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更新日: 2023年4月26日

市長会見|市長のオフィス

4月25日市長会見

発表内容

  • みんなでつくる福岡市の将来計画プロジェクトをスタートします!(総務企画局企画調整部) ※配付資料 (403kbyte)pdf
  • 福岡100「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」をアップデートします!(福祉局認知症支援課) ※配付資料 (1,448kbyte)pdf

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発言・質疑要旨

みんなでつくる福岡市の将来計画プロジェクトをスタートします!(総務企画局企画調整部)


市長
 おはようございます。よろしくお願いします。昔は私も若かった高島市長です。よろしくお願いします。
 それでは、早速ですが今日の会見です。
 【フリップ1 (119kbyte)】いよいよ福岡市の将来計画みんなでつくるプロジェクトをスタートいたします。福岡市の10年間の計画をですね、市民の皆さんのお声を聞いてつくっていこうというプロジェクトです。
 ざくっと言うとですね、市民の皆さんにアンケートに参加をしていただくと。地域とかグループでワークショップを開催をして意見を出し合う。それから子どもたちですね。特にやっぱり今から一番福岡市で長く生きていくのは子どもたちです。ただ、やっぱり子どもたちの世代って選挙権あるわけでもないし、なかなか人数も少ない世代ですから、むしろこういう子たちの意見というのを積極的に取り入れていきたいということで、タブレット端末を活用しながらですね、子どもたちにも未来の福岡市のプランについて、ぜひ積極的に参加をしてもらって意見を取り入れていこうと思っています。
 アンケートについてなんですが、10年後の福岡市、未来であなたが大切にしたいことは何ですかとお話をお伺いをしてですね、答えていただくんですが、早い方で1分ぐらいで答えられるようなそういう内容になっていますので、ぜひアンケートに参加をしていただければと思います。スマホからのオンラインアンケート、メール、郵送、どういった形でも結構になっています。
 それからワークショップについてなんですけれども、例えば高校とか大学とかですね、それから日ごろからまちづくりについて研究をしている、例えばグループの皆さんですとか、そういう地域の皆さんのところに市の職員がお伺いをして一緒にワークショップをしようというものですね。福岡市の現状がどうで、そして将来どういうふうに過ごしたいかというようなことを一緒にお話をしながら、将来のまちの姿を一緒に考えていきたい。また、話すテーマも自由に設定できますので、いろいろな分野の方々と対話ができればということで、今日からその受け付け、早速開始をしたいと思います。
 加えて、小中学校での取り組みについてをもう少し詳しくお話をすると、子どもたちの意見を取り入れるために今一人1台タブレットを配っているので、こういうものを活用して未来の福岡市がどういうまちであってほしいか。そこで自分がどういうふうに過ごしていきたいか。そんな夢を描いてほしいと思っています。また、学校とかの代表者とかで最終的に意見をまとめていったりというようなことも含めてね、また市政に参加をしていくというようなまた機会にもなればいいなと思っています。詳しくは教育委員会と一緒に話をしていきたいと思っています。
 それから、今の福岡市の将来計画であるマスタープランについて、これは2013年にリニューアルをしてスタートをしたわけですけれども、この10年の間、社会っていろんな変化があったわけですよね。例えば価値観でいっても、ダイバーシティとかカーボンニュートラルとか、それからAIのようなテクノロジーも日進月歩、変化をしてきていると。それから10年前、私が市長になった頃というのは、それこそスマホを持っている人が本当に少なかったんですよね。当時13年前かな、なったときというのは。こういうそのなんていうか、社会の状況がもう相当変わってきている。コロナもなかったわけですし、働き方のリモートなんてのも誰一人していなかったと言ってもいいぐらいの状況だったのが13年前だったわけですから、こうした市民の皆さんの考え方、価値観、それから社会を取り巻く状況、いろんなものが変わっている中で、こうした変化をしなやかに柔軟に福岡市の計画の中にこううまく取り込んでいきながら、日々アップデートをしていきながら、福岡市の未来を一緒につくっていければいいなと思っていますので、より多くの皆さんのご参加を期待をしています。


福岡100「認知症フレンドリーシティ・プロジェクト」をアップデートします!(福祉局認知症支援課)

 それから次にいきます。
 【フリップ2 (173kbyte)】福岡市では、認知症の皆さんに優しい「認知症フレンドリーシティー」を進めていますが、その拠点となるセンターを9月に開設をいたします。加えて、今日からユマニチュードを導入いただける企業の皆さんですね。そのユマニチュードの研修ですとか、認証取得のサポートを行っていきます。それから、もう一つが認知症の皆さんに優しいデザインの商品やサービスの開発の後押し、これもしていきたいと思います。
 まず認知症フレンドリーセンターなんですけれども、これは福岡市中央区舞鶴にあります「あいれふ」こちらが場所になります。その2階に9月にオープンしたいと思っているんですが、この場所では認知症の方、またご家族同士が交流をしたり、それからユマニチュードというのは認知症の方に対するコミュニケーションの技法となっているわけですけれども、これの講座、それから認知症の当事者体験、それから認知症の人に優しい商品の展示などの予定でございます。施設自体がですね、認知症に優しいデザインで、これはみんなにとって優しいデザインですので、例えば小中学校の社会科見学で使っていただいたりとか、地域や企業の皆さんにもぜひ気軽に訪れていただいて認知症のことを知る、体験をする、また、参加ができる場所になればと期待をしています。
 加えて、今日からの二つの取り組みなんですけれども、まず上のユマニチュードを企業で研修するとか、また企業で認証を取得しようという方のサポートについてなんですけれども、これは例えばユマニチュードについて、これまでは認知症の方を介護するご家族とか地域とか学校などで講座を行ってきたというのはこれまでなんですけれども、今回さらに裾野を広げていきたいということで、企業向けに認知症の方への接客シーンを想定した講座を開設をいたします。それから、高齢者施設ですとか医療機関がユマニチュードの認証を取得するための費用の一部を助成をして、モデルとなるような施設を増やしていきたいなと思っています。企業からの講座の受け付けを今日からスタートするということです。認証の取得については、5月13日に実際に説明会を開催したいと思いますので、ご興味のある企業の方は是非入っていただければと思います。
 それから、下の優しいデザインというタイトルの部分なんですけどもね、これは認知症の方にも優しい商品とか、サービスを開発をするときの支援についてです。これまで認知症の人と企業が理解促進のために意見交換をしたりとか、それから物づくりに一緒に取り組んだりする協業の手伝いというのを福岡市これまでやってきました。オレンジパートナーズという形で企業の皆さんにも参加をしていただいてですね。いろんな実証実験も一緒に行ってきたというのがこれまでの経緯です。こうした福岡市のこれまでの経験を生かして、今回、認知症の人に優しい商品やサービス開発を考える企業を広く募集をして、そういう皆さんにもこれまでのノウハウのようなものをどんどん広げていきたいということを考えています。応募いただいた企業には専門のコンサルタントの助言に加えて、実際に認知症の方に商品やサービスを試してもらって、その意見をフィードバックをするという形をサポートしますので、商品の開発の促進につながるんじゃないかと思って期待をしておるところでございます。今日からこれも受け付けを開始をいたします。
 はい、こんなチャレンジを新たにスタートするということです。ユマニチュードって記者の皆さんって知っています?ちなみに。記事書けます?大丈夫ですかね。はい、じゃあわかっているものとして進めていきます。はい、今日の発表は以上です。


質疑要旨

記者
 はい、ありがとうございました。
 幹事者のTNCなんですけども「認知症フレンドリーシティプロジェクト」について一件質問なんですけども、今日から企業向け講座の受け付けが始まるということなんですけど、福岡市からどういうような資格を持った人が直接出向いてどのようなことをこう、教えていくようなイメージになるんでしょうか。

市長
 分かりました。じゃ、ちょっと原局からお願いします。

事務局(福祉局)
 認知症支援課でございます。
 こちらの企業向けの講座に関しましては、福岡市が独自に養成しました地域リーダーという講師がいますので、そちらのほうをですね、企業の方に派遣をして講座を開催するという流れになってございます。

市長
 言ってみれば、これまでそういう人を養成をしてきたということなんですよね。特に、認知症を習うというだけじゃなくて、人に教えるというところまでのリーダーづくりをこれまでしてきて、ようやくそういう皆さんに活躍をしてもらって、一般に広げる段になったかなというのが現時点の状況です。

記者
 この2件の発表項目について、各社様、質問をお願いいたします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 RKBの三浦と申します。
 将来計画プロジェクトのほうについてお聞きしたいと思っております。まず、こちらの将来計画プロジェクトですけど、これまで言っていたマスタープランという言い方でいいんでしょうか。

市長
 そうです。はい。

記者
 小中学生の意見を取り入れるということですけども、これは初めての取り組みでしょうか。今までもやったことがあるんでしょうか。

市長
 ありがとうございます。このマスタープランのまさに、ことです。それでできるだけ多くの皆さんがですね、マスタープランって言ったら多分子ども達も聞いている、高齢者も聞いている中で、それって何だろうって多分思うと思うので、そう思わないように「みんなでつくる福岡市の将来計画プロジェクト」と名前をやさしくしたということで、要するに選挙のときに私言っていたそれの内容ということになります。
 それから子どもたちの参加についてなんですが、こういった形で参加するのは初めてになります。特にタブレットができたということで、皆さんにも参加しやすい形になってくるんじゃないかなと思いますし、特に今回は全ての学校の子どもたちに参加をしてもらった上でですね、それを集約をしていくということも、ぜひ生徒会など子どもたちを中心にやっていただきたいなと思っているので、このような形は初めてになります。

記者
 今、選挙のときにという話もありましたけども、これは11月の選挙のときの公約にしていたものと言ってもいいんでしょうか。

市長
 そうですね。はい。

記者
 そのほか、お願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 NHKの平山と申します。
 マスタープランの関連ですけれども、市のホームページを見るとですね、福岡市都市計画マスタープランというのが平成26年5月に改定で出ているんですけど、今回はこれを改定するのか、新しいのをつくるのか、どちらの位置付けですかね?

市長
 26年というと、あれか、前回2013年のやつかな。言っているのは。

事務局(総務企画局)
 総務企画局企画調整部でございます。
 今おっしゃっている都市計画マスタープランはですね、今発表しておりますマスタープランの下位の分野別の計画の一つでして、今回のは福岡市の基本計画というものがマスタープランと呼んでいるものになります。以上です。

市長
 なんか結構プランっていろいろあって、もう何十年に及ぶようなでっかい方向性のものがあって、今回つくる10年間の大きな方向性を決めるものがあって、この10年間の方向性に行くために具体的には4年ごと、どうしていくかというような具体的なアクション、より具体的になっていくんですけどね。こう落とし込みをしていくというような計画があって、今回つくるというのは、10年間というところを見据えた大きなプランをつくろう、方向性をつくっていこうというものになります。

記者
 プランはいつごろ完成させる予定なんですか。

市長
 およそ2年になります。

記者
 2025年中という形ですか?

市長
 ですかね。はい。ちょうど2年になります。

記者
 マスタープランは主にその、交通網の整備を含めて、さまざまなまちづくりの基本指針になるという理解でいいですか。

市長
 そうですね、基本的にその全体の大きなイメージ像になります。交通については、さらにこの大きなプランと連動している形で、さらに交通に特化した交通マスタープランというものがあって、これは要するにこれができたおよそ1年後には完成をするイメージ感です。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

記者
 そのほか、いかがですか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の池園です。
 今回、市がいろんな意見を聞く機会がメールだったり、ホームページからのアンケートだったり、あとグループで職員さんが出向いて行ってという話になると思うんですけど、だいたい163万人いる中でどれくらいの意見が欲しいのかということと、市長としては全部目を通していただけるのかというところを二つ教えてください。

市長
 現実問題、全部目を通すというのは不可能な話ですし、みんな個人個人で意見ってあると思うんですよね。特にやっぱりこう具体的に将来の大きな方向性を示すようなマスタープランに市民の意見を反映させていくということ。これを163万都市でやっていこうということですから、基本的に無理やり全員にイメージ感ない方まで含めて無理やり言えっていう脅迫するわけではないから、ご意見がある方にどうぞ意見を言う場をつくっていくということになります。
 今回ご紹介をした以外にもですね、市としては参加できるような機会というのをつくっていきたいと思うので、いろんな場を通して福岡市のこうした将来プランについての皆さんの思いというのをくみ取っていければと思っています。

記者
 ちょっと細かいんですけど、だいたいこう意見を聞き終わるというタイミングというのは、受け付けがこの10月末までということですけれども、だいたいいつくらいまでにもう、一旦これで終わりっていう感じ、10月ということでいいですか。

市長
 イメージ感でいくとざくっと言うと、今年1年かけて大体意見を聞いて、来年以降、有識者によってこういった意見をまとめていったり、議会に諮ったりというようなプロセスを経るというイメージ感です。

記者
 ありがとうございます。

記者
 そのほか、よろしいでしょうか。
 発表項目以外の質問なんですけれども、福岡市地下鉄の七隈線がですね、延伸されてからもう早いものでもうすぐ1カ月ということになりますけれども、福岡市としてですね、その効果や影響、そしてこの1カ月でなにか課題が見つかって今後改善を考えている点があるかどうかという点を伺いたいです。

市長
 地下鉄関連についてで言うと、この1カ月間でおよそ乗客が150%の状況で推移をしていると。その比較対象は、この地下鉄延伸前の1週間と比較をしてということになります。ただ、地下鉄延伸前の1週間というのが春休みだったので、なので子どもたちというか、学生たちも含めて通学で通い出すという部分のプラスがあるということですとか、それから1年前で言ってもコロナがあったんで、そういう意味でいくと随分、なんていうか単純比較ができない要素はもろもろあるかなと思いますが、おおむね順調に推移をしてきているということになります。
 また、地下鉄の空港線から七隈線の乗り換えの方、乗り換えというか、を使う方の分も増えているので、その分が実は空港線が減って地下鉄線(正しくは、七隈線)が増えているという部分もありますので、総じて地下鉄全体、つまり七隈線だけじゃなくて空港線も含めてみると、全体の4%くらいの増と聞いています。
 このままですから順調に推移をしていただければいいなと思っていますし、またこれからインバウンドの回復によって昼間の時間帯ですとか、こういった時間帯も含めて総じてたくさんの方に利用していただくことを期待をしています。

記者
 一部の駅でですね、なかなか乗客が乗れないというような状況もあるようなんですけども、そういう点はどのようにご認識されていますでしょうか。

市長
 まさに今日ここに来る前にそのような話があると、今日新聞に何か出ていたんでしょう?なので、ごめんなさい、直接は見てなかったんですが、そういうことを書いているそうなんですが、やっぱりどれだけ例えば駅を、駅というか地下鉄を巨大にしてもですね、みんなが通勤する時間が同じだったら渋滞ってするものというのは多分考えればわかることだと思うんですけど。
 要するにスペックを一番ピークのときに合わせると、逆に昼間とか夜とかも含めてですね、少ない時間帯もそうでかいのを走らせるというのは、これまた経済的に良くないということですから、大事なのはやっぱりピークの時間帯を知って、それぞれの市民の皆さんも乗る時間帯を少しずつずらして乗る。
 もしくは企業の皆さんがフレックスな形で出勤をするということによって、これは福岡だけではなくて東京でも同じですけれども、できるだけ通勤時間帯のピークを避けていくという努力を、乗る側の市民の皆さんや企業の皆さんにも一緒にご協力をいただきながら、快適に移動できる手段として地下鉄を選んでいただければと思っています。

記者
 ありがとうございます。各社、ほかの質問をお願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 RKBの三浦です。
 今の七隈線に関連してなんですけども、開業2日後の会見でも同じ質問が出たと思うんですけども、やっぱり陥没事故等あり2年遅れました。さらに総事業費が150円増。

市長
 150億円ね。

記者
 150億円増の600億円ということでコロナで結構利用客が減っている中、いかにこれを早く黒字化するかということが課題だと思うんですけれども、どれぐらいで回収見込みなのかというところも含めて。

市長
 そうですね。もちろん、できるだけ早くというところはあります。ただ重複になりますけれども、さっきの質問と。やっぱりいろんな影響を受けて、特にインバウンドについてはコロナの影響でもう、ぱたっとストップをしてしまったわけですよね。
 ですから、ちょっとなかなか単純に要素が、少ない要素だけで計算ができないので、はっきりと申し上げることは難しいんですが、ただ、例えばさっきのお話にあったもう通勤時間というのは、もうたくさん乗っていただけるのはもうわかると。むしろお昼の時間帯だとか、こういう時間帯にいかに多くの皆さんに乗っていただくか。
 これから人流が戻ってくる年になりますので、そうしたときにより多くの方にですね、それは例えば外から来た方、それからインバウンドで海外から来た方、よその都市から来た方に地下鉄という移動手段をぜひ選んでいただくというようなことをプロモートしていきながらですね、今、乗っていない時間帯をどれだけ埋めていくか。要するに全体を平準化していくかということが肝要だろうと思っています。

記者
 その中でですね、櫛田神社前駅、新しい駅ができてそこをやっぱり博多旧市街に近いエリアで期待ができるんですけども、なかなか博多旧市街との連動というのはまだ今の段階で見えてきていませんけども、そこら辺はどのようにお考えですか。

市長
 どんなアイデアがちなみにありますかね。

記者
 地下鉄に乗った人がそのサービスや割引を受けられるとか、そういった連動みたいなのは今後考えていらっしゃるのですか。

市長
 交通局のほうでそれは考えていただくことではあるんですけれども、ただ一つ、今連動としてやっていることが、地下鉄の駅の構内にこの周辺、博多旧市街で見ることができる、体験できる文化の展示などがあって、ああいうのっていうのは多分ほかの地下鉄でも、全国的にも珍しいと思うんですよね。
 ああいう展示があることによって、実際に外に出て歩いてみたという方のお話も聞いているので、一定、奏功、功を奏しているところはあるのかなと思うんですね。無料券などとの連携ということは私も今初めて聞いたアイデアですけども、交通局のほうでこれは乗客を増やしていくというアイデア。それから空港線は空港と直結しているんで、外から入ってきた福岡に入ってきた方にも空路で入ってきた方にとっては分かりやすいと思うのですが、七隈線というところの魅力を発信する上で、櫛田神社前駅というのは一つ鍵になる駅になると思うので、利用促進のためにもですね、こういったプロモーション自体は大事だと思っています。

記者
 続けていいですか。

市長
 どうぞ。

記者
 今週金曜日に、いよいよ九大箱崎キャンパス跡地の事業公募が始まるという発表がありましたけれども、改めてどのようなまちにしていきたいかお考えをお聞かせください。

市長
 ようやくですよね。ようやく公募スタートということで、やっぱりコロナで公募期間が非常に遅れてしまっていたので、ようやく公募を開始できることになりました。やっぱり九州大学周辺の例えば、箱崎の商店街とかもですね、含めて、やっぱり学生たちがたくさん住んでいた。
 これが大学が移転をして以降というのは早くやっぱりまちを、まちづくりに対する期待感というのはすごく大きかったと思うので、地域の皆さんにとって期待に沿えるようなまちになるように、そして福岡市にとってあれだけ都心部に近い50ヘクタールもの巨大な場所が、福岡のポテンシャルを大きく引き上げてくれるようなエリアになってくれるように期待をしています。
 特に新しくつくるまちですから、当然、今の価値観、先ほどマスタープランの話のときにもしましたけれども、例えば公園をつくるときはぜひ私はインクルーシブな公園になったらいいなと思っていますし、緑も感じていただけるようなまちになってくれたらいいなと思うし、ほかのエリアと同じように自助、共助、公助という中でいくと、例えば共助、地域のコミュニティーというのも新しく入ってきた方も地域活動というところにご参加をいただけるような地域の絆づくりということも大事にしていきたいし。
 加えて、新しくつくるわけですから、今、いろいろな技術が人の生活をヘルプをしてくれる。これから高齢化社会に向かっていく中で、どう持続可能に便利なまちにしていくか。そのときにスマートな技術、力をさらに、自助、共助、公助に合わせて、もう1層、技助ですね。自助、共助、公助、技助。技術が助けてくれるという、こうしたレイヤーを新しく組み込んだ新しい素敵なまちに魅力的なまちになってくれることを期待をしています。

記者
 そのほか、おねがいします。

記者
 よろしいですか。

市長
 どうぞ。

記者
 今日、日本維新の会が新しい会派をつくると会見を、今日の夕方やるんですけど、それに対して何か一言いただければ。

市長
 いやいや、まあね、これまでは令和会ということでね。福岡令和会ということで頑張っていただいていたんですけども、会派を結成できるぐらい大きな、要するに保守系の新しい会派が誕生するということで、これからもちろん新しい会派運営も大変かもしれませんけれども、市民の皆さんの期待に応えていただけるような会派になっていただけることを期待をします。

記者
 与党という扱いとなるんでしょうか?

市長
 それは先週お答えをしたとおりでございます。協力会派というような形ですので、と天野さんからは、代表からは聞いていますので、また今日その辺詳しく聞いていただければいいんじゃないでしょうか。

記者
 じゃあ特に変化は、今のところ前回の会見から変わりはないんでしょうか。

市長
 そうですね。特に誰と会うわけではないからですね。

記者
 じゃ、よろしいですか。

記者
 読売新聞の池園です。
 冒頭ありましたけど、芦屋市長の高島さんなんですけど。せっかくなんでお尋ねしたいんですけど。

市長
 時間があるから。はい、どうぞ。

記者
 若い首長が増えればっていうのはずっと市長はおっしゃていますけれども、実際、今回の統一選でも結構、芦屋市長のようにですね新しい首長さん、特に若い方、あとは地方議員でもですね結構若い方が出てこられてると思うんですけれども、そういう方々との連携というか、若い首長へのメッセージといいますか。
 あと、市長もまだお若いと思うんで、そんなにあれなんですけれども、若い方が出てくることに対してのご認識というか、お考えをまた改めてお伺いしていいですか。

市長
 分かりました。思いが強いものについては、私は話が長くなるとメタ認知していますので、そういう意味ではこれからの話が長くならないように気をつけつつ。
 もうとにかくね、若い首長が誕生するということは、その勇気を持って立候補してくれた本人も素晴らしいんですが、そこの市民が素晴らしい。
 やっぱりものを変えていくというときに政治家だけもしくは首長だけ、誰かに期待をするんじゃなくて自分たち自身の行動を変えていくということが大事で。だからうちの市長は知事はこうしてくれない、ああしてくれないって言うんじゃなくて、だったら違う人に投票すればいいというね。
 それはやっぱり芦屋の市民というのは、それはどう考えたって26歳ってなれば人生経験でいくと少ないことはわかっている。でも、彼の可能性に市民が賭けた。そこがやっぱりできる、そういう投票できる芦屋市民が素晴らしいと私は思っています。
 私自身、26歳って聞くとちょっと自分の35歳ってのも別に大したことないなって思うんですが、でもやっぱり35歳で市長選挙に出たときにね、それこそ同じようにやっぱりこれまでずっと50、60代とかね、付近の方がずっと多かった中で、30代に投票するというのは福岡市民の皆さんも変化を当時やっぱり望んでくれた。そしてこれまでと違う発想の人。要するに行政のプロフェッショナルに単になってほしいんじゃなくて、ものを変えてくれる人を選ぼうって当時の福岡市民が選んでいただいた、今回も選んでいただきましたけども、そういう市民がいるかいないかというところがやっぱり大きな差になると思うので、私は今回の芦屋市長、出た方も素晴らしい勇気だと思うけども、それを支えた、そこに投票した市民が素晴らしいと思っています。
 やっぱり若い市長になるということで、多分これからもちろん大変なこともあると思いますし、何かあったら若いからって言われるかもしれないけれども、本当に絶対頑張ってほしいと思うし、サポートできることがあれば何でもサポートはしていきたいと思います。
 ちなみに彼は去年だったかな、コロナ中に一瞬クラブハウスというアプリが流行ったときあるでしょう。あのときも私の中に入ってきて一緒にいろいろお話をして。当時ね、東大ハーバードでNPOをやってというね、すごいキラキラしているなとこう思いながらだったんですが。
 もちろんいろんな形でそういう若い人のサポートをしていきたいというのは、彼に限らず、今いろんな方のサポートはしていきたいと思って、実際に20代で市長になりたいという人たちの集まりに先日は呼ばれてお話をしていたりということがあるんです。
 私自身もやっぱりもう今の硬直した社会を変えていくには、社会の中にやっぱりどこかに遊びとかゆらぎというのをつくっていかないと本当に硬直し過ぎて変わらないというのがあって、その遊びのつくり方、そのゆらぎのつくり方の一つとして、私は意思決定層に若い人が入っていくってとっても大事だと思っているんですね。ですから若い首長の誕生って本当に期待します。
 それは国会議員ももちろん若い人が入るのは大事なんですが、国会議員ってどうしてもそこの中で力を持っていくためには期数とか、そういうまだまだこれまでのなんというか、形容詞は避けますが伝統が残っていますよね。そういう伝統の中でいうとなかなか本人が力を発揮できるまでには時間がかかるんですが。
 市長とか知事になれば本当にすぐに、要するにそれは予算権と人事権を持って、提案権、議会の中での提案権というのを持つわけですから、ぜひ若い人、若い首長に全国で増えてほしいと思いますし、もう50代とか60代とかいわんや70代とかしか選挙区にいないという地域があるならばね、どんどん若い人、20代でも30代でもどんどん立候補してそういう人を後押しできるやっぱり市民の皆さんが増えてきたらいいなと。
 そして要するにそれはそういう人だからいきなりうまくいかないでしょうよ。でもそういう人を育てていくという、それからもう少し長い目でも見ていきながら育てていくということも大事じゃないかなと思っています。はい。

記者
 すみません、ありがとうございました。

記者
 よろしいですか。どうもありがとうございました。

市長
 はい、どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。