
はじめまして。東京から福岡に引っ越してきました、田中ゆいと申します。
去年、ライターのタカヤナギさんがプチ移住していましたが、その第二弾として、今度はガチ移住させていただきます。6月に引っ越してきて、こちらで仕事も見つけました。とりあえず1年間は住むつもりです。
まずは自己紹介をしますね! 東京出身、1985年生まれの31歳、独身です。これまで東京・下北沢で一人暮らしをして、下北沢の編集プロダクションで編集/ライターとして働いていました。
もともと、福岡はずっと住みたいと思っていました。2013年に福岡10泊旅行をしたんですけど、それがとても楽しかったからです。毎日遊びまわっていたら貯金が底をついたという思い出の街。そのとき感じたのは、観光っぽい遊び方も楽しいけどここで生活したらもっと楽しいだろうなあということ。とはいえ東京の仕事もあるし、遠距離の引っ越しなのであまり現実的には考えていなかったのですが……。
今年のはじめ、会社を退職してフリーランスになったのですが、その際、下北沢の本屋さんが福岡に初プロデュース店を出すから求人してるよという情報を聞いたんです。遠いところへ移住するとなると、障害になるのは「仕事」と「家族」の2つだと思います。でも本屋さんに仕事のあてもありそうだし、4月に彼氏がいなくなったばかりなので、私に迷う理由はありません。その日のうちに福岡に住んでいるいとこに「私、今度福岡に引っ越すからよろしくね」とLINEしてました。急!
福岡は住みやすいという評判はたくさん聞きます。「家賃が安い」「食べ物美味しい」「人が優しい」などいい噂ばかりですが、もうちょっと踏み込んで、私が「福岡移住を決めた2つの理由」を語ります。
その1 街が開発の真っ最中
福岡は国内外の観光客の数に対してホテルが足りないとか、大企業が進出したががってるのにそのキャパに耐えうる大型ビルが足りないとか、物理的な問題を抱えています。なので都市部を中心に急ピッチで開発が進んでいます。
懐かしい街並みがなくなってしまう寂しさはもちろんありますが、変わらないものはないですからね。下北沢に住んでいたころも、昔ながらの店が閉まってしまうことがよくあって寂しいなと思ってましたが、それでも変わっていく様子を間近で見られるのはそれはそれで楽しいし。急激に変化している福岡を内側から見られるというのは、今しかできない貴重な体験だと思いました。
その2 福岡のHIP HOPが熱い
クラブミュージック、特に日本語ラップが好きです。福岡はバイブズ重視のラッパーが多くて自分好みで。2013年の10泊旅行は、親不孝通りのクラブBASE(HIP HOP箱として有名)がなくなってしまうということで、行っとかなければと思って行きました。そこには東京にはまだ知られていないけどクオリティがめちゃくちゃ高いラッパーがたくさんいました。がっつり盛り上がっている「ローカル感」も羨ましくて。やはり現場にいかないとわからないことがあるな〜、ということで、福岡のHIPHOPを掘ろうと思っています。
福岡の深刻な欠点もあります
魅力的な福岡ですが、もちろん欠点もあります。「かわいい女性が多いこと」です。
福岡市人口のうち、男性は715,548人、女性が793,017人(平成28年5月末日現在 参照:福岡市統計情報)。女性が多いですね。しかも、かわいくて若い女性が余っているそうです。福岡に住む複数の女性から「福岡はしょうもない男でもモテる」という情報が入ってきています。かわいくて若い子が余ってるなんて、30代独身女性が移住するには完全なるイバラ道。この問題については改めてじっくり記事にします。
というわけで、6月1日に天神にオープンした「Rethink Books」で働き始めました。下北沢の「本屋B&B」がプロデュースをしているお店で、作家さんやアーティストを招いてトークライブを開催したり、福岡のクラフトビールや九州の焼酎を飲みながら本を読めるおしゃれな店です。購入前の本でも席に座ってじっくり読めます。Wifiと電源もあるので、休憩がてらぜひ立ち寄ってください。
ちなみに「Rethink Books」も、天神エリア開発ため取り壊された「天神セントラルプレイス」の跡地にあり、このあたり一帯の本格的な開発工事が始まるまで、お店やコインパーキングを作って土地を有効活用しようということで建てられています。なので、「Rethink Books」はそのうちなくなっちゃう期間限定の本屋さんなのです。
この連載では福岡の住み心地、お酒や食べ物、夜遊び(女も行けるところですが)などをレポートしていきます。週1更新なので日々のあらゆることを晒します。私に関わる福岡の方々はご覚悟のほどよろしくお願いいたします!