます。
また、スタッフは「サービス介助研修」などの様々な研修や検定を受講するなど、「設備面」(ハード)と「接客面」(ハート)の両面から取り組んでいます。
オープンまでの約2年間にわたり、15,000人以上のお客さまと店づくりについて「お客さま企画会議」を600回以上実施しました。
これらのユニバーサルデザインのうち多くのものはお客さまの声を取り入れたものです。
博多マルイの多くの店舗はお取引様のテナントです。お客様のご案内は、テナントのスタッフにもご協力頂くことになりますが、わかりやすいピクトグラム表示のおかげで、スムーズにご対応頂いています。
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