現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の港湾・アイランドシティの中の博多港からキリン柄コンテナクレーン
更新日: 2022年6月14日

博多港に巨大キリンがやってきた!


令和4年2月、博多港に高さ100メートルもある巨大なキリンが出現しました。
このキリンについてご紹介します。




キリンの正体はコンテナクレーン

大きなキリンの正体はコンテナクレーンといって、コンテナの積み降ろしをする機械です。
コンテナ船は貨物(コンテナ)をたくさん積めて、航行速度も速く、トラックや鉄道へ積み替える作業も簡単にできる、とても便利な船です。
そんなコンテナ船の貨物の積み降ろしをするコンテナクレーンは、博多港に10基あります。
そのうち1基をキリン柄に塗り替えました。




どこにいるの?

巨大キリンはアイランドシティにいます。
コンテナ貨物を取り扱うコンテナターミナルが、アイランドシティと対岸の香椎パークポートにあり、博多港と世界の港でやり取りされるコンテナの約9割を扱っています。
アイランドシティコンテナターミナルにはコンテナクレーンが6基ありますが、キリン柄に塗ったのは一番東側のコンテナクレーンです。




どうして塗りなおしたの?

鉄製のコンテナクレーンは、海水や潮風に含まれる塩分の影響で、錆びやすい状況にあります。
長い間大切に使うためには、定期的なメンテナンスが必要です。キリン柄に塗りなおしたコンテナクレーンは、
設置から約20年が経っており、錆びからコンテナクレーンを守るため、塗装しなおす必要がありました。



どうしてキリン柄なの?

塗りなおしにあたっては、ターミナル近くの病院に入院中の子どもたちや、近隣の小学生たちの「クレーンがキリンに見える」という声なども踏まえて、最終的にキリン柄に決定しました。
大きなキリンを見ることで、多くの方に港への親しみを持ってもらったり、博多港の新たなシンボルになることを期待しています。



どのくらいお金と時間がかかったの?

工事にかかった費用は約1億700万円です。キリン柄にするために追加でかかったお金は、国の補助金(2,500万円)を活用しました。
これにより、福岡市が負担するお金は、今までと同じ白色で塗りなおすときと同じくらいで済んでいます。
工事は、令和3年10月から開始し令和4年2月末に完成しました。
足場を組んで、手作業でキリン柄に塗り替えました。




キリン柄コンテナクレーンについて知ろう!


キリンが首を倒しているときはどんなとき?

コンテナクレーンが首を倒しているときは、船が到着し、コンテナの積み降ろしをしているときです。
動物のキリンがこのような姿になることはなさそうですが、首を倒していたら、
コンテナクレーンとして、一生懸命働いているときですので、ぜひ注目してみてくださいね。




キリン柄コンテナクレーンはどこから見えるの?

キリン柄コンテナクレーンがあるアイランドシティコンテナターミナル周辺は、コンテナを運ぶ大きなトレーラーなどの大型車両が行き来する「みなとづくりエリア」であり、関係者以外立入禁止のエリアとなっています。
残念ながらクレーンに登ったり、近くで見ることはできませんが、クレーンは高さ100メートルを超える大きな機械なので、いろいろなところから見えます。
また、博多ポートタワーとほぼ同じ高さのため、博多ポートタワーの展望室からキリンの目線を楽しんでみてくださいね。

※博多ポートタワーの展望室の高さは70メートル。