現在位置:福岡市ホームの中の創業・産業・ビジネスの中の中小企業支援・商店街振興の中の中小企業サポートセンターから福利厚生関係 -(公財)福岡市中小企業従業員福祉協会 -
更新日: 2021年12月20日

中小企業向け「福利厚生」情報
(公財)福岡市中小企業従業員福祉協会(FCF)



1.福利厚生とは

福利厚生とは、企業が従業員やその家族の生活や健康の維持、向上のために行う制度等のことです。

例えば、社会保険料の事業主負担や、慶弔・災害見舞金の支給、人間ドック受診費用の補助、社内外の自己啓発プログラムの提供等、賃金や給与以外に企業から提供される手当や補助、サービスのことを言います。

福利厚生は「法定福利厚生」と「法定外福利厚生」の2つに分けることができます。

 

法定福利厚生

法定福利厚生とは、法律で定められている福利厚生のことです。


具体的には、以下のような社会保険料等の事業主負担分を指します。

  • 健康保険料
  • 介護保険料
  • 厚生年金保険料
  • 雇用保険料
  • 労災保険料
  • 児童手当拠出金
  • 障害者雇用納付金
  • 労働基準法上の休業補償 等


付箋紙の写真

法定外福利厚生

法定外福利厚生とは、法律によって義務付けられていない福利厚生のことで、企業が独自で行うものです。


例えば、次のような多様な福利厚生が挙げられます。

  • 休暇制度
    • 病気休職、ボランティア休暇、GWや夏季特別休暇等の有給休暇日数の上乗せ
  • 住宅
    • 住宅手当、社員寮
  • 食事
    • 食事手当、食堂、外部飲食店で利用可能な食券等の配布
  • 慶弔・災害
    • 慶弔・災害見舞金、永年勤続表彰
  • 健康管理
    • メンタルヘルス相談、人間ドック受診費用の補助、運動施設の利用補助
  • 余暇活動
    • 保養施設・レクリエーション施設等の提供・利用補助、運動会・忘年会・新年会・社員旅行の実施・補助
  • 自己啓発
    • 社内の自己啓発プログラム、社外の自己啓発サービスの提供・経費補助・情報提供
  • 育児・介護
    • 企業内保育施設、介護サービスの提供、法定を上回る休業・短時間勤務制度
  • 財産形成
    • 財形貯蓄制度、金融関係のセミナー





2.企業独自の福利厚生の目的

福利厚生に関する企業側の目的としては、従業員の仕事への意欲向上、従業員の定着が挙げられます。他方、就活生や若者は、健康や働き方に配慮した企業や福利厚生が充実した企業に就職したいと考えています。


自社の福利厚生を充実させることで、従業員の生活面や健康面をサポートし、負担を軽減することができ、働きやすい職場づくりや従業員の仕事への意欲向上につながります。従業員が安心して働ける職場環境が整うと、従業員の定着、人材の確保にも結びつくことが期待されます。




3.多様化する従業員のニーズへの対応

しかしながら、中小企業では、大企業と比較して、財政面や体制面の制約から、福利厚生制度の導入・充実が困難な状況が見受けられます。


法定外福利厚生には、アウトソーシング(外部委託)することで、健康増進や旅行関連の支援等、自社で独自に準備するより少ない負担で更なる充実が図れるものもあります。多様なサービスや事業者がありますので、自社の要望や予算に合った、プラスアルファの福利厚生サービスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


民間事業者のほか、福岡市全額出資の公益財団法人(FCF)もサービスを提供しています。


◇中小企業での人材定着や働き方改革に果たす“福利厚生”の役割(本ページの内容を掲載したチラシです)(434kbyte)pdf




4.(公財)福岡市中小企業従業員福祉協会(FCF)による福利厚生サービス

(公財)福岡市中小企業従業員福祉協会(FCF)は、公益財団法人として、市内の中小企業等に勤務する従業員や事業主、その家族を対象に、地域密着・総合的な福利厚生サービスを提供しています(慶弔金の給付、健康診断や余暇活動全般の補助 等)。


詳しい内容をお知りになりたい方は、下記ページをご確認ください。

◇FCF入会のご案内(リーフレット)(3,679kbyte)pdf

◇FCFのホームページ(外部のウェブサイトに移動します)