市長
ごめんなさい、お待たせしました。失礼しました。
どうぞよろしくお願いします。
記者
よろしくお願いします。
まず市長のほうから発表案件よろしくお願いいたします。
市長
はい。承知いたしました。【フリップ1 (278kbyte)】福岡市では、スタートアップをさらに盛り上げていくために、10月の最初の1週間を「FUKUOKA STARTUP WEEK」として連続したイベントを開催をいたします。これまでもですね、例えば海外企業とのビジネスマッチングを行うなど、市内のスタートアップを盛り上げていくためのイベントというのは毎年行ってきたわけなんですけれども、今回注目をいただきたい点は2つございます。
一つはですね、新しいイベントとして「STARTUP KYUSHU」を開催いたします。福岡市では2012年からスタートアップ都市宣言ということを行って、本当に裾野を広げていくところから地方ならではのですね、地方にはもう課題しかないわけですが、そんな中でもスタートアップが成長していけるためのさまざまな取り組みを行ってきております。
この間随分メディアでもスタートアップという言葉使われるようになったと思いますし、またその波というものは、九州でいえば福岡だけではなくてどんどんいろんな地域にも広がってきているということを感じています。各首長と話したときもですね、「うちの地域もスタートアップ頑張っていきたいと思うんで」みたいなというお話をいろいろと伺うようにもなりました。
そこで、九州全体でスタートアップを盛り上げていこうということで、新たな流れをね、生み出していこうということで、九州各地のスタートアップ、それから起業を目指す学生の皆さん、それから先輩起業家、投資家、支援者が一堂に集まってですね、新しいシナジーを生み出していこう、お互いが化学反応を起こしていくような場所を新たに提供していこうというのが「STARTUP KYUSHU」というイベントでございます。
交流会などを通してですね、新しいつながりも作っていただく、そしてお互い刺激し合ったり、もしくは足りない機能というものをね、都市を超えて九州で一つになっていって新しいプロジェクトが始まっていくとか、こういうことを期待するわけです。
今日から参加者の募集を開始いたしますので、我こそはと思う皆さんのご参加をお待ちをしております。
それからもう一つが、官民を、一緒になった取り組みとして、これまでですね、培ってきたスタートアップコミュニティの力を生かして、みんなでとにかく、スタートアップ盛り上げていこうということで、Fukuoka Growth Nextだけではなくって、せっかく今隣にできたね、大名ガーデンシティ、こちらのほうにも広げていって、1週間毎日魅力的なイベントを開催することによって「このイベントは毎年出ているけど」とか「こっちのイベントは行ったことないなあ」みたいな、予定になかったイベントを行ったり来たりすることもできるように、また思わぬアイデアですね、それからビジネスに発展したりという化学反応がまた起きるような、そんな仕掛けを行っていきたいと思っています。
今日は、この「FUKUOKA STARTUP WEEK」を一緒に盛り上げていただく、StartupGoGoの岸原さんにも、この場にもお越しをいただいておりますので、民間の立場でもこのWEEKを盛り上げていくという意気込みをですね、岸原さんに語っていただきたいと思います。よろしくお願いします。
StartupGoGo 岸原稔泰(きしはらとしひろ)代表パートナー
ご紹介いただきましてありがとうございます。StartupGoGo代表パートナーの岸原でございます。
2012年にですね、「スタートアップ都市ふくおか」宣言が発表され、スタートアップの機運が盛り上がる中、2014年に有志で民間の立場から盛り上げようと「StartupGo!Go!」を立ち上げました。今年で10回目の開催となります。今では九州最大級の国際的なスタートアップイベントになっております。
今年は「ASCENSION」と一緒に「STARTUP WEEK」の真ん中、10月4日と5日の2日間、大名ガーデンシティにですね、特設ステージを組んで開催しますのでぜひご参加いただければと思います。
今年の「FUKUOKA STARTUP WEEK」については、1週間の期間中、毎日スタートアップイベントが開催されますので、我々民間としても一体となってしっかり盛り上げていきたいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
市長
はい。ということで、岸原さんもね、本当にスタートアップ都市宣言の後から、民間サイドからスタートアップ盛り上げるべくコミュニティづくりとか、それから海外でも一緒にイベントをしたり、いろいろこれまでも取り組みは一緒にしてきたんですが、特に福岡市がやっている「ASCENSION」とか「明星和楽」とかもそうですけども、いろんなイベントありますけれどもね、一つになってどかんと相互のいい刺激をね、お互いに与え合いつつ、お互いのイベント行き来みたいな人も増えてくるといいなあということで、今回行うことにしました。
では、まずはですね、岸原さんせっかくいらっしゃっていますし、まずこの件についての質疑からお受けしたいと思うんですがいかがでしょうか。
記者
はい、ではよろしくお願いいたします。
まず幹事社のほうから質問させていただきます。
まず「STARTUP KYUSHU」について、高島市長にお話聞きたいんすけども、まずこちらのイベントには市長も参加される予定ですか。
市長
そうですね。
記者
市長のやっぱり今までのいろいろお付き合いのある方で特にこういったゲストを呼ぶとかそういった話は今のところ言えない感じですか。
市長
そうですね。もうちょっとしたら発表したいと思っていますけれども、自治体の首長も含めてですね、声かけていますし、お互いどこもフルセットで人材がいるわけではなくって、お互い必要な人材とかですね、そうしたものもこういったイベントをきっかけにコミュニティ同士が例えば近くなったりとか、人の行き来というのが起きることによってですね、九州全体のスタートアップの盛り上げにつながればいいなとも思っています。
記者
今回参加は何人ぐらいを見込んでいらっしゃるんでしょうか。
市長
はい。ちょっと、初日、2日目とあるんですけれどもイメージ感を。
事務局(経済観光文化局)
150名程度です。
市長
あと宿泊の話とかも含めて。
事務局(経済観光文化局)
150名程度を予定していまして、その中で宿泊される方も多くいるのを見込んでいます。次の日の朝もしっかりイベントをするような流れになっております。
記者
ありがとうございます。
あとすみません、こういった7つのイベント、これ一連でやるのは初めてと言っていいんでしょうか。福岡市では。
市長
そうですね、初めてになります。
記者
福岡市がスタートアップ都市宣言をしてから11年を迎えるところですけども、今までのこの10年の実績はどれぐらいあるのかというのをちょっと教えてください。
市長
はい。スタートアップの裾野は極めて大きく広がって、学生で例えば大学に仮に行ったとしてもですね、卒業したら就職みたいな、こうしたものしか選択肢としてなかったものがですね、自分たちで会社を立ち上げていく、自分たちで新しい価値を創造していくというような、スタートアップという選択肢がもう当たり前に学生の間に広がってきていること。
また大学の起業部をはじめ、学生時代からビジネスということを意識した活動が非常に盛んになっていくこと、こうしたことについてはまさに長期的に見てもですね、非常にこれからの新しいビジネスを生み出していくという環境づくり、地盤、土壌づくりにとって非常に大事だと思いますし、またいろんなステークホルダーですね、例えば融資をするような銀行もそうだしVCもそうだし、こうしたエコシステムというのがこの10年少しの間で相当充実をしてきていると思っています。
あとは、当然そこの主役はプレイヤーとなるスタートアップですから、そのスタートアップの皆さんがさらに大きく成長したり刺激を受けたり、また新しい個人と個人が一緒になることによってですね、5にも10にもパワーがなるような、そんな刺激の出会いの場ということを作っていきながらより強固なチームができるように、これからも取り組みを続けていきたいということで、今回の「STARTUP WEEK」もそうしたことを狙っているものであります。
記者
具体的に、何社ぐらいが起業したとかというのは言えないでしょうか。
市長
起業数、それから福岡市が持っているのは例えばスタートアップカフェを経由したところの起業数だとか、それから投資ですね、投資額。そうしたことについては数字を持っています。ただもちろん福岡市全体で、いろんなところでですね、スタートアップされている皆さんについてはわかりませんが、スタートアップカフェを経由してというところであれば捕捉をしております。
記者
何社ぐらいあるんでしょうか。
市長
はい。じゃあ原局に数字言ってもらいます。
事務局(経済観光文化局)
801社です。
記者
投資額は?
事務局(経済観光文化局)
投資額はFGNでの投資実績でいいますと365億円となっています。どちらも令和4年度末時点の数字です。
市長
ちなみに今のような話の中で、岸原さんからもコメントがあったらお願いします。真ん中へどうぞ。せっかくですから。
岸原代表パートナー
はい。そうですね。わかりました。
私もよく民間の立場で10年経ってどうだという質問を受けるんですけども、実は私も20年ぐらいこういった仕事やっているんですが、間違いなく今が一番盛り上がっていると思います。
この都市宣言あってからですね、着実にこう、ずっとコンスタントにスタートアップが増えていっていまして、中にはもう1億円以上の調達をしたり、中にはまた10億円以上の調達をしたりという形ですごく積み上がっていっていまして。あとですね、代表するような誰でも知っているような成功事例が出てくれば、あともうみんな続いていくというようなところまで来ているんじゃないかなと思っていまして、よく私が言っているのは「マグマが今溜まっていますよ」と。「もうこれから福岡数年後に爆発しますんで注目してください」と、こういう話をさせていただいております。
市長
IPOもこれからね、もうちょっと出そうな弾も幾つもありますんで、期待していただければと思います。
記者
今そのIPOの話出ましたけど、その今までの実績は今のところ福岡市ではないんですかね。起業して上場したというところはないんですかね。
市長
何年以降とかいう区切りでですか。
記者
はい。
市長
IPOしたところももちろんありますし、イグジットでグループに売ったというですね、福岡の地場の企業に売ったというような事例も出てきていますんで。
記者
ありがとうございました。
じゃあ、ほかの記者さん、何か質問あればお願いします。
市長
はい、どうぞ。
記者
西日本新聞の一ノ宮です。
難しいかもしれないんですけど、この1週間全体でどれぐらいの人が来そうなのかみたいなものって数字があったりするんですか。見込みでもいいので。
市長
うん、見込みの数字はありました。
事務局(経済観光文化局)
まず、各イベントで集計していきますと大体1,500名程度は来られると思います。
記者
それは延べみたいなイメージなんですかね。
事務局(経済観光文化局)
各イベントでの見込み数になるので、延べ数となるとそれがもっと増えるんじゃないかというのは想定しています。はい。
市長
この件についてはよろしいですか。岸原さん言い残したことはないですか。どうぞ前に。真ん中へどうぞ。
岸原代表パートナー
ちょっとIPO、私ずっとIPO支援してきたんですけども、実際にIPO準備進んでいる会社がかなりあります。やはりですね、やっぱり昨年nulabさんが上場したというのは結構大きくて、10年前にすぐ近くにいた人がですね、「あ、もうIPOするんだ」と、「じゃあちょっとその先輩の後ろを。自分でもできるんじゃないか」とみんなその気になっているという状態にあると思いますので、あと、ちょっと今マーケット非常に厳しいんですよね。これまた必ず上がってきますので、そのときに福岡が波に乗るんじゃないかなと思っております。
市長
はい。どうぞ。
記者
TNCの岸本です。今日はありがとうございます。
この1週間でですね、その起業家の卵たちがいろんな意見交換してシナジーが生まれるということも素晴らしいと思うんですけども、このですね、ふくおかフィナンシャルグループさんがですね主催する4日、5日のX-TechのMatchup、投資家と、エンジェルと出会えるというのがですね、このイベント、大きな意味の一つかなと思うんですけども、そのあたり、起業家がですね、投資家と出会ってお金を出してくれる人と出会えるその意義というのをちょっと伺えますでしょうか。
岸原代表パートナー
はい。まず「StartupGo!Go!」でも30名以上のベンチャーキャピタルが東京含めてですね、全国から集まります。特にシードから投資をしてくれるようなベンチャーキャピタルの方に来ていただくようにしています。さらにですね、「ASCENSION」ではですね、もうちょっとステージの上がったところの、これは海外の第一線のベンチャーキャピタルの方が来てくれるという話が今まとまっていっておりますので、シードからエンジェル、シードさらに次の資金調達がかなり今回のイベントで進むんじゃないかなと思って期待しております。
記者
ありがとうございます。
市長
今日もね、ご承知のとおりGROWTH I(グロース ワン)というところがGrowth Nextの隣にできますよね。Growth Nextがシード、そしてその隣のGROWT I(グロース ワン)のほうがアーリーというような形で、要するに途切れなくこうした、なんていうか、支援が受けられたりとか、そのVCだけじゃなくて銀行の融資とかですね、成長の段階に応じてこうした資金面でもエコシステムがどんどん強固になっているということになりますので。
これ一朝一夕にね、できるもんじゃない、やっぱりしっかり腰を据えて取り組むものですけれども、この10年の中で岸原さんの表現でいうとマグマが溜まっているという状況になっていることはとても感じますので、これからIPOも含めて、もちろんいろんな成長の仕方がある、目指すだけではなくてもいいんですけれども、これからまた面白い大きな爆発がね、噴火が起きてくるんじゃないかなと期待しています。
よかですか。あ、どうぞ。
記者
日本経済新聞社の堀田と申します。
本日から参加者の募集を開始されるということですけれども、参加するに当たって応募者の資格といったものはございますか。
市長
じゃあ、事務的な話なので。
事務局(経済観光文化局)
応募者の資格というところでいうと、やっぱりスタートアップと関係をする方ですね。今している方ないしはこれからスタートアップしたい方とか、そういった方を対象としています。
市長
よろしいですかね。はい。
じゃあ岸原さんどうもありがとうございました。またよろしくお願います。
岸原代表パートナー
ありがとうございました。
はい、失礼します。ありがとうございました。
市長
では次。
記者
次の案件お願いします。
市長
はい。【フリップ2 (284kbyte)】福岡市では、「人生100年時代を自分らしく楽しむ」をテーマにした市民参加イベント「福岡100フェスティバル」を開催いたします。
何歳でもチャレンジができる、そんな未来のまちづくりということで福岡100の取り組みを福岡市はさまざまなステークホルダーの皆さんと一緒に進めてきているわけでございますけれども、これまで市民向けのイベントとして、例えば60歳前後の世代の方を対象にした「アラカンフェスタ」とかですね、それから介護とか福祉の魅力を発信する「ふくおかカイゴつながるプロジェクト」のような形で、個々で開催をしてきましたと。今回これらの10月から11月に開催をされているいろんなイベントを「福岡100フェスティバル」という形でまとめて発信をしていきたいということでございます。
狙いは2つあって、1つは福岡100の取り組みについてというと、なんとなく高齢者とか介護が必要な人というような特定の方を対象ではなくて、これは市民皆さんに関わることとして関心を持っていただきたいということでございます。
高齢になっても長く健康で居続けるためには、若い頃からの過ごし方なども大事になってきますし、現役世代の方にこそですね、参画をいただいて身近に取り組めることがあるんだということも知っていただきたいし。また超高齢社会とか人生100年時代と聞くと不安を持つ方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそうではなくて、100人いれば100とおりの幸せとか生き方、また暮らしがあっていいわけであって、前向きに取り組んでいきたいという思いを込めてですね、これフェスティバルというような形に、名前にしたということになります。
主なイベントとしてですね、10月22日日曜日には「おもろい運動会」を開催をいたします。おもろいということですから、日頃の運動不足を解消して健康づくりのきっかけとなってほしいと思っているイベントでございますので、ぜひ参加をしていただきたいと。おもろいということです。
その他9月にオープンをします認知症フレンドリーセンターですとか、博多駅前の歩きたくなる歩道、この新たなイベントなど幅広い世代が参加をできる30以上のイベントを企画をしています。また、その博多駅前の歩きたくなる歩道なんていうのもまだ知らない方というのもね、多いかもしれませんので、こうしたイベントをきっかけに知っていただければと思っています。
加えて、一緒にイベントを開催をして福岡100フェスティバルを盛り上げていただける民間企業ですとか団体も今日から募集しますんでね、たくさんのご応募をお待ちしております。
市民の皆さんが人生100年時代を前向きにとらえて、また日常の中でどう向き合っていくかを考えて行動するきっかけになる、そうしたイベントになればということを期待しております。
私からは以上です。
記者
はい、ありがとうございます。
今ありました「おもろい運動会」というのが気になったんですけれども、どんな種目をやるんですか。
市長
気になりますよね、「おもろい運動会」。結構おもろいことがあるそうなんですよね。ちょっと原局に。はい。言える範囲で。
事務局(福祉局)
福岡100推進課です。
「おもろい運動会」ですけども、日頃の運動不足を解消していただきたいということで、参加しやすい内容にしていきたいと考えております。詳細は調整中でございまして、こちらQRコードを読み込んでいただけますとその時点で決定した情報をご覧いただけるようにいたします。それから、その他の各イベントにつきましても福岡100フェスティバルの公式ホームページのほうに詳細随時アップしてまいりたいと思っております。よろしくお願いいたします。
市長
説明は全然おもろくなかったということですけども、でもなんか、ちょっとネーミングも「おもろい運動会」ってしただけで「なんだろう」って思いましたよね。普通に「すこやか健康フェア」って言っていたら多分質問なかったと思うんですよね。でもやっぱり「おもろい運動会」ってして引っかかりを作って「なんだろう」って興味を持ってもらうとか、もしくは運動する内容もですね、工夫を凝らす形で、なんていうか、運動しろとか言われてするよりも、したくなる、歩きたくなるとかですね、体を動かしたくなるというふうに自然に行動につながるような、こういったデザインというのもすごく大事だと思っていて、そうした工夫を凝らしたものですので、ぜひ詳細についてQRコードも付いていますし、詳細の発表をぜひ楽しみに待っていただきたいと思います。福岡100フェスティバル開催しますんで、よろしくお願いします。
記者
すみません、認知症フレンドリーセンター、あいれふ2階にオープンすると思うんですけども、まだオープンの日にちがですね、9月中旬ということで決まっていない、発表されていないんですけれども、決まっていたら教えていただけないでしょうか。
市長
あ、もう言っていいの? あ、もうちょっと待ってくださいということでした。諸事情ありますからね。すみません。
記者
わかりました。
では、ほかの記者さんお願いします。
市長
どうぞ。
記者
共同通信の瀧田です。お願いします。
すみません、「おもろい運動会」についてちょっと気になるんですけど、これってやっぱり参加にあたって、なんていうんですかね、ちっちゃい子からいわばお年寄りまで全員参加資格はあると思っていいんですかね。
市長
はい、そうですね。
記者
それは大丈夫ですかね。
市長
これは事業者の皆さんと一緒に今検討を進めているものでして。
記者
わかりました。じゃあ特に何か制限とかはないということで。
市長
はい。
記者
あと、すみません、もう一つ。この福岡100について、時期、10月、11月にやる、9月もありますけど、それは基本的にこのコンセプトをアップデートした1年後にやるからってそういう意味なんですかね。それとも何か、熱中症とかそういう。
市長
そうです。一番この時期が福岡にとって外に出たくなるシーズンというですね。春の花粉症もなければ夏の熱中症もなければ、台風とかでイベントが飛んでしまうリスクも少ないとか晴れが多いとかですね。なので大体福岡市のイベントってもうね、この時期にすごい集中しているんですよね。10月、11月に。
記者
なるほど、わかりました。ありがとうございます。
記者
そのほかいかがでしょうか。
では発表案件以外に質問をさせていただきます。
質問がある記者の方はお願いします。
市長
どっちが早かったかなあ。いいですか。じゃあ女性が先に。はい。1、2の順番で。
記者
すみません、KBCです。よろしくお願いします。
市長
はい、お願いします。
記者
ここ数日、豚熱が佐賀のほうで。
市長
え?
記者
豚熱です。
市長
あー。
記者
佐賀のほうで発見がされまして、福岡県としては今のところ静観というか、特に対策取らないということなんですが、福岡市内で養豚場とかって持っていたりするんですかね。
市長
養豚?いや、養豚はないですね。はい。
記者
ないですか。市としては特に受け止めとかあったりしますか。
市長
ちょっと急に言われても、養豚場がないからですね。はい、すみません。
記者
そうですね。わかりました。ありがとうございます。
記者
読売新聞の林です。
先日、福岡商工会議所さんがですね、ご当地ナンバーの「博多」を、検討を導入する要望書を市に提出されましたけれども、ご当地ナンバーの「博多」、これを導入されることの受け止めというかですね、何か課題を検討するというお話も出ていたんですけれども、何かお考えがあれば聞かせてください。
市長
なるほど。ちょっと事前に教えていただけとけばレクを受けていたんですが、ただ、なので完全に感想というレベルしかなくて、もちろんご当地ナンバーというのがあるんでね、「博多」ということがあればそれはそれで面白いと思いますけれども、いろいろ課題点もあるかもしれないというレベルぐらいまでしかぱっと聞いてなかったんで、ご要望内容と、あとそこに係る課題というところについて検討していきたいと思うんですが、ちょっとまだ、ごめんなさい。
はい、どうぞ。
記者
西日本新聞の華山と申します。
9月1日で屋台基本条例が施行されてから丸10年になると思うんですけれども、この10年振り返って、市長がこの10年の変化というのをどんなふうに受け止められているのかと、今後こういったまだ課題があって解決したいとか、そういうものがあれば併せてお伺いできればと思います。よろしくお願いします。
市長
はい、わかりました。そうですね、結構、長浜のね、屋台復活のときに結構屋台に対する思いはもうお話はさせていただきましたが、やっぱりアップデートが必要なものと、それから残していきたいものと、という中で歴史的な文脈というものがあって、かつ非常にユニーク、独特な福岡の一つの文化と言っていいようなところまで昇華をしていると思います。その屋台という存在ですね。
これはやっぱり、次世代に残していくためには当時と違う社会状況もある中で当然ルールというところも配慮しなければいけない。それから歩行者の安全というところもしっかり確保しなければいけない。公共性をどこに持っていくか。
それから既得権にならないように、市が貸している土地を民間同士で又貸しをするというような形だとか、勝手にそこでお金が発生するようなですね、形というのは丁寧にほぐしていって、公明正大に屋台というものが新陳代謝をしながらこれからも残り続けていく。もちろんいいものはずっと残ればいいし、そうした仕組みを作っていくということ。
でもやっぱり多くのね、全ての皆さんにこうした趣旨、どうしてこうしたことが必要なのかということをご理解いただいたり、その結果どうなっていくのかというのを知っていただくにはやっぱり一定の時間が必要な中で、今回のように長浜屋台の復活について、屋台街の復活については非常にマスコミの皆さんも、それから市民の皆さんも温かく歓迎をしていただけるような声を聞きますんでね。「ああ、ようやくこうした状況にまで来たな」というのが10年間の思いです。
ぜひこれからもね、各エリア、屋台が出店できるエリアとか、また空いたら公募ということをこれからもしていきますんで、より魅力的な、皆さんに来ていただいたり、また屋台をきっかけに福岡のことがまた好きになっていただく方も含めて、屋台ってところの魅力を多くの方に知っていただいて、ひいては福岡のことを好きになっていただけたらいいなと期待をしています。
記者
ありがとうございました。
市長
どうぞ。
記者
すみません、西日本新聞、一ノ宮です。
関連で。10年前はですね、屋台条例に関してさまざまな声もある中で市長決断されたと思うんですけれども、やってよかった、これは成功だったとか、今振り返ってどういうふうに思っていますか。
市長
いろんなご意見ありましたもんね。当時、屋台をなくしていくべきだというのは結構声の大きい地元の皆さんとかですね、商売をされている方からやっぱり声もあって、不公平だというような形から声があったりもして、当然議会の皆さんの中にもそうした声を強く影響を受ける方もちろんいらっしゃいますし。ただやっぱりあのときにいろんな有識者の皆さんにも来ていただいたり、いろんな角度でやっぱり思いをお伝えしながら、それでも屋台基本条例ができて、ちゃんとルール、仕組みができたということは。いやもう本当にあのとき嫌でしたよ。もう本当に、はい。皆さん、各社いろんな報道をしていただきましてありがとうございました。もう本当におかげさまであのときはつらかったですけど。でも10年経って本意というかですね、がわかっていただいて。
やっぱり仕組みを作っていくというのは今後も残っていくことなので、オープン、フェア、フリーの仕組みを作るということは何するにも最初って大変ですけど、大変な思いがないと結局何事も最初は理解をされない、批判も受けるけれども、そこを一歩踏み出さないと変わっていかないからですね。もう、今となっては当時のことも大変だったことも結構、痛みも忘れてくるぐらいなんで、やっぱり最初大変だけどね、やっぱりチャレンジというのは大事かなとは思います。
そんなんでいいですか。聞きたかったことは。いいですか。はい。
記者
そのほかいかがでしょうか。
市長
はい、どうぞ。
記者
すみません、毎日新聞です。
今朝の報道で、福岡市が2026年度までに発達障がい児の受け入れを増やすという報道がなされていましたけども、市としてこれ増やす狙い、理由があれば一言いただいていいでしょうか。
市長
これについては、福岡市から何か発表したものではないので、どちらかからいろいろ取材をしながらですね、書いたものなんだろうと思いますので。福岡市として現時点でまだ言うことはないということです。
ただ、大きな枠組みの中でお話しをすると、私も今回の4期目の選挙のときには子育て支援を充実するということを言っているわけですね。そうした公約に基づいて、例えば2人目以降の保育料を無料にしたりとか、また、おむつと安心の定期便をしたりとかということをしているわけですね。これに関しては全ての皆様にとっての支援策になります。
一方で、サポートが必要な子どもたちの支援をしていくということも、当然その中には含まれているわけで、それで不登校の方に対してどう対応していくのかとか、それから発達障がいも含めてですね、障がいのある方について子どもたちとかその親御さんをどういうふうにサポートをしていくかということは、これもまた大事なこととして同じように検討をしているということですので、トータルとして子育て支援策をどう充実をしていくかということについていろんなことを検討したりとか、また、話がまとまったものについては予算化をして実行していったりというふうな方向性に向かっていることは事実でございます。
記者
そのほかいかがでしょうか。
それでは、以上で。ありがとうございました。
市長
はい。どうもありがとうございました。
※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。