元ジュディマリTAKUYAさん「来年には福岡移住」発言も!? イベント「明星和楽」レポート

去る11月14日(日)、テクノロジーとクリエイティブの祭典「明星和楽(みょうじょうわらく)」が、3年ぶりに福岡で開催されました。

イベント実行委員の橋本正徳さん(株式会社ヌーラボCEO)曰く「見たいものを見るだけでなく、知らないものとの偶然の出会い=セレンディピティを誘発するために、詳細なタイムテーブルはあえて非公開とした」という今回の明星和楽。午前10時半に、株式会社しくみデザインが開発した身体の動きに反応する音楽アプリケーション「KAGURA」とブラジルの無形文化遺産「カポエイラ」とのセッションで幕を開け、その後も天神・大名エリアの複数会場にて、さまざまな企画が同時多発的に展開していきました。

151127_myojowaraku2.JPG

中でも注目を集めたのは、イムズホールで行われたスタートアップショーケース。サンフランシスコやシンガポール、台湾など世界各地から集まったべンチャーキャピタル各者の前で、全編英語によるピッチコンテストが行われ、その後も密な交流の機会が持たれました。

151127_myojowaraku3.JPG

日本のスタートアップ・エコシステムを支援し、明星和楽では海外投資家の招聘に尽力した株式会社Mistletoeの亀井聡彦氏は、「グローバルで勝てるスタートアップを生み出すためには、海外投資家に日本のエコシステムの現状を理解してもらう必要がある。今回の明星和楽は、その良いきっかけとなりました」と語りました。

また夕方からは、天神の中心地にある百貨店・岩田屋本館の前に組まれたGMOペパボステージにて、元ジュディマリのギタリストのTAKUYAさんをはじめとするさまざまなゲストのトークショーが開催され、道ゆく人々が足を止めていました。

151127_myojowaraku4.JPG

かねてより福岡でのスタジオ建設構想を語っていたTAKUYAさん(https://www.city.fukuoka.lg.jp/hash/news/archives/65)。「東京はあらゆるコストが高く、腰を据えた音楽制作にはもはや厳しい環境になってきている。福岡は、アクセスが至便で、土地や生活費のコストも低く、近年盛り上がりを見せる中国などアジア圏の音楽シーンとも近い。日本がポップカルチャーの隆盛によって積み上げてきた高い技術を、いまこそ福岡で活用すべき」と意気込みを語りました。「来年も明星和楽に来てもらって、その時にはぜひ演奏を!」との声がかかると、「来年はすでに福岡に住んでいるかも」とTAKUYAさん。こうした福岡移住に前向きな発言が、会場を沸かせました。

151127_myojowaraku5.JPG

夜は、会場をクラブMILLSに移してアフターパーティー「MYOJO NIGHT」を開催。こちらも現在注目を集めるDJや音楽家が多数出演し、本編に負けず劣らずの盛り上がりをみせました。福岡版SXSW(※サウス・バイ・サウスウェスト)を目指す明星和楽。今後、どのような展開を見せていくのでしょうか。

※サウス・バイ・サウスウェスト:毎年3月に米テキサス州オースティンで行なわれる、音楽祭・映画祭・インタラクティブフェスティバルなどを組み合わせた大規模イベント

アクセスランキング