2021年開催となった「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」。福岡市では、大会直前にスウェーデン選手団と、ノルウェー選手団が事前キャンプを実施することが決まっています!
このページでは、これまで海外のアスリートが福岡市で事前キャンプを実施した時の、福岡市民との交流事業について紹介いたします。
第1回でご紹介した女子サッカーチームとの交流事業の次に、水泳チームとの交流事業を紹介いたします。
平成20年8月、スウェーデン水泳チームは福岡県総合プールを練習会場としていましたので、交流事業は同じ会場で実施しました。参加したのは、福岡市立百道中学校、高取中学校、原中学校、春日市立春日東中学校の生徒83名。
生徒の皆さんは、空港で選手達を出迎え、練習風景を観覧したあとに、スウェーデンチームのコーチから水泳教室を行っていただき、直接指導を受けました。世界のトップアスリートから指導をしてもらえたことは、最高の思い出になったでしょう。水泳教室のあとには、プールサイドで選手たちと歓談。最後にサイン色紙を全員にプレゼントしてもらいました。
実はこの時の水泳チームには、2019年に韓国で行われた世界水泳選手権で5つのメダルを獲得したサラ・ショーストロム選手(Sarah Sjöström, 当時14歳)も、オリンピック初出場のため参加していました。ご存じのとおり、サラは池江璃花子選手と親交の深い選手です。
(スウェーデンの水泳教育)
日本では学校教育の中で水泳の授業がありますが、スウェーデンも学校にプールはないものの、年齢(学年)ごとに泳げる基準があり、それをクリアできない子ども達は、スイミングスクールや地域のクラブチームなどで無料でレッスンを受けられるようです。だからスウェーデン人のほとんどが、最低200メートルは泳げるといわれています
2008年北京オリンピック事前合宿の時に、福岡市ではスウェーデンの代表選手達と、サッカー(女子)、陸上、水泳、卓球の4種目で交流事業を実施いたしました。
まずはサッカーの交流事業について紹介しましょう。
スウェーデンの女子サッカーといえば、2004年アテネ五輪で準優勝。2008年北京、2012年ロンドン五輪ではベスト8、前回大会の2016年リオ五輪では準優勝で銀メダルを獲得。昨年行われた2019女子ワールドカップでも3位に入る強豪国として知られています。
今回の東京五輪もすでに出場権を獲得しているため、来年は必ずやってきます。
2008年の事前合宿では、市内でサッカーを頑張っている女の子たちを招待。彼女たちは、スタンドからチームのトレーニング風景を見学したあと、選手達と記念撮影。そして子ども達の質問に選手たちが一つひとつ丁寧に答えてくれました。最後は、選手達から子ども達全員にサインをもらいました。