市長
おはようございます。よろしくお願いします。
記者
おはようございます。よろしくお願いいたします。
10月幹事社の読売新聞です。よろしくお願いします。
市長
はい、よろしくお願いします。
記者
では、発表案件からよろしくお願いします。
市長
はい、分かりました。
福岡市では、スマホで幼稚園の空き状況ですとか、預かり保育の状況などが分かる「ふくおか幼稚園空きマップ」のサービスを開始いたします。【フリップ】
今月からですね、いよいよ、来年度の保育園の入所の申し込みが始まっているわけでございますけれども、実は、福岡市のお子さんの預け先としてはですね、保育園だけではなくて、幼稚園という選択肢も非常に多いんですよね。なぜかというと、これは保育園と同じように、夕方まで預かり保育をしている園ですとか、3歳未満のお子さんを預かっていただける、そういう園もたくさんあるわけですね。
去年、子育て世帯の応援としてですね、こちら「保育所の空きマップ」というものをスタートしたんですが、これも大変好評ということで、今年はその幼稚園バージョンもつくってということで、ぜひご活用いただければと思っております。
使い方もとっても簡単なんで、ちょっとこちらモニターで、簡単に使い方を見てみたいと思うんですが。これが、スマホの一番最初の画面になっています。スマホの検索サイトからですね、「幼稚園の空きマップ」と検索をしていただけたら、ここになります。
今、赤で囲んでいますけれども、幼稚園を探す、空き状況を調べるとしますと、このように絞り込みができるわけですね。場所ですとか、空き人数とか、こういう絞り込み検索ができますよと。これを絞り込むとですね、このように、地図上に条件に合致した幼稚園が表示をされます。見ていただいて分かるとおり、青とグレーのポイントがあると思うんですけれども、青のアイコンが空きがある施設で、グレーのほうが空きがない施設ということです。
青い施設をですね、選択をいただくと、どうなるかというと、こちら選択後の画面になります。年齢ごとの空き状況ですとか、預かり保育の時間、それから3歳未満の受け入れの有無、それから通園バスの有無、各施設のホームページということが、もう欲しい情報が、もうそこで全部出てくるということでございます。
ちょっとホーム画面に戻りますけど、ちなみに、この一番最初のホーム画面の右上見ていただくと、こちらが保育所の空きマップということで、保育園でも幼稚園でも、行ったり来たりしながらですね、一番いい塩梅の、都合のいいところを選んでいただけるようになっていると、こういうことでございます。
ご覧いただきました幼稚園マップ、今日から開始をしております。共働きの世帯にもですね、方にも子育てサービスの選択肢として、幼稚園があるよということも、ぜひ知っていただければと思っております。簡単に検索できます。はい、これが1件目。
市長
じゃあ、次、行きますね。福岡市では、新たなゴミ分別収集の開始に向けて、「AIを活用したプラスチック分別サービス」の実証実験を開始いたします。【フリップ】
福岡市ではというか、まあまあ、国全体、世界でもそうですけれども、Co2の削減ですとか、さらなるごみの減量に向けてですね、令和9年2月、約1年半ぐらいですかね、後にはプラスチックの分別収集を開始をすることになります。
現在、プラスチックはというと、これは燃えるごみとして、清掃工場で焼却をしているわけですけれども、分別が始まったあとは資源物として、市民の皆様に分けて出していただくことになるわけです。
新たなプラスチック原料にリサイクルをするということですが、この取り組みによるCo2の削減効果というのは、焼却をしたときと比べて、約5割を見込んでおりますので、年間でPayPayドームのおよそ820個分の森林面積分のCo2の吸収量に相当するということですね。一方で、分別の区分が増えるということになりますので、これ、燃えるごみなのか、プラスチックとして出せばいいのか、判断に迷うようなこともあると思います。
そこで、今回はですね、スマホで写真や文字を入力するだけで、プラスチックかどうかを判別ができるという、AI分別サービス、これを検証してみようということですね。
これも使い方、とっても簡単なんでですね、こちらで見ていきたいなと思うわけでございますけれども、まずはこちら、これが最初の画面ですね。スマホを向けてと。ここに撮影するというボタンがありますので、こちらを押します。そうすると、これがプラスチックとして出せるのか、それとも、そうじゃないのかという判別の判定の予測が示されて、その理由とか分別方法についても教えてくれるということでございます。
一旦、最初の画面に戻りますけども、はい。これか。これ、最初の画面に戻りますけども、テキスト判定をしたい場合は、テキスト入力をタップして、この入力したい入力欄に分別したいものをテキストで書くということですね。そうすると、先ほどと同様に、プラスチックとして出すことができるのか、そうではないのかという判別予測がされて、その理由とか、それから分別の方法についても教えてくれるということでございます。
ちなみに、最後にですね、この判定予測、役に立ったか、どうかっていうようなことも評価をしていただきます。また、利用いただいた方については、追ってアンケートもお送りさせていただきたいと思っておりますので、ご意見をですね、判定の精度や使用感の向上に活かしていきたいということで、これは今月開催をします、環境フェスティバルを皮切りに、実証期間中ですね、ぜひ市民の皆さんにも気軽に触っていただいて、1年半後、本当に分別するにあたってですね、ぜひフィードバックを皆さんにもいただいて、精度を上げていきたいということでございます。
はい、こういったサービスも始まりますんでね、ぜひ皆さんも参加をされて、実際に触ってみていただければと思います。
はい、私からは以上です。
記者
ありがとうございました。では、幹事社から、まずご質問いたします。
ふくおか幼稚園空きマップの件から、まずお願いいたします。先ほど少し、市長も触れられたかとは思うんですが、このサービスですね、どういった方に使っていただきたいのかということと、今後それに対して、どういう効果を期待しているのかというところをお聞かせください。
市長
はい。なんとなくもうイメージとして、共働きで保育園しか選択肢はない。幼稚園は例えば高いんじゃないかなとかね、思っていらっしゃる方もまだ多いと思うんですよね。ところが、ずいぶん幼稚園というのも、本当にここ数年の中でもすごく変わっていて、お話ししたとおり3歳未満を預かっていただいたりとか、預かり保育をしていたりだとかっていうことで、それから、長期お休み中のですね、預かっていただけるとか、いろんなかたちで、実は幼稚園を活用するという選択肢があるということで、かなりいろんな選択の幅が広がるんじゃないかと思っていますので。
ぜひ、あのサイト自体も、幼稚園、保育園、両方ともスムーズに行ったり来たりできるようにしていますので、ぜひ保育園と同じように、幼稚園というところも選択肢に入れて見ていただければ、より、そのご家庭によりフィットしたサービスを選んでいただけるんじゃないかなと思っています。
記者
ありがとうございます。
続けて、すみません。プラスチック分別のサービスのほうでお願いします。先ほども少し、市長はまた触れられたかとは思うんですけれども、このサービス、おそらくこれまで分別していなかったものを分別しなきゃいけないということで、市民の中には戸惑いもあるんだろうということで、そういう分別の仕方というのを、どう周知していくかというのも課題かなと思うんですが、その点いかがでしょうか。
市長
そうですね。あと1年半あるんで、こういったことも実際にこう、なんていうか、ちょっとこう、やってみてですね、これは今後プラスチックで出すのかなとか、そうじゃないのかなとか、いうようなことも触りながら、その1年半後に向けてですね、周知を図っていくということもそうですし、また、より近くなってくれば、より、もっといろんなかたちで周知をしていってですね、今後その分別が、皆さんがスムーズにできるように取り組んでいきたいと思います。
新年度、そういった取り組みが、しっかり始まっていくことを想像しています。
記者
ありがとうございます。幹事社からは以上です。
ほかの皆さん、ありますでしょうか。
市長
はい、どうぞ。
記者
幼稚園空きマップについて伺いたいんですけれども、これは待機児童問題とかっていうのとの関係性と、幼稚園の選択肢が増えることで、どういったことの、その実際のメリットを感じてもらえると思われているか、改めて教えてください。
市長
はい。これは、なんというか、当然できれば、皆さん家の近くに預けたい。より、こう便利なかたちで預けたいって思っていると思うんですけども、これが、なんというか、もう保育園、保育所しか選択肢がないって、結構思っている方も多いんですが、これはずいぶん幼稚園のほうが努力していただいてですね、もうこれまでのように、そのなんていうか、保育か教育かとかいうことだけではなくて、預かりという形で幼稚園がしていただければ、実質的に保育園と同じような形で預かっていただけるというようなことも期待できるという意味でいくとですね、非常に選択肢が増えるということです。
これまでというのは、例えばこういうものもなければ、なんていうか、もう保育園に行く人は保育園だけの話でずっと聞いて、選択肢がないなっていうので、こう終わっていたところがですね。幼稚園がずいぶんやっぱり幼稚園が変わってきて、保育に近いような預かりをしていただけることで、より選択肢が保護者の方にとっては増える。
ひいてはですね、待機児童といっても、例えばなんていうか、家の近くにあるんだったら預けたいとかですね、いう方もいらっしゃると思うんですね。そういう方にとっても、これは選択肢として幅が広がって、ご利用いただけるんじゃないかと思っています。
市長
はい、どうぞ。
記者
すみません、KBCの太田です。
現状の幼稚園の空き状況と、それから、待機しているというか、実際に入れたいと思っている人の数の今の状況というのが、分かれば教えてください。
市長
ぜひ、これを見ていただきたいんですけども、数って分かります?
事務局(こども未来局運営支援課)
こども未来局の運営支援課でございます。
幼稚園の空き状況につきましては、全体数のほうでですね、ほとんどの園で空きがございます。数字としては、確認、こちらのほうで全部をしているわけではございませんが、この空きマップのほうでご確認いただければと考えております。
市長
なので、比較的この幼稚園のほうは、サービスを始めたけど、まだ、やっぱり周知が進んでいないということもあって、まだ利用できる枠が結構ありますよということですね。
市長
はい、どうぞ。
記者
FBSの平石です。
空き状況、ほとんどの園で、今、空きがあるということだったんですが、保育所のほうは場所によると思うんですが、第一希望、第何希望って出して、こう、第一に通るかみたいな競争率が高いところも場所によってあると思うんですが、そうしましたら、保育所に比べて、今、幼稚園のほうが少し空きがある状態で、このマップを使うことで、そこをまんべんなく使ってもらうみたいな狙いもあるということですか。
市長
そうですね。もちろん、平準化の一助になってくれたらいいなと思います。ただ、例えば何時まで預かりをしていただけるのかとか、条件っていうのがですね、いろいろとありますので、そこがもしマッチするんだったら、もう本当にいいと思いますので、その辺の条件を、これは一目瞭然で分かるような、こういうことですな、こんな感じ。
ここで言うと、夕方6時まで預かってくれますよとかですね。3歳児未満も、こちらは預かってくれますよとかあるんで、本当にこれがいい感じで、フィットしてくれたら、選択肢とか広がるっていうのは、すごく保護者にとってもいいのかなと思います。
記者
狙いとして平準化と言われたんですけど、何か保育園に偏っているというところに、課題意識があるとか、そこまで深刻なところではないですか。
市長
なんか、というか、幼稚園のほうもですね、やっぱりずいぶん努力をされて、幼稚園と保育園、そもそも違いが何なのかというようなところとかも、よく分かっていない方も多かったり、もしくは幼稚園はすごく値段も高いし、預かってくれるというか時間も短いんじゃないかっていう、こういったものを変えるべく、いろんな制度をつくっていただいているけど、まだ、それが周知が進んでいなかったりとか、実際それぞれの園によって、例えば3歳児を受け入れているところと、そうでないところがあったりしたんで、画一的にこうですって、なかなか言いづらいので、分からなかったものを今回、可視化してですね。
それによって、実は例えば、我が家の経済的な状況でいくと、負担が幼稚園であっても保育園であっても、全然変わらないとか。もしくは、むしろ幼稚園のほうが近くて、預けやすくて便利だなとか、こういう部分が合致した方にとっては、本当に選択肢としては非常にいいと思うんで、両方を比べてですね、一番いい選択肢、だから選択肢の幅が広がったと受け取っていただけたらいいのかなと思います。
記者
ありがとうございます。
記者
そのほか、ございませんでしょうか、発表案件について。
では、発表案件以外で、質問させていただきます。
まず、幹事社からご質問いたします。国の話にちょっとなりますが、先日、公明党が自民党との連立政権からの離脱を表明いたしました。四半世紀にわたる協力体制が解消されたということになりますが、市長の受け止めとですね、今後の市政への影響など、ご所見がありましたらお伺いしたいと思います。
市長
そうですね。もちろん国政の事項なんで、もちろん知らないというか、いろんな、たぶん中では、話の結果、そのような決断に至ったんだと思います。
まず、これから総理大臣が誰になるのかというところも、ちょっと今、国民は非常にやっぱり注目をしていますし、これからの経済対策などもできるだけ早く出していただきたいというところの思いが、市民にも強いと思います。
ただ、選挙の結果、やっぱりいろんなことが動いているなというのは感じますし、選挙の力、投票の力というものは、やっぱり世の中を動かす力があるんだなということは、改めて感じています。
いわゆる何事も当たり前ではなくてですね、国民のニーズも変わっていくし、人口もどんどん、やっぱり人口減少だったりだとか、少子高齢ということもありますので、それぞれがどういう国にしたいかということをですね、状況に応じて、やっぱりこう、アップデートをしていきながら、よりいいかたちで、もし連立を組むのであればですね、そういったことが行われるような動きが、こうなんか起きるのかなって思いますが、いずれにしても、できるだけ早く総理が決まった上でですね、皆さん、日本をいい国にするために、各党、頑張っていただければと思います。
全くとりとめなかったですね、すみません。
記者
幹事社から以上です。各社さんありますでしょうか。
市長
はい、じゃあ、はい、どうぞ。
記者
KBCです。
須恵町の教員の任用に関して、偽造された教員免許で任用されたという事例が発生し、逮捕されるという事案になりました。この教員免許の偽造についての市長の受け止めと、現在、福岡市では、そういったことが起こらないために、どういう対策を行っているのか。今後、こういう対策を取りたいというお考えがあるか、というのをお聞かせください。
市長
犯罪ですからね、こんなの。もう極めて遺憾だと思っています。やはりこういう子どもに対しての性的な犯罪だとか、嗜好だとかっていうところをした方が、教育現場にいるっていうのは、安心して子どもを預けることはできませんので、やっぱりこういうことは絶対あってはいけない。極めて遺憾だと思っています。
その上で、もちろん、すぐできることとしては、これは原本をもう、どこも必ず確認をするということで、偽造を防ぐということはもちろんです。
一方で、やはり、今せっかくそれこそマイナンバーがあって、いろんな情報というのがそこで取れるはずですので、やはり国にリーダーシップを取っていただいて、その情報の連携というところを進める。そして、やはり、そういった犯罪歴がある人、日本版の話も、Dなんでしたっけ、D…。
記者
DBS。
市長
DBS。日本版DBSの話もありますので、こういったものも合わせてですね、やはり偽造できないような形で、情報が今やっぱり連携できていないというところで、こういったエリアをどんどん変えてというようなことも起きているので。
まず、すぐできることとしては、必ず原本を確認するということ。そして、できるだけ早いうちにですね、情報連携の中できちんと偽造ではないという、より確からしい仕組みというものをつくっていただけたらと思います。
記者
ありがとうございます。
市長
じゃあ、どうぞ。ごめんなさい、先に、はい。
記者
毎日新聞、竹林です。
福岡市内を走っている広告宣伝車、アドトラックについて、すいません、二、三、お願いします。市の上半期の実態調査の結果も出まして、市民からは騒音や広告内容について苦情が寄せられている状況ですが、改めて市長として、この苦情をどう捉えていって、市としてどう対応されるのか。今後、規制という方向になるなら、どのような手段を考えているのかというのを具体的に教えてください。
市長
はい。やっぱり、これは非常にやっぱり市民の皆さんからも苦情を聞きますし、あの、ね、タクシーなどでも横に並んでしまうとですね、悔しいけど、やっぱり音を覚えてしまったり、子どもが口ずさんでいるっていうようなことで、やっぱり、ああいう風俗のほうに引き寄せるようなですね、ものっていうのが街中を堂々と走っているっていうのは、これは、これまで市民の皆さんと一緒に、この福岡市の景観というものをつくってきたんですが、当時想定していなかった状況になっている。これをしっかりとアップデートしていかなくてはいけないということだろうと思います。
調べた結果ですね、やはり県外ナンバーが非常に多いということも分かっていますので、今後、やはり県外だから、これはもう福岡市として触れられないということではなくて、しっかり県外ナンバーについてもですね、福岡市を走る場合に、しっかり福岡市として指導ができる、そういった根拠となる条例の整備ということが必要だろうと思っております。
ただ、当然これは、表現の自由などの話もあります。ただ、表現の自由といっても、昨今なんかこう、好き放題やる人が表現の自由って言っていいのかなというところは、個人的には疑問に思っているところもありますが、いずれにせよ、そういった視点も配慮もしながら、同じように東京都などもどうすればいいかということは検討されているようですので、そうした他都市とも連携もできるところはしていきながら、しっかりと市民の皆さんの不快と不安を取り除けるような方策を、市としてもできるだけ早く検討していきたいと思っています。
記者
まさに、表現の自由の部分を触れていただいたんですけれども、今現状の市の広告の条例では、市外ナンバー、県外ナンバーを対象にできたとしても、許可申請と光の規制はできるんですが、音や騒音の規制と広告内容の規制というのは踏み込めません。まさに、その広告の内容規制に踏み込むというのは難しいという現状はどう捉えているか、もう一言、お願いできますか。
市長
難しいですよね。だから、やっぱり我々、自治体がつくる条例というものは、それは法を超えることはできないわけですよね。そういうものとの兼ね合いの中で、じゃあ、新たな規制内容をメニューに加えていって条例に書き込むことができるのか。いや、それは法を超えるので、そこまでできないということなのか。いずれにしても目的というものを達成するために、その手段として、どこまで、どういったことができるのかは、これはしっかり研究した上で、そのような条例の内容になるように、専門家などの話も聞きながら内容を検討していきたいと思います。
記者
最後に一点だけ、すみません。やれることは早くやっていくと言っていただいたんですけれども、具体的な規制ですね、条例を改正するなら改正時期、改正、提出に向けたスケジュール感について、最後に教えてください。
市長
そうですね。いや、検討が本当に早く進めば、次の議会でもっていうスピード感で思いますが、そうしたヒアリングしたり、実際の文言をつくっていくという作業がどれぐらいで進むのかっていう実務の部分もありますので、その辺とのちょっと見合いかなと思います。
記者
ありがとうございます。
市長
はい、どうぞ。
記者
西日本新聞の前田です。おはようございます。
先日、JR九州がですね、博多駅の空中都市プロジェクトの中止を発表しました。まず、率直な市長の受け止めを伺いたいのと。
あと、今後、天神でもですね、中心部、都心部を中心に大型プロジェクト、まだ未着工のものがいくつか控えていると思うんですけれども、建設費の高騰、昨今、懸念されていますけれども、そういったところがこう、プロジェクトに与える影響というのはどのように考えていますか。
市長
名前がね、空中都市っていう、なんとなくワクワクする名前だっただけに、これがなくなるというのは、非常に残念だなと思いますが、ただ、まだ福岡市としては、それ構想でしか聞いていないような段階だったので、「博多コネクティッド」に認定しているようなビルではなかった、構想段階だということであります。
ですから、どういった全体構想があったのかということにもなりますが、それはたぶん事業内容、それから工事の難易度だとか、こういったものを踏まえて、JRさんとしてですね、そういった数字を計算した上でのご判断だったと思っております。
ほかのエリアでも、当然、皆さんもご承知のとおりの物価高騰と人件費の高騰というのは、これはもう、どこの業界であっても、全国的な課題だと思っていて、ただ、この例えばJRさんのこのご判断が直接的に何か、ほかに影響するということは特に考えてはおりません。想定はしていませんけれども、私、そのようなお話も聞いておりませんけども、判断がどこかが、そういったことがあるかどうかはですね、ただ、それはそれぞれの社のプロジェクトの今後の人件費の上がり方や資材の高騰具合、もちろん当然、そうしたこと、上がっていくことも想定はされているとは思うんですけど、そういった中で各社が判断することかなと思っています。
記者
今、「天神ビッグバン」のほうについていうと、西鉄イン水鏡天満宮だったりとか、新天町パルコ、それから、福岡郵便局、ショッパーズですかね。2022年末に計画概要書は、たぶん申請されていて、まだ、こちらも認定されていないという理解でいいですか。
市長
いや、認定はされているので、このいわゆる来年、2026年を越えてもいいというかたちになっているんで、私が把握しているのは、その3ヵ所。今、おっしゃった3ヵ所は、事業を市として認定をして、越えてもいいですよということになっていると思います。
記者
改めて確認ですけれども、そちらのほうの計画が何か変わるとか、そういった話は伺っていないということで。
市長
はい。それはないと思います。
記者
分かりました。ありがとうございました。
市長
はい、どうぞ。
記者
NHKの安藤です。
先ほど幹事社からも質問があった国の状況について、私からもお伺いしたいんですが、先ほど市長から経済対策をできるだけ早く出していただきたいとお話がありましたけれども、自治体に影響があると考えていらっしゃるのは、例えば物価高とか、暫定税率とか、交付金とか、いろいろあるとは思うんですが、どういったことが自治体に特に影響があると考えていますか。
市長
総理にどなたが、いったいなられるのかっていうところによって、もう変わってくる、どこがイニシアチブを取って、政府側として運営していくのか、執行していくのかによると思うんですけど。
例えば暫定税率の話でいくと、ガソリン税については、暫定税率を廃止をしていくっていうようなかたちで、さほど自治体にとっては影響がないんですが、これ軽油になると、これは自治体の財源という点で、すごく大きな影響があるんですよね。
なので、実際、誰が総理になって、どういう経済対策を出されるのか。そして、例えば給付金の話ありましたよね。給付ってなったら、ちゃんとこれは受け取りの口座を使って、国がちゃんと自分たちで実行してくださいよということは、私だけではなくて、もう各首長からもそうした声が上がっていますけども、ですから、どこがイニシアチブを取ることになり、どんな対策が出るのかというのは、自治体としては非常に注視をしていますし、何よりこれは市民、国民がですね、この物価高対策をどのように実行してくれるのかということは、待ち望んでいることだろうと思います。
記者
今、この状況なので、なかなか今後のことが、見通せない状況ではありますけども、福岡市としてのですね、今後の対応方針というんでしょうか、お伺いできれば。
市長
難しいですね。またちょっと、決まったあとは、たくさんお話ししますけど、対応方針というか、とにかく我々も報道で知る限りでしか、よく分からないので、すべてはもう決まってから対応ということになりますかね。
なんか言ってほしいことありましたっけ。こうなってほしいとかいうのもちょっとね、言うわけにもいかないですしね。どのポイントで、なんか言ったほうがいいですか。
記者
もし、じゃあ、なんかどういう、どういう方向で…どういう方向で決まればというのは、難しいですよね。総理になる方に求められることとか、もしあれば。
市長
総理になられる方、やっぱり私としては、やはり決断が早く改革的で、そして、国民に届く言葉をおっしゃっていただける方がいいなと思っています。
市長
はい、どうぞ。
記者
西日本新聞の長田と申します。よろしくお願いします。
今、全国的にもいろいろ課題になっていると思うんですが、外国人との共生についてですね、いろんな自治体のほうで、新しい共生策とかを打ち出すと、またそれがSNS上でですね、誤解を生んで批判を受けるというようなことがですね、起きています。
市としてですね、これだけ多くの外国人を抱えていますから、共生策を取ることは必要だと思っているんですが、なかなかそれを新たに打ち出したりとかですね、することの、このご時世での難しさとかっていうのを感じていらっしゃいますか。
市長
難しいですよね、想像のとおりですけど。例えば、福岡市は移民政策を進めているだとかですね、どうして自治体が移民政策を進めるみたいなことを決めるんだって思うけど、そういったものがどんどん拡散をされて、許せないみたいな話になってきていたりだとかですね、するのは非常に残念ですよね。
やっぱり、ただ、こういうふうになっているというのは、やっぱり、その原因はですね、やはり、もうこれは、もう皆さんがご指摘をされているとおり、これまで移民政策をとらないと言っていながらも、実質的に労働力として技能実習生というようなかたちで、どんどん海外の方を入れてきているとか、そして、それが果たして、国として全体の大きなマップがないというかですね、方向性として全体の人口の何%ぐらいまで海外の人を入れるんだろうかとか。もしくは海外の方が土地を買ったりだとかっていうことでの不安とかですね、もしくはルール、マナーというところで、マンションの一室にたくさんの方が集まるというような、こういったこの共生のための施策というのも、やはりこれまで国が全くそこを自治体に丸投げをしていたっていうような、こういったものが積み重なって、その不安が表れているわけであって。
私は、なんていうか、確かに今、特にネットで海外の人が多いっていうことについてが、ものすごくやっぱりこう、大きな反応になってしまうんですけど、やっぱり、そこはなんていうか、単に差別をしたいから、こういう流れになったという、もちろん、そういう人もいるかもしれませんが、多くは本当に不安を抱えていたりだとか、ということの表れだと思うので、そこはやっぱり国として、今、鈴木法務大臣も大きな枠組みをしっかりつくって、方向性を示していくということをおっしゃっていますのでね、この動きを、ぜひ加速をしてほしいと思います。
海外の事例と比べることもあるんですが、ただ、こう振り返ると、例えば学校とかでですね、ちょっと髪が長いとか、スカートがちょっとこう、折っていて短くしているとかいうだけでも、ちょっと人と違うだけでも、私たち日本人って相当厳しく怒られたりね、昔だったらビンタされたなんていうことも、経験、私もありますけれども、でも、それぐらいこう、ほかの人と違うことをして怒られてきた、そういう日本人からするとですね、突然ここに来て、海外の人が全然違うことをすることについては、多様性だからみたいなこと言われても、なかなか、やっぱり一気にその感覚を変えるということは、やっぱり簡単ではないと思うんです。
やっぱり、ですから、総量ということもありますけども、やっぱり徐々に海外の人も入れていくというふうにしていかないと、急にやっぱりその感覚を変えてといっても、なんとなく日本人だけが我慢を強いられるみたいな感覚になるというのは、それはこう、なんていうか、差別だとかいう話ではなくて、だって、そういう教育を僕たちはずっと受けてきたから、なかなか、やっぱり簡単にはいかない。だから、やっぱりゆっくり丁寧に、長期のビジョンをしっかりつくった上で、今後どういうふうにしていくのか。国民が安心できる外国人の政策、方向性を打ち出していくというのが肝要かなと思います。
記者
あと関連して、先日の決算の議会だと思うんですけど、のほうで、市長がですね、外国人が購入する不動産のですね、取得状況について調べることは、検討したいというふうなことをおっしゃっていましたけど、その後の状況はいかがでしょうか。
市長
そうですね、これは実際にもう動き出しております。しっかり、こういったことも含めて調査をしてですね、どういうことができるかとか、いうことについてはしっかり、これはスピード感を持って対応はしていきたいと思っております。
記者
あと、全然別件なんですけど、8月の大雨のときのですね、市長の災害対応についてお伺いしたいことがありまして、8月の9日から11日にかけてですね、九州北部を中心に、福岡市でも記録的な大雨となりました。
市議会の一般質問だったと思うんですが、議員さんからの質問で、8月10日、最も雨が降った日ですね、に、市長が夕方ごろに退庁されたというような答弁が、担当局長のほうからあったと思うんですが、災害警戒本部から災害対策本部にですね、引き上げられる可能性もある中で、市長がその時点で帰られたというご判断をなさった理由と具体的に何時ごろに、庁舎を後にされているのか、お伺いします。
市長
災害対応についてなんですけれども、そこはですね、もちろん各部署、それは道路下水道局だとか、災害の対策本部というところが、しっかり取り組みをしている中で、そこをしっかり激励をしに行ってですね、これから緊張感が高まる中で、よろしくお願いしますということをお話をしております。
ただ、もちろん、ずっと自分がそのときは、対応の指揮をするというよりは、それはもうしっかりと、これからについての方向性をですね、確認をしたということで、あとは帰宅をしてということで対応しておりました。
記者
結果として、市長が帰られた夕方ごろからですね、夜にかけてが一番、雨が降り方が強まって、避難指示もですね、いろんな地域に出たというところでありましたけど、福岡市にとっては、最も状況としては厳しい時間帯だったのかなと思うんですが、災害警戒本部から災害対策本部に引き上げるかもしれないという可能性は、お考えにはならなかったですかね。
市長
要するに雨が激しくなる前に、私としても現場に行ってですね、これからの見込みですとか、方向性ということの報告をしっかり聞いた上で、これからしっかり引き締めて、よろしくお願いしますというお話をして、その後は、当然、状況の変化があればですね、それに応じて対応できるということですから、そこで私がそこにこう、ずっと張り付いているということではないかたちで対応をして、これについて何ら問題があるとは思っておりません。
記者
ありがとうございます。
最後に、災害警戒本部から災害対策本部への引き上げのですね、具体的な要綱みたいなのがないと聞いたんですけど、なかなか、今、毎年のようにですね、大雨災害とかですね、いろいろ台風とかですね、災害があるので、今後、基準の明確化みたいのをする、お考えあるかどうかをお聞かせください。
市長
これもかなり、やっぱり専門的に難しいんですよね。例えば、今後の気象状況がですね、どうなっていくかによって、例えばこう、この基準になったら、すぐこうするっていっても、もうその30分後には雨は少なくなるかもしれないしっていうことも考えると、単純に何かの基準を超えたから、こうするということではなくて、気象の予報ですとか、特に福岡の場合は、短くて細い川が多いということは、短時間にいっぱいにもなるし、短時間で引くというようなこともあるので、そういったところを総合的に現在判断をしていると認識をしておりますので、なかなか総合的な判断ということ以上に、単純にこう、数値がこれを超えたから、すぐこうするっていうと、たぶんなんていうか、すぐにこの警戒状況になって、そうすると、また30分後にはこれが外れてみたいなことを繰り返すというふうにもなりかねないので、そこは現時点では、総合的な判断ということになっております。
ただ、もちろん、より、こうした対応についてはですね、良いかたちがあれば、そちらにこう、常に変えていけばいいとは思っております。はい。
市長
はい、どうぞ。
記者
今の大雨の話に関連してなんですけれども、現在、市のほうでも、ため池ハザードマップを作成されていると伺っていますが、その作成の理由と現在の状況などを教えてください。
市長
はい、これは国が数年前に定めて、ため池が万が一、水がいっぱいになってあふれたりだとか、それから、そのため池の堤防っていうんですかね、堰が壊れてしまって水があふれた場合に、どれぐらいの被害があるかということをまとめたハザードマップ、どれぐらいのエリアに、どれぐらいの深さで水の影響が出るかということを定めたものがハザードマップです。これは国が定めたもので、100%国費で作成をするものです。
現在の福岡市でいくと、200個台の二百数十のため池があって、現在、半分程度、百いくつかの調査は終わっていると思います。106、今、調査が終わっている段階です。
ただ、これ、国費がですね、福岡市として要望しても、なかなかつかない年もあるので、こういったものをしっかり福岡市としては、毎年、国要望は出しておりますけれども、しっかりこれをすべてのため池において、こうしたハザードマップがつくられることを目標に取り組みを進めております。
市長
はい、どうぞ。
記者
RKB、堺です。
竹下のアサヒビールの工場の件なんですけども、周辺地域では、小学校が児童数増えて、過大規模校ですかね、になっているという現状がありますが、跡地の活用について、市としてどのように考えているか。あるいは、要望等ですね、今、動いていることがあれば教えてください。
市長
はい。福岡市としてはですね、ぜひ、やっぱり学校の用地として、ぜひ売っていただきたい、活用させていただきたいという要望を、相手方にお願いをしている状況です。
ただ、そこは、やはり相手あっての話ですので、アサヒビールさんのほうで、どのようにするかという判断はなさると思いますけれども、行政としては、ぜひ地域の学校のための用地が不足をしているんで、ぜひお譲りいただければありがたいなと思っています。
市長
はい、どうぞ。
記者
朝日新聞の山本です。
プレジャーボートの件でお聞きします。有識者会議の会合で、方向性としては条例を改正して、ほかの港でも受け入れるとなっていると思うんですが、改めて市のほうで、今後の対策について、どういうふうにお考えかということをお聞かせください。
市長
まだ、その会議の最中でありますので、最終的にその会議の最終報告というものがなされて、行政としても、それを真摯に受け止めてですね、今後の方向性については決めていきたいので、現時点では、そういった有識者の皆さんのこの会議というものを見守っている段階です。
記者
ありがとうございます。
すみません、あと、別件なんですけれども、福岡市議会の市議がですね、SNSでなりすましの被害に遭って、投資を促すようなメッセージを、なりすましたアカウントが送っているというような被害が確認されています。
これについて、市長のほうでですね、どういう認識をされているかということと、ちょっと対策というと難しいかもしれないんですが、どういった対応が考えられるのかということをお聞かせいただけますでしょうか。
市長
なるほど、そうですか。投資の話までは、ちょっと私、分からなかったんですけど、なりすましは、私もよく偽アカウントができて、報告をですね、自分でしてもなかなか、あれ、なんかこう対応してもらえないんで、ほかの人にもちょっとごめん、報告しててというので、消すようにしているんですけど、これ、高島宗一郎の「高宗一郎」とかされて、同じなんか顔を使われると、確かに別人だから、自分をなりすましているとも言いづらかったりみたいな、なんか巧妙化してきてとかですね、「島」の字がちょっと違う「島」の漢字になっているとかいうので、本当困ったもんなんですけど。
やっぱりこれ、プラットフォーマーに対しての規制を、やっぱり厳しくするっていうことは大事なんじゃないか。やっぱり真剣に取り組んでいただきたいと、個人的には思っています。
やはり日本の市場に入ってくるにあたって、やっぱり日本の中で起きている問題をですね、しっかり政府なりの指導という上で、そこにやっぱり、しっかり従っていただくというような、そういった対応をですね、日本のマーケットに入ってくる上での条件とか、そういったことは、やっぱりこう、していただかないと、個人での対応って、いたちごっこになって、なかなか対応していくのも難しいのかなと。
しかもAIが、もう今、「Sora2」とかすごいですよね。もうなんか、もう何が本当かは分からないような映像も出回っている中で、これから偽アカウントなども非常に多くなってくると思うんで、こういった、特に実害が出るような、今おっしゃったような投資を促すようなことがあったんですね。そんなことは絶対に、こういうのに引っかかりやすいような、どんどん、やっぱり技術ができてきているんで、国としてここについて、やっぱりプラットフォーマーに対する対策ということを、ぜひ強化してほしいと思います。
記者
ありがとうございます。
すいません。あと、もう一点、最後に。先ほどの香椎川の件で、一点お聞きしたいんですけれども、氾濫危険水位に達してから避難指示が出るまでに、およそ1時間ほどかかっていたと思いますが、その経緯、改めてご説明いただきたいのと。あと、それが妥当だったかどうかという市長の見解をお聞きしてもよろしいでしょうか。
市長
先ほど申したとおり、こういった水位計の話、それから今後の雨の状況というようなことを総合的に判断をして、対策本部として対応したと聞いておりますが、ただ、いずれにしても、それで実際にあふれてというようなことが、あったわけでありますので、これは今回、やっぱり福岡市としての災害対応のですね、そこのやっぱり改善の必要がある部分というのが、しっかり見つかったわけですから、これをしっかり改善をしていくということ並びに今まさに、あそこは特殊な状況もありますので、地下に河川をつくってですね、地下から水を流すという根本療法に取り組んでいるところです。
あそこ、非常に川が狭いんで、やっぱり瞬間的に降るとすぐあふれて、ただ、やっぱりこう、あの写真も当時流れましたけども、すぐに引くみたいな感じで、あふれやすく引きやすいという川ですので、しっかり、そのなんというか、地下河川をつくって、根本療法として川が一定の水位があっても、水が降ってもあふれないような、こういったハード整備ということを、できるだけ早くできるようにお願いはしているところであります。
市長
はい、どうぞ。
記者
FBS、平石です。
万博が閉幕しましたが、西のゴールデンルートとして、どういうふうな活動をやってこられたのか。そのやってきたものが、今後、どうつながっていくかというところを教えていただけますか。
市長
はい、万博が大盛況のうちに幕を閉じられました。本当に関係者の皆様のご尽力に敬意を表したいと存じます。特に、やっぱり最初って、ずっとネガティブな報道、多かったですよね。やっぱりオリンピック、パラリンピックのあとって、やっぱすごくこういった大規模なイベントって、すごく逆風なんですけども、それでもやっぱり実際に行った方の口コミで良かったよっていうことから、リピーターでしたりとか、じゃあ、行ってみようかっていうのが、後半にかけてすごく盛り上がってきたんで、これがもっと早いうちから広まって、より多くの子どもたちだとか、そういった方がこう、刺激を受けてですね、次世代をつくる上でのいい刺激になっていたら、よかったのになとは思いますけど、ただ、いいかたちで終われたんでね、よかったなと思います。
そういったものに合わせてというか、行政としては、西のゴールデンルートを取り組んでいました。これは、欧・米・豪のお客さんが、大阪と東京の間だけで、当時79.3%の宿泊者で、大阪より西の九州・中国・四国、全部合わせても5%台しか宿泊していないという状況を変えようというのが取り組みでした。
そこで、これまで九州単独もしくは中国地方とか瀬戸内、こういった、いわゆるDMO(デスティネーション・マネジメント・オーガニゼーション)と呼ばれるようなエリアごとの観光誘客の取り組みはあったんですが、これだけ西全体として取り組みを進めてきたということは、かつて前例がなかった中で、初めて中国地方の皆さんですとか、四国の皆さんと一緒に、「西に来てください」という観光プロモーションができたということは、一つ大きな意義だったと思います。
これは万博だけではなくて、瀬戸内国際芸術祭も今ちょうどあっていますし、それから、これからも来年以降もですね、国際イベントに合わせて、欧・米・豪の方の旅行先の偏在というのをできるだけ平準化していきたいという取り組みを、今後も進めていきたいと思います。
今回の万博においてもですね、万博の会場にブースを出して、そこで直接予約ができるような観光ブースをつくったり、それから、各パンフレットですとか、もしくは自分に合ったルートをですね、選べるみたいな、そういういろいろ仕掛けをしていったんですが、今回、万博に来られた方で「あっ、日本って東京、大阪、京都、富士山だけではなくて、大阪より西に行くと、こんなに面白いところがあるんだな。次は行ってみたいな」って思った方がですね、今回をきっかけに、次回の旅先として西を選んでくれて、そして、西のエリアとしても、アジアのお客さんが今、中心で、もちろん多いんですけれども、やっぱりカントリーリスクなども考えて、幅広い国からバランス良く誘客できるようなかたちになっていけばいいなって思います。
記者
今、万博来られた方が、次はこれをという言い方されたんですが、そしたら、今回の滞在に対して、こちらのほうに呼び込んでくるというかたちでは、今、数字、何かあればなんですが、どれぐらいこう、今回の滞在において、こう西日本に誘客ができたのか。数字なのか、何かこう、感覚的にもどれだけ成果が見える形で出たかというところは、どう感じられていますか。
市長
そうですね。皆さん、海外からいらっしゃる方で、万博という目的を持って来ているんでですね、どれぐらいの方が果たして来たかっていうと、そう大量の人が来たということは、なかなか。今回ということではなくて、これはボディブローとしてですね、大阪に来たことがある。たぶんそういう人は、たぶん東京ももう既に行ったことがあるというような方と思いますけれども、その次の選択肢として、西日本のこういった場所があるんだということを知っていただけて、次に選択ではですね、今まさに京都とかもそういったところは、ものすごい人になっていますけれども、そういったものも平準化されて、まだより人が来ていないところに、バランス良くですね、1カ所に集中というのは、非常に多くの問題も起こしますしね。平準化で来ていただけるようになればいいなと、期待をしております。
記者
そうしますと、今回は事前の想定、どれぐらいの人がこれぐらい来てほしいというところには、届いた、届いてなかったというのは、今、数字があるわけではなかったら感覚的かもしれないですが、想定と比べてどうだったでしょうか。
市長
想定というのは、万博で聞いて、そのまま来る人というイメージですか。
記者
このプロジェクトをスタートさせようと思ったときに、想定していた、理想と思っていたところがある程度あったんじゃないかと思うんですが、そこに対してはどう感じられますか。
市長
そうですね、現在、79.3%というのが東京・大阪の間で、大阪より西が5%台しかないっていうところ、これをやっぱり将来的に、やはり3割、4割となってくるということが、将来的な目標としてはですね、期待としてはありますので、これはもう複合的にいろんな取り組みをこれからも進めていきながら、西の魅力を知っていただければと思います。
記者
ありがとうございます。
記者
すみません。今のに関連して確認なんですけれども、今回の万博で西のゴールデンルートを、西側に来た人がどれぐらいいたかというのは、今後、総括検証というのは、する考えはありますか。
市長
そうですね、何らかの形で、例えばデータが取れるものは、もしかすると、例えば何かコードみたいなものを持った人がこっちに来たとかいうことはできるかもしれないですけれども。ただ、当然、万博という期間については、もうたぶん期間も決めて計画を立てて、皆さん、海外からわざわざお越しいただいていると思いますので、今回の移動についてのどれぐらいのデータかというのは、ちょっと現時点ではよく分からない。もしかするとある、何らかのものが一部取れるかもしれませんけれども、これはやっぱり人の動きなので、全部を正確に捕捉するというのは難しいかなとは思っております。
記者
ありがとうございます。
あと、すみません、話題変わってですけど、月末がハロウィンの時期なんですけれども、例年、警固公園でいろいろなイベントをされたりとかしていると思うんですけれども、今年はなんか、どういうことをされますか。
市長
今年も、花のハロウィンなんですが、をすると聞いておりますが、それが発表になっているかどうかが、私はまだ分からないんで、今、フライングで言ったかもしれないんですけど、大丈夫?
いずれにしても、はい、今年は花のハロウィンということで、フラワーフェスの流れでですね、ハロウィンをテーマにした形での花のイベントを開催したいと思っております。
記者
例年どおり数日間、その期間中に、そういったフラワーイベントをされるという理解でいいですか。
市長
そうです、はい。
記者
分かりました。ありがとございます。
市長
今日は盛んですね、皆さん。
記者
すいません。先ほど、SNSの話もありましたけれども、福岡市の中国人800人採用みたいなのが、情報がだいぶ流れていると思うんですけど、これに関しての福岡市のほうに寄せられている声ですとか、迷惑状況を教えてください。
市長
電話が市役所としてかかってきた方については、これは行政として、そうしたことについてはないということは、はっきりと申すとですね、「あ、そうだったんですか」というようなかたちになっているので、大きなこれが何か動きになっているということはないです。
ただ、公務員として、要するに研修生というのを、それこそ国連ハビタットなどと一緒に、福岡市は発展途上国の国がですね、ごみ処理ということを排水を出さずに、きれいな形でごみの処理ができる「福岡方式」の埋め立てですとか、それから、水不足という中で、海水を淡水化したりということ、これはもうすでに見学ルートができて、こういったものをこう、国際貢献というかたちで、こう学んでいただいて、地球の環境に貢献をしていこうという取り組みは、長年しているわけですけれども、これは中国については、もう経済の発展もしていますし、しっかりお金を取って、この研修ということを受け入れる。無料ではなくて、有料にしようというようなことでだったんですけども、やはりこれが、研修に来ている、研修に来る方というのがこう、公務員として採用するみたいなふうに、800人もそんな公務員採用するわけがないんですけども、そういうかたちで、こう拡散をしてしまっているという状況はあったんで、きちんと事実関係を説明すれば分かっていただけるし、なんだろう、今ある、例えば海水淡水化にしてもですね、見学ルートがあって、子どもたちもみんなこう見学に行くんですけども、それを何かこう、その中の特許技術まで全部オープンにするみたいな、曲解をされるみたいなこともあったんですけど、もちろん、そんなことは今後もないですし、公務員で採用なんてことも、もちろんないわけで、これはしっかり説明をすれば、比較的大きなうねりまではならずに消化ができております。
記者
電話かかってきた人には直接言えているかもしれないんですけど、全体的に向かって、それを否定するみたいなことは、あまりされていないのかなと思うんですが、どうでしょう。
市長
確かえっとね、SNSのなんだったか、Twitterだったのか、何か忘れましたけど、noteっていうところで、事実関係をしっかりと、その発信元のところがつくということがなっていますので、そうすると、そこで根本的なところでのなんていうか、発生源としての対応はできているのかなと思います。
ただ、いずれにしても、たぶんこういうことって、今後もすごい増えてくると思うんですよね。なので、例えばホームページだとかに、もうそういうコーナーをつくって、こういうSNS上の噂と実際はこうですっていうことを、しっかりこう書くっていうようなことをして、そうすると結構みんな、今検索というよりAI、例えばChatGPTで検索したりするんですけど、これ最近の傾向としてですね、市民はそんなにホームページで探しに来なくても、AIは読んでくれるっていうのがあって、だから、ホームページも、これまでもあんまり今使わないのかなって、こう思ってたんですけど、AIが読んでくれる、正式な回答として出してくれるのであれば、ホームページの中にそういった回答を入れるということもいいんじゃないかというような議論は、今しております。
記者
そのほか、ございませんでしょうか。
では、長時間ありがとうございました。
市長
はい、ありがとうございました。
※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。