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上陸した引き揚げ者の中には援助や治療が必要な伝染病患者や女性、孤児たちが含まれていました。
福岡での援護活動は京城(現ソウル)で始まりました。「京城帝国大学」の教授や学生達は、朝鮮半島北部からの引き揚げ者の窮状を見るに忍びず、昭和20年10月京城で「罹災民救済病院」、列車・船内で診療を行う「移動医療局」(米軍政府公認 Medical Relief Union)を設置しました。
翌年2月には博多・聖福寺に本部を置き、3月に女性患者のための「二日市保養所」、4月に「聖福病院」、8月に医療孤児施設「聖福寮」を設立し、さまざまな援護活動を行いました。