市長
おはようございます。よろしくお願いします。
記者
それでは、市長のほうから、発表お願いします。
市長
はい、よろしくお願いいたします。
まずは、「混雑緩和プロジェクト」の第2弾です。リアルタイムで駐車場の空き状況が分かるという「福岡市駐車場ナビ」がスタートいたします。【フリップ】
先日の会見でも、福岡市内の交通渋滞の緩和のために、地下鉄や道路をより快適に利用する取り組みとしてですね、混雑緩和プロジェクトというものを発表させていただきましたけれども、その第2弾としてはですね、福岡市駐車場ナビをスタートするというものを発表させていただきます。
特に天神地区について、駐車場どこだろうというので、大名エリアも含めてですね、結構ぐるぐる駐車場を探すために、結構車が混雑しているというようなこともあると思うんで、今どこで空(あ)いているというのが、もうスマホ上で分かれば、直でそこに行けますよね。そうしたことで、今回、福岡市としてですね、準備を進めてきまして。リアルタイムで、今、駐車場どこが空いているのか。
そして、ほら、最近なんていうのかな、高い、高い、S、RS…。
記者
SUV。
市長
SUVとか、SUV的なのとか、アルファード的なのじゃないけど、結構高さがある車もあるんで、行っても入れなかったということにならないように、どれぐらいの大きさまで入れるかとか、そんな情報も全部もう分かるようにしたんで、結構使いやすいんじゃないかと思っております。
じゃあ、具体的にどういうものかを画面によってお見せしたいんですが、まず、このようなかたちでですね、○と×があると思いますけども、こういうまず画面になります。
じゃあ、ということで一個やってみましょう。ちょうどこの今、赤い丸で囲んだところ、これは天神地下街駐車場になります。じゃあ、ここをタップをしたという前提で、タップするとね、こういう画面になるんですね。見えますかね。情報を間違って入力しないように、もうこれ写真で、現地に貼ってある写真をそのまま載せるようにしているのが、一つのポイントで。料金だとか、それから車の車高ですね、こういった情報をこの画面で見ることができるというようになります。
さらに、今ここのこの画面の上にある、ちょっと赤で印をつける。ここをタップすると、直接地図アプリに移動することができますので、このボタンを押すと、このように、選んでいただいた地図アプリで、その駐車場までのルートが出てくると、検索できるということになるんで、そのまま駐車場までナビによって案内されていただきたいと、こういうことでございますね。
9月1日から、これはサービスを開始をいたします。ぜひ多くの方にご利用いただいて、スムーズに駐車場に入っていただくことによって、結果として天神地区の混雑が緩和されればと思いますので、ぜひ皆さん、使ってみてください。
もちろん混雑緩和のためにはですね、ぜひ公共交通で、ぜひ都心には来ていただきたいんですが、ただ、高齢者だとか身障者も含めて、なかなかやはり車でないとっていう方もいらっしゃると思うんでですね、ぜひ利用いただきたい。
ちなみに、それから結構見ていると、ほら、他県ナンバーも含めて迷っている方もいらっしゃると思うんで、これはぜひ急に初めてこの場に来た方にも、すぐこういうナビがあるということを分かってもらうために、ちょっとこうした天神エリアにですね、QRコードで読み取れるような、そういう看板というか、これもちょっと設置をしてですね、利用を促していければということも考えております。
今回、第2弾ということで、駐車場に関する発表だったんですが、今後も順次ですね、混雑緩和プロジェクトについては、まだまだたくさん控えておりますので、発表していきたいと思います。これが最初の話ですな。
市長
続いて、博多駅のすぐ近く、音羽公園が民間の力で素敵な公園に生まれ変わります。【フリップ】
これ、ご承知のとおりでございますけれども、音羽公園って博多駅のヨドバシカメラのほうですよね、あっち行ったところの交差点にある公園でして、今回も民間の力を使うPark-PFIというやり方で、これは民間企業に公園施設の整備を任せることで、行政としてはコストですね、負担を軽減させつつ、それでいて公園を訪れる方が憩えるような飲食店の設置やイベントの開催など、民間の企業ならではの創意工夫で、公園の魅力というものをさらに向上させようという取り組みでございます。
福岡市としては、この制度を活用した公園づくりとしては、今年の4月に供用を開始をした東平尾公園、そして続いて清流公園、明治公園、香椎浜北公園、長垂公園(正しくは、長垂海浜公園)と、次々にオープンに向けた取り組みを進めておりますけども、今回は博多区のこの音羽公園について、優先交渉権者が決まったんで、どういう公園に生まれ変わるのかという特徴をですね、また、こちらもちょっとモニターを使ってお知らせをしたいと思います。
音羽公園、現在こういう状況なんで、たぶんこの写真を見たら、「ああ、あそこか」というイメージのつく方もいらっしゃるかもしれませんけども、公園というか、結構通過の方が多いのかなという場所なんですが、それがどうなるかというと、このように、全景図になるとこのようになるわけですね。
とにかく緑がとても印象的だと思うんですけれども、屋上緑化がなされた建築物と周辺の緑とが一体となった公園全体を一つの森と見立てた空間が誕生いたします。
別の角度から見ても、このように公園内には樹木ですとか、屋上緑化によって、まさに森の中にいるような2階建ての建物が建てられてですね。そして、レストランやカフェなど6店程度のテナントが入るほか、トイレ、それから屋内型の喫煙所も整備をして公園の魅力の向上を図っていきたいと。
そして、屋上にも上ることができるようになっていますので、立体的に緑を楽しめる空間にもなっております。
さらに、この高低差を使ってこのように、水の流れに動きをつけて、子どもが安全に遊べる浅瀬を整備をして、五感で楽しめる癒やしの空間を整備をするということでございます。
ちょっと夜になった雰囲気もお見せしたいんですが、日が落ちるとこんな感じということで、印象として月が綺麗ということではなくて、下の光ですよね。結構ちょっとこの辺りって暗くなることも多かった中で言うと、日が落ちてからも公園の照明灯に加えて、2階建ての建物の明かりによって、夜も明るく、この辺りを歩く方にも安心して公園を利用、もしくは通過をしていただくことができるようになります。
ということで、今回ご紹介をした音羽公園についてはですね、「都心の森1万本プロジェクト」を踏まえた圧倒的な緑に包まれた空間になる予定でございますので、大変完成が楽しみでございます。これから具体的な計画や整備を進めてですね、2年後、令和9年の冬にオープン予定でございますので、ぜひ楽しみにされてください。はい、2件目が以上ですな。
市長
では最後、20周年を迎えたアイランドシティで、10月の下旬から4週連続で記念のイベントを開催いたします。【フリップ】
まあ20年、本当にいろいろあったわけでございますけれども、令和4年度にですね、全エリアが完売になった、黒字になったという発表も行えてですね、むしろ今では非常に盛り上がりを見せてですね、人口も今1万6,000人だったかな、なっていますし、結構高層マンションなんていうのも、本当にたくさんの人が入ってですね、値段も上がっているという話も聞いていますし、非常に盛り上がっています。
まちびらきから20周年ということもありまして、その節目に当たって、まちの魅力を改めて市の内外に広く発信をしますとともに、まちの絆をさらに深めることを目的にして、地域の皆さん、それから立地企業の皆さんと一緒になって、10月下旬から4週連続で地域の秋祭りですとか、マルシェなど20周年記念イベントを開催をいたします。
20周年を盛り上げるためにですね、まちの方々の声を集めて記念のロゴも作成をいたしました。それがまあまあ、こちらにあるロゴなんですけどもね。これは記念のロゴは公民館の掲示板、それから地域の方が登録をしているLINEグループ、こういったものを活用して、まちのイメージカラー、思い浮かべるモノなどのアンケート結果をもとにロゴ案を作成をして、最終的にはアイランドシティの小中学生が投票して決めたということでございます。
フリップにも記載のとおりですね、緑と青を基調としながら、みなとづくりエリアのキリンのクレーンも、ちょっとね、ここにちょっと入れてくれていて、私は個人的にはうれしいんですけども、そんなのもありますし、まちづくりエリアのタワーマンションですとか、それから、やっぱり緑ですね、こういうアイランドシティらしさがあふれるデザインに仕上がってございます。
それから、関連イベントの募集についても、ちょっとお話をしたいんですけども、このまちびらき20周年をさらに盛り上げてくださる、アイランドシティに関わりのある企業や団体様を募集したいと。今日から、20周年特設ホームページというものを開設をいたします。ですので、親子で参加できる体験型のイベントですとか、また、まちの魅力を再発見できるフォトコンテストなど、アイランドシティの魅力を広く発信するとともに、まちの絆がさらに深まるイベントを実施していただける皆様のお申し込みをお待ちをしています。
20周年ということで、本当に感慨深いこともあるわけですけれども、本当にたくさんの皆さんに今お住まいをいただいて、緑豊かなまちになっておりますんでね、ぜひこれを機会に、またアイランドシティに住んでいない方も、このアイランドシティというのが今どうなっているのか、そういう魅力をですね、ぜひ感じていただければと思います。
私からは以上です。
記者
ありがとうございます。幹事社の西日本新聞から質問させていただきます。
まず、駐車場のナビなんですけれども、まず、天神からやっていくということですけれども、今後、例えば博多とかですね、そういったところにエリアを拡大する考えがあるのかというのと。
あと都心部の、改めてになりますが、交通混雑の現状について市長の受け止め、どういうふうに課題感を持っているかを教えてください。
市長
そうですね。もちろん可能性としては、エリア拡大という可能性もありますけれども、まずは、やっぱり一番車が滞留している。ぐるぐる回っているでいくと、やっぱり天神エリアなのかな。もちろん一方通行とかもありますので、そういったのを現地に行ってみないと分からないという今、状況が続いているのが、どこが空いていると分かったら、その目的地に向かって皆さん行っていただけるんで。
やっぱり福岡市、今、人口も増えていますけれども、外からですね、例えば週末などで遊びに来る方、それからホークス戦をはじめとして、コンサートなど、ドームやマリンメッセなど、たくさんの方が来るまちでありますので、そうしたときに、できれば公共交通で来ていただくというのが一番望ましいことと思っていますけれども、やはり車でいらっしゃる方もおられますので、そういう方にスムーズに、駐車場が目的であるならば、その駐車場にスムーズに入っていただくということがですね、現状を少しでも渋滞を緩和できると思っていますので、もちろんこれだけで全てが解決とはならないかもしれませんけれども、できる限りのことはやっていこうと思っています。
記者
ありがとうございます。
それと、音羽公園のPark-PFIの件なんですけれども、現状どういった、博多駅のすぐ近くで利便性のすごくいい場所だと思うんですが、どういった方を来園者として見込んでいるのかというのが一つと。
あとは、バリアフリー対応をどうされるのかと。高低差、結構ありますけれども、あとは例えば最近、ベンチの話とかもありましたが、バリアフリーをどのように配慮しているのかを教えてください。
市長
はい、分かりました。まず、今おっしゃっていただいたとおり、博多駅の本当にすぐ近くなのに、やっぱり見ても、なんか全然活かされていない、なんかもったいないなっていうのが正直な、私も印象を持っている中で、やはりこの素晴らしい立地を活かしてですね、本当に皆さんが憩えるような空間という、本来の公園のですね、目的に合致した形になってほしいなと思うし。
それから、やっぱり人の目をしっかり入れてですね、夜も明るくなることによって、安心してこの周辺を夜でも歩いていただくというようなですね、こういう効果も期待をする。常に人の目が今後は入るということになりますので、それがその他の公園とも、また一つ違うところになるのかなと思っております。
もろもろ、ユニバーサル対応については、担当からお話しさせていただきます。
事務局(Park-PFI推進課)
はい、Park-PFI推進課の小島と申します。
ユニバーサルに配慮した動線計画を計画しておりまして、建物につきましては、誰もが各フロアに行けるようにエレベーターを配置しております。公園内につきましては当然バリアフリー対応で、スロープがあれば、それに対応した傾斜角で計画していきます。
詳細につきましては、これから計画になります。
以上でございます。
記者
はい、ありがとうございます。幹事社からは以上です。
発表案件について、各社さん、お願いします。
市長
はい、どうぞ。
記者
読売新聞の原です。
20周年の部分でお聞きしたいと思います。改めてなんですけれども、アイランドシティ、まちびらき20周年ということで、この間いろいろご苦労された部分もあったりとか、発展を楽しみに見ていらっしゃった部分もあると思います。長い期間を見てきた市長としてのちょっと今、振り返ってのちょっとお気持ちをお聞かせください。
市長
私が就任をしたとき、一番最初の選挙の争点の一つがアイランドシティというか、当時、人工島問題というような言われ方をされていたこともあったんですけども、そこが売れ残っているとかですね、分譲がうまくいかないとか、そういうような言われ方をずっとされていて、これをどうするのかというのが最初の争点だったんで、私としては立地交付金という制度を入れたりとかですね、要するに過去を活かし、未来を変えていくというような、そういうフレーズのもとで、今せっかくもうつくっているものですから、これを最大限に活かしたいということで、その付加価値をですね、緑、それからエネルギーというところの先進地域にしていくというような形、そして、より高付加価値な住宅についてですとか、それから、これまで分譲しかできなかったのを貸せるというような形にして、企業に来てもらって、温浴施設ですね、ああいったものに来てもらったりということで、いろいろとやっぱりテコ入れはしてきた中で、今これだけ人口が1万6,000人ですかね、なって、そして、本当に人気のエリアに非常になって、ここにはもう子どもたちの声が本当に常にこだまするようなエリアになってきたというのは本当にうれしいですし、何よりもやっぱり人工島みたいな言われ方をされなくなって、ちゃんと照葉という、まちの名前で呼んでもらえるようになったというようなことも、やっぱり非常に大きな時代がまた一つ変わってきたなって思いますので、ここからは本当に住民の皆さんが主体となってね、自分たち、子どもたちのこれはふるさとになるわけですから、そのふるさとの素敵な思い出を、子どもたちがいっぱいつくれるような、そんなまちにどんどん成熟していってほしいなと思います。
記者
ありがとうございます。
記者
各社さん、いかがでしょうか。
ないようでしたら発表案件以外で、まず、幹事社の西日本新聞からお伺いします。
大雨の関係で、先日、香椎川が氾濫したとXの一般の方が投稿された内容について、市長のほうから一旦、偽情報だという発信をされて、事実としては氾濫していたということが明らかになったと思います。
改めて、ブログ等々で市長が発信されていると思うんですけれども、改めてどういった経緯でこういう事態になったのかというのを教えてください。
市長
大雨のピークというものが一旦一段落して、次の日になってですね、避難者も各地、福岡市内各地にいたんですけれども、4人程度までなったという中で、これまでの総括で今、被害状況どうなっているのかというような形で、一番雨がひどかった日についてのいろいろな報告を受けていく中で、こういった、行政としてはさまざまな発信をされている情報というのは、これはもう全て、今回の投稿も含めて全てやはり事実確認ということを行ってですね、もちろん、それまでの段階で避難をし、避難指示というものを出していたりだとか、そういったものはきちんとするんですが、やはり特別なああいう状況があると、やっぱりそういったものは全て事実確認には行って、ただ現地に職員が行ったときには、もう既にそういった水はなかったというような形で報告を受けるとともに、結果これは違ったんじゃないかというような報告をいただいていましたんでね。
なので、まだ今後も警戒も続いていく。それから、また昨今、やっぱりこういった災害時に間違った情報が流れるというようなこと、そもそもこれまでもあってきた中で、どこかでやはり注意喚起、SNSの情報も含めてですね、特に災害時も含めて、情報はしっかり確認をしなければいけないという啓発はどこかで行わなければいけないなと思っていたわけですけれども。そうした中で、こういった報告を受けましたんでね。では、このタイミングでしっかり、それがどういう影響を及ぼすのかということも伝えておかなければということで発信をしたわけです。
今回については、もうSNSに書いているとおりなんですけれども、もちろん私が、私自身も災害時のSNSの活用ということ自体については、非常に大事だと思っています。もちろん必要以上に煽(あお)るということもよくないと思うし、ただ、ここはっていうときは行政の発信だけではなくて、私個人としてのですね、発信、これやっぱり災害時になったときに、どうしても行政の発信するSNSよりも場合によっては、首長個人のほうがフォロワーが多いというようなこともありますので。だから、やっぱり災害時において、各首長の発信というところは、すごく大事だと思っています。
だからこそ、すごくやっぱり今後、やはり情報の精査ということは丁寧にも丁寧にしていくということが肝要になろうと思うし、今回、反省すべきところはしっかり反省をした上で、自分自身もかといって今後、臆してですね、何ももう公式の福岡市としての発表だけに、もしくはSNSだけに、もしくはホームページの発表だけにとどまるのではなくて、反省をしながらも、今後もしっかり必要だと思うときにはですね、しっかり発表、発信をしていきたいなと思っております。
記者
続けて、すみません、当時ですね、香椎川の水位計は氾濫危険水位に既に達していて、もうほぼほぼあふれるような状態になっていました。なおかつ、あそこは以前も氾濫したんですかね、というのがあって、おそらく地下河川というのを今整備されている状況だと思います。
様々な要因はあったと思うんですけれども、氾濫している可能性を消してしまうというのは、ちょっと早合点すぎたんじゃないかなという気がするんですけれども、そのあたり、どうしてそういう判断をされたのか、改めてお願いします。
市長
そもそもでいくと、必要な対応はですね、行政としては必要な対応は行っておりました。というのは、危険水位になった時点で、あそこはたぶん市内でもどこよりも早く避難指示も出しておりますし、そうした中でああいう映像が流れてきたんで、それで職員が行ったんですが、その時点ではもう、ですから相当短期間の間に一気に水が流れて引いていたというような状況もあったと。
いずれにしても、やはり氾濫していたかどうかについての情報の精査の能力というのは、しっかり上げていく必要がありますし、今回の反省はしっかり活かしてですね、今後、福岡市としても情報の収集・分析・評価をより精緻(せいち)にできるような、そうした教訓を今回しっかり残していくべく、これはもう防災の担当としてもですね、しっかりとこれは、次、繰り返さないようにしっかり検証していきたいと思います。
記者
ありがとうございます。では、発表案件以外で各社さんお願いします。
市長
はい、どうぞ。
記者
すみません。NHKの神田です。お願いします。
総裁選について、今、自民党内では、総裁選を前倒しにすべきじゃないかという議論も高まっていると思うんですが、市長として何かこの点についてお考えがあれば、伺わせてください。
市長
自民党内のですね、総裁の選挙ということなんで、基本的にはなんというか、コメントをする立場にはないとは思います。ただ、もちろん、そうしたことが起きているのも承知はしていますし、やはり政治がしっかりと安定をして、そして、やっぱり例えば選挙中に話していた、減税なのか、給付なのかとか、いろんな部分ってなんとなく宙ぶらりんになって、これは本当に総理が続くのか、続かないのかというようなこともなんとなくあるので、何か腰が入らなく、感じる部分は国民としてもあるかもしれませんので、そういった意味では、ぜひしっかりやっぱり政策に集中をして取り組めるようにですね、どのような方向になるのかというのは、しっかり当事者の皆さんの中で行動していただければと思います。
記者
分かりました。ありがとうございます。
市長
原さん、どうぞ。
記者
読売新聞の原です。
すいません、2点ありまして、ちょっと1点、またちょっと話は戻るんですが、河川、香椎川の氾濫の件です。
なかなか災害でですね、同時多発的に、しかも短時間で起こる災害ですので、把握するのは難しいのかなと思います。やっぱり人の目で見ていくというのは難しいのかなと思っていまして、今回、水位計を見ていても、ちょっと判断しにくかったところがあるようなお話もお伺いしていますので、今後そういう香椎川について監視体制、機器の増設であるとか、水位計のもっと詳細なものを設置するとか、そういうお考えはございますでしょうか。
市長
香椎川もそうですし、そこだけでもないんですけども、いずれにしても水位計だけでは分かるものではないので、なので、今回も職員が現地に行って、その時点でもう、ああいう映像にあったような光景はもう既になかったということから、緊急対応として人命救助とかですね、がないと当時は判断をしていたわけですけれども。
いずれにしても、今回でいろいろと中で課題が浮かび上がったと思いますので、これをじゃあ、その対応としてセンサーなどの増設によって対応すべき場所、それから情報の共有のあり方についてを、より精度の高い情報共有をしていくためにはどうしたらいいか。即時性を高めるためにはどうしていいかというようなことは、いろんなやり方があると思いますので、そういったものをベストミックスで組み合わせながら、より強い防災体制を構築していきたいと思います。
記者
ありがとうございます。
2点目です。少しちょっとお話は変わるんですけど、大阪万博、ただ今、進んでいますけれども、市長は西のゴールデンルートということで、活動をPRされて、今度また現地でPR活動をされるとお聞きしているんですが、万博も含めてですね、西のゴールデンルートの活動の成果というか、そういったものを今、感じられている部分はございますでしょうか。
市長
はい。今回、万博というところを一番の、今年でいうとですね、万博と瀬戸内国際芸術祭という、この二つが一番なんていうか、特に欧・米・豪からのお客さんに訴求していく上で大事なポイントだと思います。
いよいよリアルな場所がですね、万博にオープンを間もなくしますので、ぜひ、まずはやっぱりここ、ここでやっぱり多くの皆さんに、西のゴールデンルートの存在というものを、しっかり欧・米・豪の方に知っていただいて、そしてホームページなどにもですね、それをきっかけにアクセスをしていただいたりだとか。
そのホームページはもう全部、英語発信プラス直で予約までできるようになっていますので、ぜひ多くの皆さんに西のエリアが全体の5.3%(正しくは、5.8%)程度しか宿泊がないというですね、この状況、ではなくて、本当に魅力いっぱいなんだということをね、これをきっかけに、ぜひ多くの方に知っていただきたいと思っています。
記者
ありがとうございます。
記者
ほかにいかがでしょうか。
市長
はい、どうぞ。
記者
朝日新聞の福井といいます。
すみません、一点だけ、香椎川の件で、すみません。市長が先ほどおっしゃったように、首長としてのSNSと行政としてのSNSという、それぞれの役割だったり、影響力だったり違うと思うんですが、今回に関しては、広報とか、広報課とか、あと災害対策の担当課とかというのと、市長のどういうふうに情報共有をして最終的に投稿するというのは、市長の判断だったのか。内容を例えば確認していたのかとか、そのあたりの経緯をちょっと改めて教えていただけますか。
市長
はい。発信をしたのは、私個人の部分ですけども、その内容についてはですね、内容については当然事実関係としては、要するに行政としての情報をベースに、要するに前日の様子ということで、確認をした上で、特になんというか、それ以外の私個人の趣味の話だとかいうところとは違って、災害のことなんで、事実関係に間違いがないかということについては、これはしっかり担当課を含めて確認をした上で発信をしています。
記者
ありがとうございます。
この部分では、何か教訓化をするところというのは、今後ありそうなのかどうかというのも教えていただけますか。
市長
教訓化すべきは、先ほど言った、やっぱりそのベースとなる、そもそもの情報ですよね。情報の収集とその処理、判断というところの精度をどう上げていくのかというところが、一番の課題だと思っています。
記者
ありがとうございます。
記者
ほかにいかがでしょうか。
ないようでしたら、これで終わろうと思います。ありがとうございました。
市長
ありがとうございました。
※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。