現在位置:福岡市ホームの中の市政全般の中の港湾・アイランドシティの中の博多港の中の環境共生への取組みからエコパークゾーン環境保全創造計画
更新日: 2000年2月9日

エコパークゾーン環境保全創造計画


 学識経験者と市民で構成する「エコパークゾーン環境保全創造委員会」において、今後エコパークゾーンで取り組むべき施策をハード、ソフト両面から検討し、平成22年3月にエコパークゾーン環境保全創造計画としてとりまとめました。


計画の概要

第1部 これまでに実施してきた環境保全創造施策の評価と検証

  • 御島、香住ヶ丘、海の中道の3つのゾーンについては、これまでの環境整備等により、生物の生息空間や自然とのふれいあいの場として機能の向上が図られており、今後は環境学習等のソフト面での施策の充実が重要である。
  • 最も自然豊かな和白干潟ゾーンについては、水底質の改善等の環境保全対策とソフト施策の両面からの検討・充実が重要である。

第2部 今後の環境保全創造施策

  • 和白海域環境改善対策【和白干潟ゾーン】
    水底質の改善等のため、覆砂や藻場造成、海浜植物再生等を進めること。
  • 鳥類保全対策【和白干潟ゾーン】
    エコパークゾーンとその周辺における鳥類の生息場機能を確保していくため、シギ・チドリ類の休息場の整備等を進めること。
  • ソフト施策【エコパークゾーン全体】
    エコパークゾーンの豊かな自然環境を「市民の財産」として活かしていくため、市民共働の取組やそれを支える基盤づくりなどを進めること。

実施にあたっての留意事項等

  • 試験的に実施した結果を計画にフィードバックさせながら段階的に実施すること。
  • 今後の環境の変化や新たな知見、市民からの要望等も踏まえ、専門家の意見を聞きながら、施策を充実させ、実施する姿勢が必要


エコパークゾーン環境保全創造委員会について

背景と目的

  • エコパークゾーンについては、自然と人の共生を目指して、平成9年度から御島ゾーンでの覆砂・アマモ場づくり等の海域環境の改善や親水護岸の整備などを進めてきた。今後は、最も自然豊かな和白干潟ゾーンにおける海域環境の改善が課題となっている。
  • 野鳥公園については、平成18年5月に基本構想検討委員会から、エコパークゾーンの自然環境の質を高めるとともに、一体的に整備する必要があるとの提言を受けている。

以上を踏まえ、エコパークゾーンで「これまでに実施した環境保全創造施策の総括」を行うとともに、「今後実施すべき施策の方向性」等について検討する為の委員会を設置し、検討を行った。


委員構成

会長 小島治幸(九州共立大学教授)
委員数10名(学識経験者7名及び市民3名)

氏名 所属
青木 武 東区自治組織会長会会長
内田 泰三 九州産業大学准教授
岡本 桂香 照葉まちづくり協会代表
包清 博之 九州大学大学院教授
小島 治幸 九州共立大学教授
田中 綾子 福岡大学大学院准教授
田村 耕作 日本野鳥の会福岡支部副支部長
逸見 泰久 熊本大学教授
迎 勝也 九州産業大学教授
吉松 須和子 福岡市女性翼の会環境グループ代表

(敬称略、50音順、所属は平成22年3月当時)


活動状況

平成18年11月から平成22年3月までに8回の委員会を開催