現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の港湾・アイランドシティの中の博多港の中の環境共生への取組みから海岸の整備(護岸・遊歩道・養浜など)
更新日: 2000年2月9日

海岸の整備(護岸・遊歩道・養浜など)



エコパークゾーン

御島ゾーン

 御島ゾーンの既存の海岸線は、海に近づきにくい垂直の護岸や浸食の進んだ海岸線となっていたことから、御島崎地区及び片男佐地区では、傾斜の緩やかな護岸の整備や養浜など、市民が水辺に触れ親しめる海岸づくりを行い、今では憩いの空間として多くの市民が利用しています。
 また、御島ゾーンの中では南側に位置する香椎浜地区では、野鳥や干潟の生物の生息環境に配慮して、人が直接干潟へ下りにくい急傾斜の自然石護岸を採用しています。



御島崎地区【自然石護岸・遊歩道を整備、養浜を実施】

画像:御島崎地区【自然石護岸・遊歩道を整備、養浜を実施】

片男佐地区【自然石護岸・遊歩道を整備、養浜を実施】

画像:片男佐地区【自然石護岸・遊歩道を整備、養浜を実施】

香椎浜地区【自然石護岸・遊歩道を整備】

画像:香椎浜地区【自然石護岸・遊歩道を整備】



香住ヶ丘ゾーン

 既存の護岸が崩落していた一部の海浜で、安全性を高め、さらには海岸に親しみを持ってもらえるよう、階段式の自然石護岸と遊歩道を整備しました。整備後には、磯遊びや潮干狩りをする人も見られるようになっています。

画像:香住ヶ丘ゾーン


和白干潟ゾーン(塩浜地区)

 江戸時代までは塩田として利用されていた地域で、護岸も100年以上前に整備されたものでしたが、老朽化が激しかったため、生き物の生息環境にも配慮した護岸に改修しました。それと同時に、海辺を散策できるように遊歩道や展望台も整備し、今では市民の憩いの場として利用されています。

画像:和白干潟ゾーン


画像:塩浜護岸の生き物への配慮


アイランドシティ

 市民が海を身近に感じ、水辺に触れ親しめるように、アイランドシティの護岸に沿って、親水性の高い緑地や遊歩道を整備しています。
 また、護岸には傾斜の緩やかな捨て石式の護岸を採用しており、アイランドシティ周辺海域ではタマハハキモク等の海藻が生い茂り、稚魚が集まったり、ナマコや貝などの生き物が増えるなどして豊かな生態系が形成されるようになっています。人が海辺に下りやすいように、一部では階段式の護岸や潮だまり(タイドプール)も整備しています。


画像:アイランドシティの外周緑地と遊歩道

アイランドシティの外周緑地と遊歩道


画像:アイランドシティの外周緑地と遊歩道

アイランドシティの外周緑地と遊歩道


画像:自然石を使った緩やかな傾斜の護岸

自然石を使った緩やかな傾斜の護岸


画像:藻場に集まる稚魚

藻場に集まる稚魚


画像:海辺に下りられる階段式の護岸

海辺に下りられる階段式の護岸


画像:整備した潮だまり(タイドプール)

整備した潮だまり(タイドプール)



 さらにアイランドシティと香住ヶ丘をつなぐ海上遊歩道「あいたか橋」が平成25年3月に開通し、御島ゾーンをぐるっと一周3kmまるごと楽しめるようになりました。自然観察、ウォーキングなどに最適です。


 




名島海岸

 国指定天然記念物の帆柱石や名島城跡などの歴史資産や周辺の自然環境と調和した市民に親しまれる海岸づくり(護岸や遊歩道の整備、養浜など)を行っています。整備にあたっては、植物の生育環境に配慮して砂を入れるとともに、市民団体と協議して野鳥の餌場や休息場も整備するなど自然環境にも配慮した整備を行っており、シギ・チドリ類やクロツラヘラサギの利用が見られています。

 整備を行ったことで生物多様性の保全に大きく貢献しているとして、平成24年11月に世界自然保護基金(WWF)ジャパンより感謝状をいただきました。


画像:名島海岸

名島海岸


画像:野鳥の休息場として整備した人工磯と人工磯で休息するシギ・チドリ

野鳥の休息場として整備した人工磯と人工磯で休息するシギ・チドリ


画像:整備した採餌場で採餌をするクロツラヘラサギ

整備した採餌場で採餌をするクロツラヘラサギ





その他

 上記の他にも、西戸崎や生の松原において、自然石護岸や遊歩道の整備、養浜を行っています。

画像:西戸崎海岸

西戸崎海岸


画像:生の松原海岸

生の松原海岸