全国一の人口増加率 今、福岡が選ばれている理由とは

全国の政令市中、福岡市の人口増加率が1位(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/population/)という「事実」をご存知でしょうか?人口が増えている理由はなにか……ということで、今回は福岡の魅力、暮らしやすさについて、まとめてみました!

<その1『食』> なんと言っても食べ物が美味しい

福岡の魅力として、第一に挙げられるのが、ご当地グルメ。豚骨ラーメン、もつ鍋、焼き鳥、焼き豚足をはじめ中洲で楽しめる、市民のソウルフードは数多く、最近では屋台発信の創作料理「焼きラーメン」も人気です。

yatainojosei.jpg

実はこの屋台発の食文化は、国際的にも評価が高く、福岡市は、同じく屋台文化で有名なソウル(韓国)や台北(台湾)と並び、日本国内の都市で唯一、「アジアの屋台都市 10選(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/yatai/)」に選定されています。また、福岡市は、玄界灘や博多湾から直送される海の恵みの宝庫。魚料理店の数は、21大都市中2位(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/seafood-restaurants/)となっており、市内の至るところで、リーズナブルな価格で新鮮な魚介類を味わえます。

1年半前に東京から福岡に移住した30代男性会社員はこう語ります。

「福岡の飲食店はレベルが高い。東京だと“安かろう悪かろう”ではないですが、それなりのお金を払わないと美味しいものにありつけなかったり、もしくは『金払ってこのレベルか……』とがっかりする店も正直ある(苦笑)。でも、福岡にはそれが全然ない。どこに入っても美味いし、とにかく安い。僕は東京だけでなく日本全国でいろんなものを食べてるけど、福岡の飲食店のレベルの高さは“本物”だと思います」

<その2『住』> コンパクトシティで住環境が良い

東京からの移住者が口を揃えるのが、都市機能がまとまっている福岡の「住環境」の良さ。まさしくコンパクトシティ。大都市圏に比べ家賃が安く設定されている点も魅力のひとつで、都市規模のわりにグっと家賃を抑えられるので、職住近接が可能。地下鉄やバスなど交通網が発達しているほか、自転車通勤者も多く、毎日の通勤にかける平均時間は34.5分と、短さでは7大都市圏で第1位(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/commuting/)となっています。また「ほどよく田舎・ほどよく都会」と言われるように緑が多い福岡市は、都市部から30分もクルマを走らせれば自然がすぐそこに。海や山に近く、気軽にアクティビティを楽しめることから、子育て世代をはじめ、環境重視で移住者が増加しているのも納得です。

natakaigan.jpg

東京から福岡市に移住して3年という飲食店勤務の20代女性はこう話します。

「こちらに来た当初、福岡の人と話していると、距離感覚の違いに驚かされましたね。彼女らからすれば、『天神から車で30分走って大自然って、普通』と思ってるみたいだけど、東京や大阪の人間からすると全然普通じゃない(笑)。逆に、東京だと地下鉄で15分、20分くらい移動なんて普通だけど、福岡の人ってそれすら億劫に思ってしまいがち。『なんでそんな遠くまで?』って言うんです(苦笑)。それだけコンパクトシティってことなんでしょうけど。ちなみに、最近、私もその感覚に慣れてきちゃって……もう東京には戻れなそうです」

福岡市は大都市でありながら物価も安く、食料物価は20大都市中で第1位。また家賃を除く総合物価も2位(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/consumer-price/)となっています。物価の安さも魅力のひとつといえるのではないでしょうか。

なお、日経産業消費研究所が全国のビジネスマン1000人に調査したところ、「住み良かったところ」として全国1位に(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/favorite-place/)。海外でもその住みやすさは認められており、イギリスの情報誌『モノクル』による「クオリティ・オブ・ライフ-世界で最も住みやすい25の都市ランキング」では例年名を連ね、平成26(2014)年にはついにベスト10入り。海外からも住みやすい街という評価を得ているのです。

<その3『衣』> ファッションレベルも高く、オシャレに困らない

福岡にはオシャレな人がたくさんいますが、これにも理由がありそうです。実は、福岡市は、女性1万人あたりの婦人服店の数が第1位(http://facts.city.fukuoka.lg.jp/data/boutiques/)。博多区の大型ショッピングモール「キャナルシティ博多」をはじめ、天神エリアには、ファッションとカルチャーの複合施設「イムズ(Inter Media Station)」、西区には九州最大規模のアウトレットモール「マリノアシティ福岡」などなど、市内にはショッピング施設が充実。東京や大阪に比べても、遜色なくショッピングが楽しめるのです。

tenjin.jpg

さらに福岡市内の商業施設・ショップが連携し、「ファッションの街・福岡」として街全体を活性化させようというイベント「FASHION WEEK FUKUOKA」 (F.W.F )を、平成24(2012)年から毎年開催。今年のイベントでは、地元福岡を拠点に活動している天本誠司さんはじめ、若いクリエイターの期間限定ショップも出店。天本さんは、平成20(2008)年に“Made in Fukuoka”をコンセプトにしたブランド『ALL MY LOVING』を立ち上げ、福岡の伝統工芸品「博多織」を使用したデニム製品や雑貨をデザインするなど、これからが期待されている新進気鋭のデザイナー。福岡市内では、天本さんのようなデザイナー・クリエイターを応援していこうという機運が盛り上がっています。こうした機運も福岡のファッションレベルを底上げしている要因のひとつなのかもしれません。

<まとめ> 衣・食・住3拍子、どれも高いレベルで揃っている――それが福岡市の魅力

福岡市は、 “衣・食・住”すべてにおいて過不足ない、日本でもっともバランスの取れた住みやすい都市――それが全国の政令市中、人口増加率が1位という事実を生み出したのではないでしょうか。

 

[関連リンク]
データでわかるイイトコ福岡 Fukuoka Facts
http://facts.city.fukuoka.lg.jp/

アクセスランキング