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更新日: 2023年5月9日

市長会見|市長のオフィス

5月9日市長会見

発表内容

  • 「Fukuoka Art Next」今月のアート(5月)(経済観光文化局美術館)(経済観光文化局美術館) ※配付資料 (473kbyte)pdf
  • 「オープンキッチンプロジェクト」始動!(住宅都市局都心創生課・地域計画課) ※配付資料 (1,233kbyte)pdf
  • 「カーボンニュートラルパッケージ」スタート!!(環境局脱炭素社会推進課・脱炭素事業推進課) ※配付資料 (8,459kbyte)pdf

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発言・質疑要旨

「Fukuoka Art Next」今月のアート(5月)(経済観光文化局美術館)(経済観光文化局美術館)


市長
 おはようございます。はい、よろしくお願いいたします。

記者
 幹事社の産経新聞と申します。発表案件があれば市長からお願いいたします。

市長
 はい、分かりました。
 では、まずは今月のアート、月が変わりましたので発表したいと思います。こちらですね。はい。「Fukuoka Art Next」今月のアート作品なんですが、村田優希(むらた ゆうき)さんの作品でございます。この作品のタイトルなんですけど、これはですね「biotope.~<The ancient forest.>」ということで「Fukuoka Wall Art Project 2021」のほうで入選をされた若いアーティストですね。1997年生まれのアーティストということになります。福岡市在住の方です。
 この作品ではですね、とっても緑が生い茂るこの森が描かれているんですけれども、原始の森のイメージですが中央ににょきにょきっと草のような蛇のような、何となく首の長い鳥のようなものが映っていますけれども、描かれていますけれども、正体は分かりません。太古の恐竜なのかなんなのか。村田さんはこういう謎めいたキャラクターを描くことによってですね、自然の底知れぬ偉大さ、また不思議さを表現しようとされています。現実にはない世界でありながら、すぐ近くに潜んでいるような不思議な魅力を放っている作品でございます。
 今後ますます活躍が期待されるアーティストでございまして、この彼の作品をですね、こちらの私の会見の後ろとそれから特別応接室のほうに飾るということになります。はい、今月のアートです。


「オープンキッチンプロジェクト」始動!(住宅都市局都心創生課・地域計画課)

 それでは、発表案件です。
 【フリップ1 (174kbyte)】天神ビッグバンなどでビルの建て替えが進んでいる天神ですが、お昼のランチ時にこれからたくさんのですねキッチンカー、それからオープンカフェ、こういったものが出現をいたします。これは「オープンキッチンプロジェクト」というものでございまして、天神ビッグバンでね、なかなかランチの場所が今ちょうど過渡期で見つかりにくいっていう声も聞く中でですね、福岡市として規制の緩和をしてオープンキッチンとか、もしくはこうしたキッチンカーを配置しやすいような形で規制の緩和をいたします。
 最初の取り組みとして今日から天神ツインビルの広場で、平日のランチタイムに毎日日替わりで魅力的なキッチンカーを出していこうということでございます。プロジェクトについてなんですけれども、このちょうど定例会見でも話していたと思うんですけれどもね、お昼のランチ時、生みの苦しみというかね、ビッグバンが完成するまでの間、今ちょうどお昼食べるところが少ないんですよというお声もいただいた中で、どうしようかなということで考えたのがこの企画ということになります。公開空地の利用ルールを見直してですね、これまで利用内容とか期間が限定をされていたんですけれども、キッチンカーやオープンカフェ、それからテイクアウトなどが日常的に出店できるようにいたしました。
 利用できる公開空地を増やしたり、また出店希望者の募集、こうしたことについてはWe Love 天神協議会と協力をして進めていこうと思っておりますけれども、さっそく天神のツインビル、それからピエトロビル、福岡銀行の本店ビル、それから福岡大名ガーデンシティ、この4カ所についてはビルのオーナーさんから協力をいただけるということになりましたので、天神ツインビルはもう今日からスタートをして、ほかの場所でも順次出店が始まると聞いております。
 予定が決まったらWe Love 天神のSNSなどでお知らせをいたしますし、また近いところだったら皆さんも多分こう目にすることも増えてくるのかなと思います。ぜひビルのオーナーさんですとか、それからキッチンカーなど出店をお考えの方からもですね、参加、チャレンジをお待ちしております。
 天神エリア、こうした形で今、ランチに行く場所問題というところからこういったプロジェクトが始まったんですけれども、規制緩和をこの公開空地に関してもやっていくわけですけど、じゃあ逆にいうとなんでこれまでできなかったのかと、今からできるんだったらという話なんですが、そう考えるとですね、できるじゃないかということで、期間限定ではなくて、これ規制を緩和をしてこれからもこうした形で、キッチンカーというような形で公開空地などを利用してですね、賑わい創出につなげていきたいとも考えております。
 これが今日の一件目。


「カーボンニュートラルパッケージ」スタート!!(環境局脱炭素社会推進課・脱炭素事業推進課)

 【フリップ2 (111kbyte)】もう一つ、脱炭素社会の実現に向けて市民や事業者の皆様が、脱炭素につながる製品や設備を購入する際の補助を過去最大の規模でスタートをしたいと思います。これまでもですね、電気自動車の購入とか、エコな家電製品を買い替えるときには幅広く補助を行って、市民の皆さんがいろんな形でCO2の削減に取り組んでいただきやすい環境づくりの後押しをしてきたわけです。
 今回はですね、これらの脱炭素に関する補助メニューを「カーボンニュートラルパッケージ」という呼び方でまとめまして、福岡市としては最大規模の補助枠で取り組みを加速したいと思っております。ポイントとしてはですね、今回事業者の方の取り組みを後押しするために省エネ設備の更新に関する費用ですとか、それから太陽光発電設備の導入に対する費用の補助を創設いたします。
 それから、福岡市というのは集合住宅ですね、例えばマンションとかビルとか、こういう集合住宅で住む方の割合が政令市でも最も高いというそういう特性があります。そこに焦点を当ててですね、省エネ性能に優れた建物の設計の費用、それから集合住宅の電気自動車用の充電器にも新たに補助を行って、より効果的なCO2削減につなげていきたいと考えております。今日以降、順次受付を開始いたしますので、ぜひご利用いただきたいと思います。
 急激な気候変動ですとか温暖化というものは、例えばゲリラ豪雨とかですね、もしくは台風の巨大化とか、こうしたことが起こりやすくなるなど市民生活、それから事業活動にも大きな影響を及ぼしていくということでありますので、こうした取り組みというのは国レベルもそうですし、我々のような自治体レベルでも皆さんの協力とともに進めていくことも大事になってきますので、脱炭素に向けた取り組みを市民や事業者の皆様と一緒に進めていきたいと思っております。
 私からの発表案件は、今日は以上です。


質疑要旨

記者
 ありがとうございました。
 発表案件に関して、ご質問ありましたらお願いいたします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の池園です。
 オープンキッチンプロジェクトの件からお尋ねします。すみません、少し細かい話になるんですけども、規制緩和というのはもともと例えば条例だったり法律だったり、どういう規制があったのかというのを少し伺いたいのと、あとエリアとして、資料いただいているような、いわゆるビッグバンの天神交差点から500メートル以内でのことなのかという2点をまずお願いします。

市長
 はい、分かりました。じゃ、お願いします。

事務局(住宅都市局)
 はい、規制緩和の内容につきましてはリリースの資料に書いておりますけれども、公開空地、使える年間が180日、それと連続したイベントが10日、それとこういった飲食とか物販というものにつきましては、公益性のあるイベントと抱き合わせでないとできなかったというところを外しております。以上でございます。


市長
 あとエリアについて。

事務局(住宅都市局)
 そうですね。エリアにつきましては天神ビッグバン限定ということではございませんので、市内で使えるようにはなってございます。以上でございます。

記者
 すみません、規制というのは条例ですか?法律ですか?ごめんなさいちょっと。

事務局(住宅都市局)
 はい、地域計画課です。公開空地の活用のルールにつきましては、市が定める要綱の中で規定をしております。活動エリアなんですけれども、今回まちづくり協議会が活用できることとしておりまして、We Love天神協議会の活動エリア内における公開空地の中で、今回この4カ所についてキッチンカー、あとテイクアウトとかで活用するということになっております。以上でございます。

記者
 いいですかね。あとすみません、今ビッグバンでこれから建とうということで計画がある建物についても、結構公開空地というのが設定されていると思うんですけれども、それらについても今後そういった公開空地の活用をしてほしいというのは呼びかけを市のほうからもしていくお考えなんでしょうか。

市長
 そうですね。

記者
 あと1点よろしいですか。カーボンニュートラルのほうなんですけど、過去最大規模4億5,875万円ですけど、これまでに最多はいくらだったのかというのは。

市長
 はい、じゃあ。

事務局(環境局)
 環境局でございます。昨年がですね、福岡市費の単独経費で2億7,000万円が補助の枠でございまして、それが最大でございました。

記者
 はい、すみません、ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 RKBの三浦と申します。オープンキッチンの件なんですけども、やっぱりランチが食べられないとかなんですけど、やっぱり市長としてはランチ難民という言葉はあんまり使いたくないという感じなんでしょうか。

市長
 いや別に誰も使っていないというかですね、自分たちで使いたくて使っている方いらっしゃると思うんですけども、特に公式的な呼び方があるわけではないので。はい。

記者
 今後増やしていくといいますか、ランチのなかなかありつけないところにもこういった企画でより食べやすくなるとか、そういった考えはあるということでしょうか。

市長
 何、何?もう一回言って、冒頭の部分。

記者
 これによって、ランチ難民じゃないですけど、ランチになかなか辿り着けない人にも活用してほしいという思いはありますでしょうか。

市長
 そうです、そうです。やっぱり当然ビルが今なくなって、そこに付随していた、その中に入っていた店舗などが数が少なくなっているのは間違いないことですので、そうした部分を補うという意味でもですね、選択肢が増えるということ、それからまた、まちの中に活気が生まれてくるということ、これはすごくそういった意味があると。
 やっぱりその、お昼の間に、例えばビルがなくなっていてもこうした出店、屋台じゃないですけれども、こうしたものがあるととても活気にもなりますしね。また、まちにいい匂いがお昼漂ってくるというのも楽しいですしね。そういったことが狙いになります。

記者
 あと確認なんですけども先ほど福岡市どのエリアでもという話だったんですけど、We Love天神協議会のエリアってなると天神だけに限られるんでしょうか。

事務局(住宅都市局)
 まちづくり協議会の活動エリア内にある公開空地が対象となっております。ただ、活用するにあたりましては、活用計画の中に活用する広場等を位置付けて市に登録していいただくことが必要となってまいります。以上でございます。

記者
 ってことは天神だけということですか。

事務局(住宅都市局)
 天神以外にも活用はできるんですけども、今回のプロジェクトはWe Love天神協議会の中でのプロジェクトということになっております。以上でございます。

記者
 あと分かればなんですけども、今回天神ビッグバンで大体どれぐらいの飲食店が閉店になったかという数字があれば教えてください。

事務局(住宅都市局)
 それはちょっと今手元に持ち合わせていませんので。はい。

記者
 後ほどいただけますでしょうか。

事務局(住宅都市局)
 民間事業者さんの建物になりますので、そちらのほうは問い合わせが必要かと思っております。はい。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 産経新聞、千田と申します。
 オープンキッチンに関連してなんですけれども、今日から始まるということなんですけれども、市長も利用するお考えはございますでしょうか。

市長
 タイミングによってはですね、活用してみようかなと思います。

記者
 なかなか答えにくいかと思いますけど、ここに7種類あるかと思うんですけれども、市長、ぜひ食べてみたいなというものがあればぜひ。

市長
 カレー食べたいですね。カレー好きなんで。はい。

記者
 ありがとうございます。

記者
 ほか発表案件よろしいでしょうか。

市長
 どうぞ。

記者
 ツインビルは一つじゃなくて何台も出せる?今回は1台だけども何台も出せるようになるということでしょうか。

事務局(住宅都市局)
 はい。今回は1台なんですけども設置できる台数につきましてはいろいろな制限がございまして、広場の50%以上を超えないとかいった面積の要件がございます。その要件内に収まるのであれば台数は1台に限らず設置することはできます。以上でございます。

記者
 発表案件以外がありましたらどうぞ。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 RKBの三浦です。
 昨日、新型コロナの感染症法上の位置付けがインフルエンザと同じ5類に引き下げられました。これについての受け止め、どのように市民に呼びかけるかも含めて教えていただきたいのと、あと、福岡市役所とか福岡市ではどのように変化したか分かれば教えてください。

市長
 分かりました。もう十分、昨日の報道で各社もう報道はされていると思うので、まず私の感想でいくとですね、まずようやくそのなんていうか、ようやくというかなんだろう、そもそもエビやカニを食べてアレルギーが出る人もいればそうでない人もいる。花粉症の方もいればそうでない方もいらっしゃる。みんな人によってリスクって違うわけですね。
 ですから、やっぱりそのリスクに応じて自分で対処をしていくっていうこと、自分の身をしっかり自分で守っていく、自分の体調に合わせたリスクコントロールをしていく、またリスクコントロールのレベルを調整していくという、そうした対応に戻っていくということだろうと思っています。
 福岡市内の対応については、県内と変わらずということになります。

記者
 市民に呼びかけとかがあれば。特にないでしょうか。

市長
 もう特に。はい。知事と一緒です。やっぱりその、先ほど言ったのと同じというかですね、要するに自分でリスクがある方はしっかり自分で管理をしていく。みんな、市民の皆さんそれぞれ持っている基礎疾患とかリスクって違うので、それを一律にコントロールするということはもうやめということですので、皆さんそれぞれ自分の体調に合わせて、また基礎疾患やアレルギーなどに合わせて、ほかの風邪、病気、こうしたものとも同じようにですね、しっかりリスクコントロールをしていただきたい、健康管理をしていただきたいということになります。
 はい、どうぞ。

記者
 それに関連してなんですけど、博多どんたくがですね、210万人ということで、もうコロナ前とほぼ同じぐらいまで戻ってきていることについてはどのようにお考えでしょうか。

市長
 いやあ、よかったですね。本当にまちの中をね、やっぱりこう見ていると本当に笑顔で溢れていて、しかもそのなんていうか、マスク外している方もいらっしゃったんで、結構やっぱり笑顔もよく分かりましたし、すごく笑顔の花がまちじゅうにいっぱい咲いた、どんたくって本当に幸せな時間だったなと思います。
 また、これに向けてね、皆さん、例えば職場とか自分たちのサークル、団体の中でこの発表に向けていろんな練習をしながら、その期間もコミュニケーションが再開をするような話も聞きましたしね。ようやくどんたくでまちが動き出していく、そしてまた、これがまた全国のいろんなほかの祭りにもこう波及をしてきてですね、ちゃんとこうなんていうかな、伝統を引き継いでいくというか。やっぱりどんたくでも、やっぱり一部こうなんていうのかな、みんな口伝でいろんな大量の動きを現場の感覚で覚えて伝えていくという側面も多くて、全部文章化されているわけじゃないんで、やり方ちょっと間違ったりということもあるんですよね。実際ちょっと間違ったこととかもあったんで。
 そういう祭りをつないでいくというのは、やっぱりなんだろう、今回のコロナの3年間止まっていただけで、もうこんなにやっぱり前と同じようにするって本当に忘れていることもいっぱいあって、つないでいくって大変だなと思うと、800年以上前の博多松囃子から続いているこの祭りがつながってきたということに、つなげてきた先人たちにも敬意を表するし、また山笠も含めて、ほかの祭りもやっぱりいろんな苦難があって、その年その年で、今年やろうかやめようか、ことを多分先人たちも同じように悩んだと思うんですけどもね。
 そんな中でつないできた先人たちにやっぱりすごく敬意を改めて表して、私たちも改めてこうしたものを次世代にまた伝えていかなくちゃいけないなという思いを強くしました。

記者
 もう1点いいでしょうか。

市長
 どうぞ。

記者
 そのゴールデンウイークなんですけれども、5月の連休のときにですね、地震のほうが能登半島のほうで起きました。いつ地震が起きてもおかしくないという状態を改めて感じたわけですけれども、福岡市としても改めて何か見直すところとかですね、今後耐震とかそれに向けてやっていくことは考えてらっしゃるのか。
 それとあと、緊急輸送道路というのが熊本地震のときも寸断されたという話がありまして、なかなかそういったところの耐震が進んでいないと。静岡とか少し進んでいると思うんですけれども、なかなか福岡では進んでいない状況もあります。そこらへんの受け止めも併せて教えてください。

市長
 これは緊急輸送道路であってもなくても、まず建物という点についていえば、福岡も警固断層を含めたですねリスクはあるわけですから、それで例えば人がたくさん集まるこの天神エリア、博多駅エリアというのは今天神ビッグバン、博多コネクティッドによって急速にまちを耐震化して強くしようというような動きを誘導しています。
 それから今緊急輸送道路でいくと、その周辺のですね、建物については全数捕足をした上で啓発ですね、耐震のための啓発等を進めているということであります。
 また一方で行政がすることでいうと建物ではなくて今度道路になるわけですけれども、道路についていうと例えば春吉橋ですとか、それから西区にあります、西区のあそこはちょうど興徳寺橋というのもつい、これは1年前になるかな、半年ぐらい前にオープンしましたよね。あれも実は緊急輸送道路なんですよ。なのでこういったハード面についてはこれは行政がやることですので、こうした橋の架け替えのようなものも含めて、こうした特に大事な道路と言われるところの補強、強化ということを図ってですね、まちの安全安心ということを図っていくということは不断に続けていくという、続けていっている状況であります。
 はい、どうぞ。

記者
 共同通信の瀧田と申します。よろしくお願いします。

市長
 はい、お願いします。

記者
 福岡市のインバウンドについて伺いたいんですけれども、このゴールデンウイークでもだいぶ、いわばアジアの人を中心にかなり観光客が福岡市内で見られるようになってきたと思うんですけど、今後、夏のそれこそ夏休み、行楽シーズンも踏まえて、どのようなことを市内のインバウンドの状況で期待するか伺いたいです。

市長
 来たからにはたくさんお金を落としていただいて、そしてたくさん福岡のいいところを知って、ぜひリピーターになっていただきたいなと思います。また、これはコロナの前からもそうですけれども、やっぱり市内の例えばポイントだけではなくてより広いところに、エリアに、広い事業者に対してお金が落ちていくような仕組みづくりということも大事かなと思っていて、商店街ですとかもしくはルートの多様化とか、こうしたところには引き続き行政としてもですね、力を入れていきたいと思っています。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 産経新聞、千田と申します。よろしくお願いします。
 日韓関係についてお伺いいたします。5月7日、8日、岸田総理大臣が尹(ユン)韓国大統領と会談し、シャトル外交が進むなどですね、日韓関係が非常に改善の兆しが見えています。11日にはですね、麻生副総理もですね、訪韓するのではないかという報道が一部あります。
 一方でその、日韓の関係がですね、改善する一方で竹島問題ですとか、いまだに日韓間にはですね深い溝というかですね、あるかと思うんですけれども、こうしたその福岡にとってはですね、韓国はインバウンドも含めて非常に重要な都市というか国かと思うんですけれども、足元のですね、日韓関係の改善とですね、今後日韓が抱える課題どういう風に解決していくか、市長の考え方があれば教えてください。

市長
 とっても難しい課題ですよね。結局、こうスパッと解決ということがなかなか難しい。やっぱり正義の反対はもう一つの正義ですから、なかなか双方が自分の主張ばかりを言っていても相手があることですから、これを真正面から解決をしようと思ってもやっぱりそうそう簡単にはいかないというところだと思います。
 一方で今、例えば経済的なもちろん関係というのは隣国として、経済関係もそうですけれども、やっぱり喫緊の課題としてですね、北朝鮮からミサイルが発射をされるというようなこと。それから台湾のリスクだとか、それからお隣ロシアとの関係だとか、こういうやっぱり両国の周辺を巡る国際情勢、国際政治環境というところなども踏まえて総合的にその関係っていうのはですね、歴史的な過去の問題、それから経済的な関係、それから安全保障上の関係、こういったものを総合的に政治のほうで判断をしていくということだろうと思います。
 今、こうした関係改善の動きということが国のほうで進んでいるというのも、そうしたものを総合的に判断をしての動きだろうと思っています。要するに国益を最大に考えたときの動きだろうと捉えています。
 福岡市としては、当然韓国、中国、台湾含めてアジアに非常に近いということですから、やっぱりこれらの国々の関係が安定をしているということは非常に大事だと思っていますので、こうした国の動きをしっかりと注視をしていきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。
 ほかご質問よろしいでしょうか。大丈夫でしたら、どうもありがとうございました。

市長
 どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。