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現在位置: 福岡市ホーム の中の市政全般 の中の市長のオフィス の中の市長会見 の中の市長会見2026年2月16日
更新日:2026年2月25日

市長会見|市長のオフィス

2月16日市長会見

発表内容

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発言・質疑要旨

令和8年度当初予算案の特色(財政局財政調整課)

 

市長
 おはようございます。よろしくお願いします。

 

記者
 幹事社の日本経済新聞です。市長から発表案件のほう、お願いいたします。

 

市長
 はい。というか、今日、年に一度の予算発表でございますので、よろしくお願いをいたします。
 はい、では、行きましょう。新年度、令和8年度の予算のテーマは「成長の果実をあなたの暮らしへ」です。【フリップ1】かなり市民生活、密着な予算となっています。
 福岡市は、都市を成長させる、税収が上がる。その果実を幅広くですね、市内の隅々まで市民生活の暮らしを良くする、生活の質の向上に振り向けていく。こういう好循環をつくっていくということが、これが市政の基本方針なわけでございます。
 そういった意味では、今、福岡のいわゆる、経済については非常に順調にいっているということですので、ずいぶん市民の皆さんに対してですね、市民生活に密着した部分に予算をかけられるようになってございますので、そのような予算を編成をしているので、これから発表していきたいと思います。
 まずはですね、その原資となる税収の話に行きたいんですけれども、福岡市の市税収入、来年度の市税収入は、4,200億円を初めて超えて、過去最高額となる見込みでございます。【フリップ2
 今、観光誘致、それから企業誘致、天神ビッグバン、博多コネクティッド、いろんな取り組みをしているわけでございまして、オール福岡でね、市民の皆さん、企業の皆さん、取り組んでいただいたおかげで、税収が非常に伸びてございます。
 当時、2010年に、私、就任したときが2,600億円台でしたから、16年前から、およそ1.6倍近く増えておりまして、1,600億円増加する見込みでございます。こうして、これまでもこう、増えてきた税収の財源を使ってですね、例えば保育所の整備とか、おむつと安心定期便とか、それから、学校の普通教室、特別教室、さらには体育館も含めてエアコンの整備を進めるとかですね、こうしたかたちで、こうした増えてきた税収で市民生活の質の向上に振り向けてきた。
 特に子ども関連施策については、特に私も力を入れて充実をさせてきましたので、就任当時から比べると、予算規模というのは、およそ2.5倍に増やしてございます。
 こうしたですね、部分に加えて、当然この4期目の、これは公約としても、子育て支援策を充実しますよということで言っておりますので、新年度についても、そのような施策が充実をしてございますので、まずは、そちらからご紹介をしていきたいと思います。
福岡市に住み続けたいという世帯を応援するために、住み替え費用の助成を行います。【フリップ3】お子さんが成長してきたとか、2人目が生まれた、3人目が生まれたとなると、より広い家をですね、必要となるという方もいらっしゃると思うんですが、もちろん家選びというのは、家賃もそうですし、住環境とか、職場への距離とか、いろんな決めるときの要素というのがあると思うんですけれども、やっぱり、そんな中でも福岡市内に住み続けたい、もしくは、今、住んでいる同じ校区の中で住み替えをしたいという方のしっかり後押しをしていくためにですね、新年度からは、市内で住み替える子育ての世帯に対して、住宅の購入、それから家賃、それから引っ越し費用、こうしたものの助成を新たにスタートをいたします。
 これまでも類似の施策はあったんですが、これ、新年度からはですね、助成の対象と金額も大幅に見直すということになります。これまでは中古住宅の購入、そして、引っ越し費用だったんですけれども、そうだけではなくて、新築住宅の購入費、それから賃貸住宅の賃料も対象といたします。さらに、1世帯25万円上限だったものを、これを最大120万円まで大幅に増額をいたします。
 それだけではなくてですね、やっぱり子育てをするときに、ご両親が近くにいるとすごく助かるじゃないですか。それは、急に親、子どもどっちかが病気になるとか、急に対応が必要になる。それから、子育てで孤立しないレスパイトとか、いろんな意味で、やはりご両親が近くにいてくれると子育てって、すごく助かりますよね。
 ということで、三世代の同居、また近居に伴う住み替えについても、新たに支援をいたします。つまり市内に住んでいる親世帯のもとに、子育て世帯が同居や近居のために住み替えるケースもあれば、その逆のケースもあるということですよね。助成額も最大125万円、さらにこれは市外からの住み替えも対象といたします。この事業は18歳までのお子さんや、もしくは妊娠している方がいる世帯を対象といたしますので、お引っ越しを検討されている方は、ぜひご活用いただきたいと思います。これは所得制限ないということになります。
 それから続いて、子育てをみんなで支え合う仕組みづくりにも取り組みます。【フリップ4】まずは、子どもプラザなんですけれども、子どもプラザというのは、乳幼児家庭の身近な集える場所、また、子育ての悩みですとか、情報交換できる場所なんですけれども、ニーズが大変増えてきているということもあるので、市内14ヵ所ある子どもプラザを3ヵ所増設をして、親子が気軽に集える居場所づくりをしたい。
それから、ベビーシッターの派遣と一時預かり施設の充実についても力を入れてまいります。ベビーシッターの派遣、産休後すぐに仕事をしなければならないときですとか、通院、それから、リフレッシュを含めて、自宅で子どもをお世話してくれる、大変便利なサービスであります。市独自の利用負担軽減に取り組んできたということもあって、今、利用ニーズが急増しているということもあります。
 そこでですね、受け皿のさらなる確保に向けて、ベビーシッターになるための研修の拡充、それから、事業者への補助を充実をいたします。これ、一時預かり施設も同様で、急な仕事や用事、リフレッシュ、お子さんを預けることができる施設なんですけれども、現在、市内に13の専用施設があるわけですけれども、施設の開設要件の緩和、それから、運営費の補助制度を拡充する。こういったことによってですね、事業者が参入しやすくなるような仕組みづくりを行いますとともに、出張や休日など、仕事の多様なニーズに対応できるように取り組んでいきたいと思っております。
 先ほど、ご紹介をしました、三世代の同居や近居に伴う住み替え支援なども含めてですね、家族・地域・行政ということで、みんなで子育てを支えて、また子育て中でもキャリアや自分の時間も諦めない、そんな環境づくりを進めていきたいと思っております。
 続いては、続いて、サポートを必要とするご家庭への支援について、新年度ですね、しっかりと充実をしていきたいと思っております。【フリップ5
 まずですね、振り返りますけれども、去年、福岡市の医療的ケア児を持つご家庭において痛ましい事件があった、記憶にも新しいかと思うんですけれども、そうしたご家庭、医療的ケア児がいらっしゃるご家庭への支援を充実をしてまいります。
 まずはですね、修学旅行のような、いわゆる宿泊行事に参加をする際の訪問看護師の同行費用を支援をいたします。医療的ケア児が宿泊行事に参加をするというときにはですね、これまで保護者に付き添いをお願いしていたんですけれども、それで保護者が行けないとなると、やっぱり参加を断念せざるを得ないという状況があったわけです。
 そこで、新年度からは、保護者に代わって訪問看護師が付き添うことも可能として、その看護師の同行に必要となる旅費、報酬、保険料などを市が全額負担をいたします。保護者の負担軽減を図るとともに、医療的ケアが必要な子どもたちが、等しく教育機会を得られる環境づくりを進めていきたいと思っています。
 それから、医療的ケア児や重度の障がい児について、安定的に保育所で受け入れられるような体制を強化いたします。これまでは公立保育所というのが、その受け皿として機能を有していたんですけれども、近年、対象児童が増加をしているというような状況も踏まえてですね、来年から一部の民間保育園を医療的ケア児などを受け入れる指定園として、常時、看護師の配置ができるようにするなど、運営費の支援をすることで、安定的な受け皿の確保に努めていきたいと思っております。
 それから、在宅レスパイト事業について、この事業についてはですね、去年の8月から、特に24時間、人工呼吸器を使用する医療的ケア児に対する自宅などでの訪問看護サービスの利用時間、試行的にかなり大幅に拡充したということは、皆さんもご承知のことかと思うんですが、来年度、新年度はですね、その拡充内容も継続しつつ、さらにそれ以外の医療的ケア児については、現在の年間48時間から104時間へと拡充することで、看護や介護を行うご家庭の負担の軽減を図っていきたいと思っております。
 このような、特に支援が必要なお子さんについての支援策もかなり充実をするというのが、新年度の予算の特徴でございます。
続いて、学校教育の質の向上にも、新年度予算、お金を使っていきたいと思っております。【フリップ6】給食、それから、学校の先生を増やしていくという話ですね。
 まずは、給食の質の向上の話です。去年、いろいろございました。そして、2学期から給食の無償化もスタートしたんですが、無償化にするというと、何か無償化によって質が落ちるんじゃないかみたいな誤解があったりとかですね、不安の声もあったりもした。もちろん、そんなことはないんですけれども。
 それから、「もっとおいしい給食プロジェクト」というものを、教育委員会が立ち上げをしておりまして、その後、総合教育会議で教育委員会の皆さんとの意見交換の場でも、私も直接、ご要望・陳情を受けましてですね、品数を増やしたりするためにも、これはスチームコンベクションオーブン、それから真空冷却機、こういったものが導入されると、焼いたり蒸したりする料理が提供できるようになるとか。それから、2品のおかずを3品に増やせるとか、とにかくハードの整備が必要なんだということを、直接、総合教育会議の場でご要望いただきましたので、100%そのご要望に市長部局としても予算面で応援をしたいということで、令和10年度までに146校すべての小学校に、これらの機器を導入するということで、しっかり支援をしていきたいと思っております。
 これからバリエーション豊かなメニューの提供も可能になると、品数も増えていくということで、こういったハードの整備をしていく。さらに、質の向上のために必要な食材料費、これも増額をして、給食のさらなる質の向上に取り組んでいきたいと思っております。
 二つ目について言うと、学びの質の向上ということで、学級担任が日中に授業の準備ですとか、教材の研究を行う時間の確保が難しいというようなことがございましたので、これについてはですね、課題感が大きい、特に20校に対して、これ25学級程度の小学校で課題があるということで、課題感が大きい小学校20校に対して、各校一人ずつ、国の基準を超えて教員を福岡市独自で配置をしてですね、授業時間、授業の準備時間を確保して、また働き方改革を進めるとともに、学びの質の向上を図っていきたいということでございます。
 ということで、子育てにかかる、いろんな支援策、それから医療的ケア児のようなケアが必要な子どもたちへの支援、それから学校現場での食育、それから先生の増というようなかたちでですね、子どもたちを取り巻く環境について、しっかり予算を組んでいるということでございます。
 ということで、今、非常にやっぱり子ども関係の予算というのは、就任当時から2.5倍ということで、特に数字的に見ても、しっかり力を入れているということでございます。
 では、市民の皆さんの、今度は暮らしのほうの予算について移っていきたいんですけれども、やっぱりしっかり稼げるところで稼いで、そして市内の隅々まで、その恩恵を行き渡らせるという、この都市の成長と生活の質の向上の好循環というのをね、市民の皆さんに感じていただける予算というものを組んでございます。
 順番、これ行こう。こちら、はい。市民の皆さんの生活に身近な近くの公園のトイレの清掃の頻度を増やしたり、それから洋式化を一気に進めていったり、それから身近な道路の線をくっきり引いたりとか、ガタつきを直す。こういう市民生活に密着した部分の予算を大幅に、新年度増やしてございます。【フリップ7
 まず、福岡市内の公園なんですけれども、トイレのある公園が福岡市内で382ヵ所あるわけですね。実は残念ながら、その半分がですね、昔設置した和式トイレのままということです。
 最近、和式トイレを使った記者さん、いらっしゃいますでしょうか。この前ね、私ね、ちょっとね、緊急事態があって、久々に公園のトイレに駆け込むという事態があったんですが、久々に和式使うと、まあ大変。意外と、昔これを当たり前に使っていたんだと。もうズボンもここも、しわくちゃになるし、起き上がるときも結構大変なんですよ。
 これからね、やっぱり高齢社会に向かうにあたって、高齢者もやっぱり立ち上がるの大変ですし、お子さんなんて、そもそも使ったことがないというような方も増えている中で、この洋式化をですね、来年、新年度から一気にペースを上げて、令和12年度までには、必ずトイレのある公園すべてで洋式トイレがあるという状態にしていきたいと思います。
 それから、やっぱりトイレ、公衆トイレを使いたくない理由って、臭い、汚いじゃないですか。できればきれいなところでしたいということで、清掃頻度を増やすと。清掃頻度というのは、もちろん、たくさん使われる公園と、そうでもない公園ということで、頻度まちまちだったんですが、これからは週3回以上、トイレ清掃を行うこととして利用する皆さんがですね、常にきれいなトイレを使えるように清掃頻度を上げていきたいということです。
 それから、道路や歩道の話に行きたいんですが、具体的には道路の区画線、これ、交通量が多い、やっぱり福岡とかになると、どうしても線の上、車が通ったりすると、非常に消えやすくなったりということもあるし、また通行量が多いと、歩道のガタつきなどもあったりということがあるんですが、これについてもですね、予算を大幅増として、区画線をきれいにしたりとか、道路のガタつきというのをきれいにすると、ならしていくと。こういうことについても、しっかり予算をつけていきたいと思います。
 トイレの話もそうだし、身近な歩道とかもそうですけれども、地味といえば地味かもしれませんけど、やっぱり市民生活にとって、とても大事な部分ですし、やっぱりしっかりと都市を成長させていく。そして、市民生活が本当に生活の質が良くなるような実感をですね、身近なところでも感じていただけるようにということで、このような予算を組んでございます。
 それから、安全・安心でいきますと、福岡市の地域防災計画を全面的に見直します。【フリップ8】そして、去年、県が地震に関する新たな被害想定を公表しましたので、ハード・ソフト両面から防災対策をしっかり検証・検討して、しっかり計画に盛り込んでいきたい。
 それから、民間の建築物の耐震化も促進をします。特にですね、建築物の耐震の診断費、これはですね、補助対象、用途や規模にかかわらず、すべての建築物に拡大をしますし、それから道路に面しているブロック塀、これについて除去する場合には、補助率をこれまでの2分の1から3分の2に引き上げて、さらに補助の上限額も15万円から30万円に増額をして、こうした危ないブロック塀の撤去の、早期に除去するということにも取り組んでいきたいと思っております。
 それから、三つ目として、下水道、そして水道の安全対策です。下水道についてはですね、令和元年から市内の全域で実施をしてきた浸水対策であります「雨水整備Doプラン2026」が完了します。これは、過去の水害で浸水したエリアを中心に、雨水管とか、ポンプ場などの雨水の排水施設を整備をするものでして、これによって、福岡市内の浸水の安全度ですね、これは大幅に向上するものと思われます。引き続き、新たな計画の策定にも取り組んでいきたいと思います。
 さらに、水道についても323キロに及ぶ老朽配水管の耐震管への更新というものが、新年度完了させたいと思っております。地震に強いまちづくりを着実に進めていきたいと思ってございます。
 そして続いて、こちら、安全・安心でいくと、まちの安心・安全、市内で設置をしている防犯カメラ、これまではイニシャルコスト、つまり導入費に補助をしていたんですが、これからはランニング、つまり維持管理費にも助成をしていきたいと思っております。さらには、救急車が到着する時間を短くする、こんな取り組みも行ってまいります。【フリップ9
 防犯カメラについてはですね、たくさんの自治協議会や町内会で独自に設置をしていただいているんですが、こうした地域の皆さんとの協議の中でも、特に自治協議会のほうからもですね、購入するだけじゃなくて、維持管理の電気代を含めたですね、維持管理、こっちにもやっぱりお金が非常にかかるということで、なんとか助成していただけないかというような声、聞いておりましたので、新たなかたちで、これ助成をするという方針で予算を組んでございます。しっかり地域の安全・安心につながればと思っております。
 また、救急ステーションで行きますと、笹丘出張所、花畑出張所等に、未然に救急車を配置をすることによってですね、到着時間を短くするという取り組みも、新たに新年度スタートをいたします。
 続いて、SNSによる誹謗中傷などは絶対に許しません。【フリップ10】こちら、本当に市民の皆さんもですね、今、SNS等を使うこと非常に多いと思うんですが、最近は特にやっぱりAIが出てきたことによって、素人の人がこういうのをつくってと書くだけで、これまで編集技術とかがない人でも、すごいそれらしい動画を簡単につくることができるようになった。これ、皆さんもご承知だと思うんで、真偽が分からないという状況。特にやっぱり、これによってインプレッションを増やしたり、コメントを増やすことによって、より多くの人にこう、サジェストされたりとかですね。再生回数を上げるために、わざとデマや誹謗中傷とか、刺激的な動画というのをつくって、やりたい放題のやっぱりSNSが地帯にするわけにはいかない。それによって、人権が侵害されたり、心が病んで、最悪な事態になるとかですね、こういったこと、こんな社会には絶対にしちゃいけないと思うわけです。
 ご承知のとおり、1月、福岡市に対してもですね、福祉行政、これ、生活保護に関する悪質なデマが投稿されて、SNSで広がるということもありました。それらしい動画になっているんで、なんか信じる人も、これでいたりとかですね、被害に遭われた方が、言われのないデマを信じられるというようなことも起きたわけです。
 福岡市としては、これについてはもう、事を重く見ているし、これを、こういったことを今後も繰り返さないためにもですね、現在、ネットトラブルに精通した弁護士を通じて、発信者情報の開示請求の手続きも進めていますし、誰が発信したか、特定次第ですね、法的手段も含めて、これは厳正に対処したいと思っているんですが。
 一方で、個人がそのような被害に遭ったというときにですね、どうしたらいいかって分かんないですよね、個人の場合ね。そうしたSNSなどで誹謗中傷などの人権被害を受けた方を対象として、新たな相談窓口を設けたいと思います。具体的には、チャットボットでのネット相談窓口を設けるほか、削除依頼などの手続きというのを伴走支援しながら、そして案件に応じて、無料の弁護士相談にもおつなぎをしていこうというものでございます。
 まずは、そうした被害を受けた方、新年度、ぜひこういったものを活用していただいてですね、福岡市としてもしっかりそうした被害、遭った方に寄り添っていきたいと思うし、誹謗中傷、デマ、嘘、こういったものは絶対許さないという姿勢で臨んでいきたいと思っております。
 ここまでが、およそ安全・安心とかですね、こういったものに関する話で、次、未来への挑戦の話をしていきたいと思います。
これ、市民生活にも密着に関係するんですけれども、交通の未来を考えるということで、去年、完成しました新たな交通マスタープランに基づきまして、箱崎線と西鉄貝塚線の直通運転化、それから、井尻駅周辺の連続立体交差、さらには地下鉄の国際線までの延伸、さらには姪浜・橋本間の接続・延伸、こういったものについての実現可能性を速やかに検討していきたいと思っております。【フリップ11
 さらに、地下鉄七隈線、これ、ラッシュ時において混雑が続いているという状況も踏まえてですね、現在の4両編成を6両にするということ。これによって、輸送力が150%増えていくということになります。こうした検討をですね、早急に進めることによって、市民生活、そして都市基盤を支える、この交通という部分をしっかりアップデートをできるようにですね、こういった検討、具体化を進めていきたいと思ってございます。
 続いて、若い人のチャレンジを応援していきたいと思います。【フリップ12】特に、円安の状況の中、海外でチャレンジをすることって、ハードルが高くなっているんで、福岡市として新たに福岡市内の大学に在籍をする日本人大学生を対象にして、海外留学にかかる費用を奨学金として貸与します。ポイントはここからなんですが、留学から帰ってきたあと、福岡市ないしはもう福岡都市圏、ここで就職をしてくれたら返済しなくていいですよという、こういった奨学金、大幅に人数をですね、増やしていきたいと思います。
 自分のことを振り返って、またあれですけど、私のときはちょうど円高だったんで、海外に行ったほうが豪遊できるといっちゃあれですけど、好きな食べ物を食べたりとか、海外に行ったほうが安く生活できるという状況があって、だから、いわゆる貧乏旅じゃないけど、そんなにお金なくてもいろんな国を学生時代に見て、そして、いろんな価値観というものを身につけたり、将来の志がそこでできたりっていう人って、本当に多かったと思うんですが。
 今はなんと言ってもとんでもない円安、海外の人が日本のこと安いっていうのは、もう本当にちょっと心にあるものもあるんですけれども、やっぱり円安になると、やっぱり留学しにくい。海外に行ったら本当に物が買えない、ちょっとご飯食べるだけでめちゃ高いという状況になると、海外に行けない日本人の学生が、やっぱり非常に今増えているということも踏まえてですね、新たなこういった人数も増やして、拡大をして応援をしていきたいと思っています。
 それから、今、本当にAIの登場によって、たぶん仕事というものが本当に求められる仕事と必要なくなる仕事というのも増えてくるし、社会から求められる人材というものも、能力も変わってくるわけですね。そこで、そうした状況を踏まえてですね、全国で2校目となる市立の高専、高等専門学校を新設をして、高度デジタル人材を福岡市として育てていこうと思います。
 福岡市では天神ビッグバン、博多コネクティッドによる最先端なオフィスなどの誕生によってですね、より高付加価値なビジネスを福岡に集積させていく、知識創造型産業をはじめとする成長産業の集積に取り組んでいるんですけれども、今後、AIをはじめとする高度な専門性を有する人材の需要がさらに高まることも見込まれるという中で、一方で、こうした技術者というものが非常に日本においては不足をしているという状況もございます。育成が喫緊の課題です。
 そこで、新設する高専では、卒業後すぐに即戦力として活躍できる人材を育成するとともに、そうした高付加価値なビジネス分野へと人材をしっかりと供給できるような基盤を市としてつくっていきたいと思ってございます。
 続いて、動物園の話に行きたい。ゾウに続いて、トラとライオンのエリアもリニューアルをしてまいります。【フリップ13】去年ね、去年じゃない、もう一昨年になるのかな、ゾウさんがね、福岡市にようやくやって来てくれて、しかも坂とかね、自然に近い環境の中で、ゾウさんが伸び伸びと生活をしている様子を見ることができるようになったと思いますけれども、続いてはですね、トラとライオン、そのエリアについても同じようにリニューアルをしていきたいと思っております。
 できるだけ、動物福祉も含めてですね、自然に近い、また、ストレスが溜まりにくい環境というのをできるだけ整備をしていきたいというのが、その思いでございますので、完成を楽しみにしていただきたいと思います。
 次、歴史行きます。鴻臚館、いよいよ復元が新年度いたします。【フリップ14】鴻臚館についてはですね、7世紀から11世紀に、およそ400年間にわたって、外交や交易の拠点として、日本に入ってくるときには、最初にこの鴻臚館から入ってきたわけですけれども、日本の中で3ヵ所施設があったわけですが、遺構が発見されているのは福岡市だけということになって、まさに今、福岡市は国家戦略特区ということで、いろんなプロジェクトをバンバン進んでいますけど、この特区の原点が鴻臚館なわけですよね。日本の中でも、3ヵ所だけ特別に認められていた、国家戦略の交易特区だったわけです。まさに福岡のチャレンジ都市としての原点がここにあるわけです。
 そこの今、復元整備をしていて、北側、北館(ほっかん)の東門の復元が、今年の10月に完了をいたします。さらにですね、貴重な遺構とか出土品、こうしたものを間近でご覧いただける展示館についてもリニューアルを進めていて、来年3月にオープンをこちらもする予定でございます。
 鴻臚館、ぜひですね、こうした福岡の歴史という部分にもご注目をいただき、そして、また、そういった過去の歴史というものが、今の福岡にもしっかりつながってきているんだというようなものをね、学び、感じていただける施設ができたらと思っておりますので、ぜひ完成を楽しみにされてください。
 最後のフリップになりました。いろんなことをやって、福岡市のお財布事情、大丈夫なのかと。税収は増えたけどね、市債、大丈夫なのかということです。大丈夫です。はい。
 市民一人当たりの市債残高の見込み額、ピーク時の半分を下回る86万円となります。【フリップ15】2004年度のピーク時は、一人当たりの市債残高185万円ありました。私が就任したときも、一人当たり154万円だったわけです。先ほどのお話をしたかたちで、税収がおよそ1.6倍近く、今増えております。こういった増えた財源で、いろんな新たなチャレンジをしたり、都市の成長がさらに加速をするような取り組みをしつつ、一方で、市債も着実に返してきておりますので、このように一人当たりの市債残高が86万円というかたちで、着実に減ってきてございます。
 天神ビッグバンや博多コネクティッドのようにですね、税金投入ではなくて、民間活力とか、それから規制緩和、これによって、民間の活力をさらにですね、引き出すようなチャレンジ、経済が動いていくようなチャレンジというものを続けておりますので、このように、しっかり市債も着実に返済をしてきておるので、今の元気をさらに加速させつつ、将来世代への負担をできる限り少なくしていくという取り組みを着実に進めているという、このような財政運営を行ってございます。
 ということで、新年度、令和8年度の予算発表は、私からは以上でございます。はい、ありがとうございます。

 

質疑要旨

 

記者
 それでは、幹事社から何点か質問させていただきます。
 まず、交通体系のところでですね、今回、地下鉄の延伸だったり、車両の増強といったインフラ投資を検討されたメニューが盛り込まれているかと思います。なぜ、今のタイミングで、こうした投資が必要になったのかと考えるに至った、経緯だったり、お考えについて、まず聞かせていただけないでしょうか。

 

市長
 はい。まちの課題とか、今すべきことというのは、もう状況によってどんどん変わっていくわけですね。
 特に福岡市の場合は、日本全国のトレンドと違って、人口がどんどん増えているまちであるということ。こうした中で人口も、私、就任してからも20万人以上増えておりますし、こうした都市が大きくなっていく、それに合わせて、交通需要というものも増えてきているんですね。
 こういった状況に踏まえて、10年ごとに福岡市では、まちづくりの方向性を決めるマスタープラン、そして、それに連動させた交通マスタープランというものをつくっていますけれども、去年、その交通マスタープランというものが新たにまたできまして、その中に書いてある課題の中でですね、出てきたもの、これをプランというものをプランだけで終わらせるのではなくて、これの実現可能性を速やかに検討し、できるものから実行に移していくということが肝要であるということから、その早期の実現可能性の検討についてを予算に盛り込んでいるということでございます。

 

記者
 分かりました。こうしたインフラ整備だったりですとか、あと、今ちょっとお話になかったですけど、メニューの中に天神ビッグバンの新天町の開発の通路だったり、そういった再開発関係のインフラ整備についても、今回、予算に入っていたと思います。
 一方で、こういった箱だったり、インフラの整備って、今、建築資材だったり、人件費の高騰が全国で課題になる中で、今後いろいろ検討していく中で、採算が合わないんじゃないかだったりとなる可能性もあるかと思うんですけど、そのあたり、どこまで線引きをするというかですね、考え方について教えていただけないでしょうか。

 

市長
 逆に言うと、これから建築費が下がっていく見込みってあります?

 

記者
 難しいのかもしれない。

 

市長
 たぶんないですよね。今も高くなっているけど、たぶん今後さらに高くなっていくと思います。
 天神ビッグバンというものを打ち出した、今から10年前を振り返っていただくと、あのときってコロナの直前だったわけですよね、コロナ前に打ち出しをしていた。あのタイミングで天神ビッグバンを始めていて、コロナ中ずっとこう、建築をしていたりとかということがあったわけです。
 あのときに計画をしていた人たちというのは、現在の状況、こんなに高くなる前に、いろんなものが、予算というのが前の値段でできているわけですよね。
 チャンスに後ろ髪はないと言いますけれども、やはりチャレンジできるタイミングでチャレンジをしていくというのは、肝要なことだと思っております。

 

記者
 そうやってこう、今後もし、予算が膨らむ中というか、中でもこう、将来的なことを考えたら、今やっておくべきだろうという話になっていくのかなと思うんですけども、その上での財源というところですね、今まで、市債残高が最後のお話にあったように、減らしてきているかと思うんですけれども、この逆にこう、市税収入だけじゃなくて、やっぱり多少お金はかかるけれども、今やらなきゃいけないので、もう一回、市債のところをちょっとこう、使ってでも何かやっていこうみたいな、反転していくような可能性というのはあるんでしょうか。

 

市長
 ないですね。

 

記者
 ないですか。

 

市長
 基本的には、市債というのは毎年減らしていくという前提で予算を組んでおります。それが予算編成というもので、この市債をやっぱり減らしていくというようなことというのは、私も予算を毎年組んでいく中で、必ず前年に比べて全会計、「ぜん」というのは「すべて」という漢字ですね、全会計において、マイナスにしていくということを基準に予算を組んでいますので、これは予算編成の中でできることなんですね。
 ですから、チャレンジはもちろんする。そのチャレンジの原資となるものは、税収の増ももちろんあるし、行政改革もあるし、市債というのは、じゃあ、全く市債を使わないかというと、これ民間と違う市債のいいところもあって、市債を活用して、あえて、つまり、あえて借金という言い方をしますが、あえて借金をして整備をすると、その後、その返済について国からのお金がついてくることがあるんで、そこって、ちょっと民間的な発想でいくと、どういうこと?ってなると思うんですけど、要するに一括で支払いをすると、全額自分で払わなきゃいけないけど、市債というかたちで買うと、返すときに国のお金もくっついて返せるっていう、ちょっと自治体独自のものもあるんですね。ですから、あえて市債を組んだほうがいいものもあるので、毎年、返済もしながら市債をあえて組むものもあるんです。
 という、ちょっと自治体というか、国の日本の独自の行政の地方の自治体の仕組みもあるので、なので、福岡市にとってプラスとなるかたちである市債は、これからも活用していきますし、でも一方で、将来世代にツケを残さないという点で、必ずすべての会計における合計額については、必ず下がっていくというような予算編成をするということで、賢くうまく市債も活用しながら、これからも財政運営をしていきたいと思っています。

 

記者
 最後に、今こう、市債を減らしつつも、必要なところというか、メリットがある部分については発行するとあったと思うんですけども、今、86万円、一人当たりになりましたけど、どのぐらいの水準まで下がるのが適正というかですね、余地があると、今、見ていらっしゃいますか。

 

市長
 どこまで下げるということが絶対適正か、ということなんですが、決してこれはゼロになったから、いいものではないんですよね。なので、政令市の中で大阪に次いで市債が多いという言われ方も当時されていたと思うんですけれども、やはり他都市などの状況も見ながらですね、一定のそこは、そのなんていうか、段階まではしっかりと下げていくことが大事で、これが2004年ぐらいだったかな、ピークだったときの現在、半分程度まで下がっていますが、着実にこのペースで下げられる部分についてまでは下げていきたいと思っています。

 

記者
 分かりました。すみません、幹事社からは以上です。各社さん、お願いします。

 

市長
 はい、どうぞ。

 

記者
 産経新聞社の一居です。
 今回、4期目の総仕上げの部分もあるかと思うんですけれども、1期目と比べて、さまざまな施策を打てるようになっているというご説明かと思うんですが、ご心境といいますか、予算編成をやり終えた、現在の達成感なのか、まだまだ課題感が残っているのか、というあたりのご心境をお伺いできますか。

 

市長
 私が、まだ立候補する前にですね、街頭演説を初めてやったときの映像があってですね、それを見たら、まさにアジアの富や人やものを全部福岡に集めて、そこで生まれたお金で、小さい子どもが力強く育って、高齢者が安心して暮らせる、そんなまちをつくりたいと思う。絶対にやります。覚悟を決めたとかいう、なんかね、そういう吠えている映像が出てきたんですね。
 そういったあの時代、「取り戻せ元気」という旗を振って、35歳で街頭に立ったときからするとですね、現在、こうやって税収が大幅に1.6倍と増えて、そして、子どもたちの施策に、そうやって税投入の割合をですね、予算規模を大きくしたり、また、医療的ケアが必要な、こういういわゆる社会的な弱者と言われる人たちへの支援というものを、公共としてね、充実して、より、もちろん、これって本当にできれば、あらゆるものをね、無料にしてあげたらっていうのは、それはみんな喜ぶことは分かっているんですけど、そうした一気には全部できないけれども、でも、毎年、今年はこれって決めながら、着実にこうした支援策を充実をさせていけているということについては、これは非常に充実感もあるし、また、こういった福岡市が進めるいろんなプロジェクトについて一緒になって、特に福岡の民間企業の皆さんが一緒に、やっぱりこういったものに乗っていただいてですね、機運を大きく高めていただいているということには、本当に感謝しかないです。

 

記者
 ある程度、でしたら達成感というか・・・。

 

市長
 はい。

 

記者
 分かりました。
 すみません。あと、個別の政策を何点か、お伺いいたします。学校給食に関することを、まずお伺いしますが…。ありがとうございます。

 

市長
 もういっぱいあって。

 

記者
 たぶんたくさん。

 

市長
 まあ、なくてもいいか。いいや、これでいいね、全体で。はい。

 

記者
 学校給食が、子どもが学校に登校するという上で、与える影響といいますか、栄養面・心理面、両方あると思いますが、魅力ある学校給食が子どもに与える影響をどのように感じていらっしゃるかというあたり教えてください。

 

市長
 私はもう学校って、給食が一番の楽しみだったのでですね、やっぱりみんなで一緒にご飯食べるって、やっぱりすごく共感を生んだりとか、連帯を生んだりとか、もちろんのことながら、やっぱりこう、今って、それだけじゃなくて、なかなか家で十分な栄養がとれてないような子とかも含めてですね、いろんな給食って、今、意味合いがあると思っております。
 もちろん、今は栄養素をとるっていうだけではなくて、食育という観点とか、いろんな視点が増えている中で、今回、教育委員会から、ぜひ高額な機器をですね、買ってくれたら品数も増やせるし、とってもいいということだったので、ここは教育委員会がそうおっしゃるんであれば、もう完全に福岡市としてご支援を、福岡市というか、市長部局として予算面で支援もしていくし、当然、資材が高騰とか、材料費が高騰している分も、これは子どもに我慢させるようなものじゃありませんので、しっかり市長部局としても応援をしていきたいということで、ぜひ、そうした学校の中で、ちょうど真ん中の時間にある給食というところがね、子どもたちにとって、勉強が嫌いな子も含めてね、憩いの楽しい時間になってくれたらいいなと思います。

 

記者
 ありがとうございます。
 あと、若者の留学を後押しする施策があるかと思いますが、近年、パスポートの取得率も低迷していたり、コロナ禍で海外を知らないという若者も一定以上いるというようなこともあると思いますが、若者が海外に留学しないことで起こる、人材育成という面でのデメリットみたいなところについて、お考えをお聞かせください。

 

市長
 もちろん、これっていうことだけではなくて、非常にやっぱり多角的、いろんな面で海外に出る。海外に出るということは、外を知るということだけではなくて、中のことがよく見えるということなんですよね。
 私もやっぱり、自分ごとですけれども、やっぱり学生時代に海外に行くということで、日本のことが好きになったり、日本ということを意識するようになった。それは比べる他者があって、もちろん、よそのいいところだって、もちろん見えますけれども、やっぱり改めて自分が住んでいるところの良さということもよく分かるようになるし、また、よそとの違い、これがやっぱり強みにもなったりする。どこにチャンスがあるのか、ということも分かるようになる。こういったこう、相対的に世界を見ることができる、いろんなやっぱり、その後にわたっても、やっぱり大きな影響があると思いますが。
 そういう意味で、やっぱり一番時間があるのは、学生のときなんですよね、夏休みとか、春休みとか、めちゃくちゃ長い。でも、大人になったら、そこまで長期のやっぱり休みが取りにくいことを考えると、やっぱり学生時代の間に、よりいろんな、いつもとは違う体験をするとか、あと、やっぱり、ぜひマイノリティになってほしいとかね。海外にいて自分がマイノリティになったときに、これまで感じなかった、いろんなことを感じることができる人に成長するきっかけにもなると思うし。
 こういう、いろんな経験ができるというのは、やっぱり海外に行く良さでもあると思うんですが、ただ、やっぱりこの円安状況って、日本人にとっては今すごくマイナスというか、辛い状況ですよね。なので、ぜひ学生時代にチャレンジをしたいという方を、今こそ応援するときかなということで、このような予算増につなげています。

 

記者
 すみません、最後に一点。交通施策の部分で、地下鉄のQR乗車券の導入に関わる支援体制の強化ということを挙げておられますけれども、こういったチケットレスにする必要性といいますか、交通乗車を増やす上での、こういったQRの取り組みの必要性、どのように感じているか教えてください。

 

市長
 これは今後、将来にわたって考えていってもですね、やはり経費の削減ということと利用者の利便性の向上という両方でして、やっぱりこれは、今ほら、クレジットのタッチ決済というところが世界的にも広がってきて、これで券売機とかですね、できれば人が関わる部分というところとか、機材の更新が必要な部分の経費もできるだけ抑えていきたい。より持続可能な交通にしていくというような、そんな意味もあって、こういった選択肢を増やしていくということになります。

 

記者
 将来的には、こういった切符とか券売機というのは、なくなる方向が望ましい?

 

市長
 より少なくなっていって、例えば福祉的な要素とか、高齢者のみの割引とか、こういうようなものも、すべてこういったので対応できるとなっていけば、そうしたこともあり得るのかなと思っています。

 

記者
 分かりました。ありがとうございます。以上です。

 

市長
 はい。じゃあ、原さん、どうぞ。

 

記者
 読売新聞の原です。よろしくお願いします。
 たくさん政策が出ておりますので、改めてですね、全体を通して、そちらにも書いていらっしゃいますけれども、今回の特色としては、やはりより、こう身近な生活に密着した政策をという狙いなんでしょうか。

 

市長
 そうですね。

 

記者
 ご見解をお願いします。

 

市長
 そうね。この辺とかやっぱりね、すごく特徴的なのかなとも思っているんですけどね。やっぱり地域、いかにこう、なんていうのかな、要するに、税収を増やしていくということは、別にその数字を競っているわけでもなんでもなくて、このすべて税収を増やす努力をしているということは、市民の皆さんの普段の暮らしに利便を感じたりとか、質が良くなるということを感じていただけるということなので、しっかりそうした、例えば近所の公園とかですね、普段いつも使うわけじゃないかもしれないけど、やっぱり有事の際には、やっぱりこれ駆け込み寺になるわけであって、こういう身近なところの公園の清掃とか、トイレの清掃だとか、あと歩道をより通行しやすくするとかですね、こうしたところで、しっかりと都市の成長の恩恵ということを感じられるようなかたちで予算を組んでいるということになります。

 

記者
 ありがとうございます。
 続けてですけれども、特徴的なところで、すみません、また、ちょっとフリップ変わるかもしれないですけど、住宅取得と賃貸等助成のところで。

 

市長
 ちょっとごめん、横で調べてくれんかな。スムーズにこれ、カルタみたいになって。はい。

 

記者
 これまでの助成対象を拡大して、これまでは中古とか、住み替えとかの場合に補助していたものを、今回は新築でも賃貸でもオッケーと。
 現状とすればですね、福岡市内、非常に地価が上がっていまして、家賃も上がっていると。周辺地域に住まれる方も増えているような状況もあるかとは思いますが、そういった状況を受けてということも考えていらっしゃるんでしょうか。

 

市長
 そうですね。その周辺地域と言ってる、周辺地域もすごい上がっていたりするので、そうした中で物価も上がっていますしね。そんな中でやっぱり、でも、でも、やっぱり福岡市は住み続けたいという子育て世帯、特にやっぱりお金が必要で、子どもって大きくなっていくし、その分やっぱり部屋もやっぱり大きくせざるを得ない状況もあるんでね。そうした皆さんを後押しをしたいという、今おっしゃったような意図はあります。

 

記者
 ありがとうございます。

 

市長
 はい、どうぞ。

 

記者
 NHKの安藤です。
 地下鉄について、一つ、伺いたいんですが、七隈線の6両編成化については、交通局からの説明ではですね、実施を前提に検討を進めるということだったんですが、市長のお考えとして、実施を前提の検討というのと、実現可能性、実現できるかどうかの検討というのは、少し意味合いが違うと思うんですけど、そのあたりどうお考えですか。

 

市長
 どちらも検討は検討で、例えば6両編成等についてはですね、これ、すべての地下鉄の駅を、七隈線の駅のホームを伸ばさなきゃいけないっていうことなんで、これはこれで、単に車両を追加して、くっつけるというだけではない、大掛かりなものになってくるんで、当然諸々の工事等については、もちろん実現の可能性を検討するということなんですけれども、実現可能性の検討であっても、どんな言い方であっても、基本的にここで言う実現可能性を検討するというのは、どうすればできるかという姿勢で検討していくということなので、若干の言い方は違いますけれども、ただ、交通局が実現を前提に検討していくというのは、よりその可能性が高いと、実現できるという前提でおっしゃっているということなんじゃないでしょうかね。

 

記者
 はい。もう一点、伺います。
 先ほど、円安について、日本人にとってはマイナス、辛い状況だろうというお話がありましたが、福岡市にとって、福岡市民にとって、この円安の影響というのは、どういったものなのかということ、改めてお伺いしたいのと。
 それに関連してですね、国への要望などあれば、お伺いできればと思います。

 

市長
 もちろん円安で儲かる企業もたくさんあって、円安によって税収が、国としての税収が増えている部分もあるでしょう。
 一方で、円安って、市民の暮らしにとっては、輸入する材料だとか商品のものの値段が上がってしまうということ。それから、やっぱり海外に非常に行きづらくなるということ。そして円安だから、別に日本に、別に行き先が日本じゃなくてもいいような人が安いから日本に来るという、過剰なインバウンド増とか、こういうところが円安による悪影響ではないかと思っています。

 

記者
 それに関連して、国への要望などあれば、お伺いします。

 

市長
 国への要望というか、今これから責任ある積極財政とかですね、いろんな施策を行っていく財政、そして金融、それぞれをやっぱりしっかりバランスを取っていきながら、行き過ぎた円安ということには、しっかり歯止めをかけていただけるような財政、金融、全体のたぶんトータルのバランスだと思うんですけれども、しっかりお願いしたいと思っています。

 

記者
 ほか予算について、各社さん、ありますでしょうか。
 なければ、あと発表案件以外でもあれば、受付ですが。

 

記者
 じゃあ、すみません。水不足について、福岡市のこれからの考え方について教えてください。

 

市長
 そうですね。今日は予算発表会見なんで、本来ないんですけれども、水についてちょっと大事な話なので、ぜひお話もさせてください。
 はい。全国的に水不足、雨が少ない状況が非常に続いています。特に、西日本に住む我々にとっては、本当に各地でダムの水が相当少なくなっているという状況があって、福岡市、そして福岡都市圏にとっては、筑後川からお水をいただいているんですが、その取水の制限ということも始まっています。
 このまま雨が少ない状況が続くとですね、計画的な断水ということまで、最終的には行かなくてはいけない可能性もあるわけです。ですから、ぜひ前回の会見でもお伝えしましたけれども、市民の皆さんには、節水をぜひ心がけていただきたい。
 これは福岡市民だけではありません。糸島市民、太宰府市民、宗像市民含めてですね、福岡都市圏に住む皆さんには、ぜひ節水へのご協力をよろしくお願いしたいと思います。

 

記者
 現時点では、まだ断水の可能性などはない?

 

市長
 はい。福岡市について言うと、以前もお話ししましたが、独自のダムも持っていますし、そうしたかたちで、現時点ではすぐに断水になるという状況ではありませんが、その福岡都市圏全体で見たときに、いくつかの市ではやはり計画断水をせざるを得なくなるということも、今の状況が続けば考えられると。
 もう少し余裕があればですね、福岡市からも、じゃあ、そうなる前に融通ということも、今現在でもしているんですが(正しくは、現在はしていない)、これも福岡市からの融通(正しくは、山口調整池からの補填)が他の都市圏に対してできなくなるような状況になると、まずは、そういったエリアから計画断水ということも始まる恐れも、最悪あるということですから、いずれにしても、もう今のうちから節水できるところは、しっかり節水を、ご協力をお願いしたいと思います。

 

記者
 あと、ほかになければ。

 

記者
 すみません、テレQです。
 よろしければ、水不足に追加してですね、なかなか自然が相手のことですので、起きたときに考えることになると思うんですけど、今後こういった事象に対しての対策というのが、お考えがあればよろしくお願いします。

 

市長
 これ、難しいですよね。まあ、なんていうか、自然災害って、例えば何十年に一回の災害級の何かのものに対して、ハードをどこまで整備するかというのは本当に難しくて、やっぱりそこはハードとソフト両面の組み合わせなのかなと思うんですね。
 ですから、じゃあ、この何十年に一回のために、もう1個ダムをつくるのかというと、なかなかやっぱり、それだけの公共投資というところに、それをしかも全国でとなると、なかなか大変な状況もあるんで、やっぱりここはソフト面、市民の皆さんが、いかに節水をしていくか。我々も水の圧力を少し下げたりとかですね、いろんなかたちでこう、水をいかに節約できるかというところを心がけますが、もうまさに、そうした税金投入しなくてもいいようにですね、こういったときには市民の皆さんの協力によってできるというかたちになれば、それが一番いいわけなので、当然ある程度、想定できる範囲の部分については、ハードで対応していく。ただ、何十年に一回レベルのものについて言うと、ソフト面の対策も組み合わせながら取り組みを進めていく。
 また、水に関して言うと、例えば井戸とかですね、要するに岩盤のさらに下のほうの水とか、新たな水源も探すとかですね、そういうようなことも含めて、多角的にできる限りの対応は考えていくことは、特に今、雨の降り方だとか、こうしたものがやっぱり、台風のルートとかも、やっぱり気象の変化によって変わってきているところもあるので、しっかりいろんなものに対応できるようにですね、ハード・ソフト両面から取り組みをこれからも検討していく。そして、実行していくということになろうかと思います。

 

記者
 西日本新聞の長田です。よろしくお願いします。
 ちょっと戻りますが、学校給食についてちょっとお伺いします。新年度の予算が、スチームコンベクションオーブン、かなり24億円ですかね、かなり高額な予算を計上されていると思います。ただ、これで質の向上が図られるのは、全校に配置されてからということで、まだ結構数年、時間があると思います。
 その中で、市長が以前ですね、教育総合会議ですか、の中で、牛乳を廃止して、また違う品目に置き換えるというようなお話もありました。牛乳も含めてですね、今このスチームコンベクションオーブンが導入されるまでの間にですね、品数、品目とかですね、そういったところでは工夫をする余地があると思いますが、牛乳を含めて、市長のお考えについてお伺いしたいと思います。

 

市長
 スチームコンベクションですとか、オーブンですとか、真空冷却のものについては、もちろん入った学校については、そこからどんどん使っていくということで、全校に配置が完了するのがそこということですので、早いところは、新年度から導入されれば、使っていただければと思っています。
 また、食育という観点もですね、非常に大事になってくると思います。できる範囲の中での工夫もするし、また牛乳に関して言うと、月1回お茶の日をつくったり、これ中学校ではお茶の日をつくったり、それから小学生でいくと、例えば新たにヨーグルトとかですね、別のかたちの乳製品というかたちで、栄養をしっかりとりながらも、子どもたちが喜んで口にできるような工夫というものを、試行的に月1で始めていくとか、できる工夫からしていきながら、機器が全部揃うのは数年後ですけど、それは全校ということで、もう入ったところから、どんどん使って工夫をしていただければと思います。
 また、材料の高騰ですね、食材費の高騰というところもありますが、それによって品数が少なくなるとか、量が少なくなるということがないように、しっかりそこも増額して、手当てをしていきたいと思っています。

 

記者
 ありがとうございます。
 あと、牛乳に関していうとですね、月1回なので、どれほどの影響があるか分からないですけど、酪農業界の方からもですね、不安の声も上がっているかと思います。
 そういったところへの配慮というか、また、別のヨーグルトという話もありましたけど、そういったところに影響を最低限にしながら、子どもたちにも給食を図っていくというようなお考えはありますか。

 

市長
 まあ、そうですね。そこは一定の配慮は、そのように入っていると思いますけれども、ただ、少なくとも契約というのは、毎年契約をしているものですから、そこでのどのような契約になるかは、毎年ごとということになります。

 

記者
 ありがとうございました。

 

記者
 ほかになければ。

 

記者
 すみません。追加で、学校給食の牛乳の質問が出ましたので、ちょっと関連して一点伺いたいんですが、市長が総合教育会議の場で、和食と牛乳は合わないというようなお話をされたと思うんですけど、そのあたりのお考えをもう一度お伺いできますでしょうか。

 

市長
 要するに、食事を食べていくときには、普段、ご飯、白ご飯食べるときに一緒に牛乳を飲むというのは、小学校卒業したあと、なかなかないと思うんですよね。やっぱり、そういった食の食べ合わせということ、それから、やっぱりアレルギーとか苦手な子がいる食材という、そうした視点というのも大事だと思うんですよね。
 ですから、同じ栄養素、別のかたちでとることができるのであれば、別のかたち、例えばさっき言ったように牛乳というかたちで食べ合わせで食べるのが難しい場合は、デザートのヨーグルトというかたちだってあるわけですし、別のカルシウムのとり方だってあるというところの工夫ですね。
 こうしたことに配慮しながら、中学校では月1の地元産のお茶を提供するというようなことであったりだとか、また、小学生に関しては別の食材で、乳製品で代用するとかですね、そういったかたちで、食育という視点というのも非常に大事だということでございます。

 

記者
 ほか、ご質問ある方いらっしゃいますか。
 ないようなので、これで予算会見を終わりにします。ありがとうございました。

 

市長
 はい、ありがとうございました。

 

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。