「外国人へのおもてなし」
~インターネットの翻訳機能を活用して、まずはできることから~
「柳橋連合市場」は博多の台所と呼ばれ、100年以上福岡の食を支えてきました。一般のお客さんのみならずプロの料理人も買い付けに訪れます。約100mのアーケードの中に鮮魚店、生鮮食品店、酒類販売店、飲食店など35店舗が軒を連ねています。
博多駅や天神にほど近い立地から、近年では外国人観光客の訪問も見られるようになったこと。
各店舗で積極的に多言語による「メニュー表」や「商品札」、「大きな写真」を設置し、外国人の方も利用しやすいように工夫しています。
例えば、イートインを備えた鮮魚店では店内の壁に「Welcome」の大きな文字を記し、その下のメニューには、英語表記を添えています。メニューを書いた壁はお洒落なブルーで、店内装飾としても一役買っていることに加え、店外からも目に入るため、外国の方に思わず足を止めていただくこともあります。
かまぼこ店では、それぞれの名前を書いた値札に、英語・韓国語・中国語を記載しています。ハングル文字は、パソコン画面を「模写する」という気持ちでインターネットの翻訳機能を活用し、初めて書きました。外国人の方から正しい表現を教えてもらうこともあるなど、コミュニケーションにつながっています。
昔気質な大将がふるまうお店では、「OPEN」「CLOSE」と営業時間を英語で記し、料理写真付の「メニュー表」を準備しています。言葉が通じない場合でも、写真付きのメニューなら、“指差し”で注文を取ることができます。
市場の入口にある案内板は、各店舗を業種別に色分けし、水色は鮮魚店、グリーンは青果店であることが、すぐにわかるように工夫しています。
以前は簡単な日常会話と身振り手振りでコミュニケーションをとっていましたが、たとえ手作りでも外国語のメニュー表などを取り入れる事で、スムーズに接客ができるようになりました。
また、、“インターネット翻訳”や“手書き”など、大きなコストをかけずに実施できる点は、店舗にとってうれしいポイントです。
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