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更新日: 2023年7月5日

リチウムイオン電池による火災が増えています|福岡市消防局

 令和5年に入り、リチウムイオン電池を発火源とする火災が5件発生(5月末現在速報値)しています。

 主な理由としては、以下のとおりです。

  • ・リチウムイオン電池が破損し、内部で短絡を起こして出火
  • ・リチウムイオン電池を長期間にわたり充電し、過充電になり出火


リチウムイオン電池とは?

 リチウムイオン電池とは、充電が可能な繰り返し利用することができる電池で、鉛などの有害物質を含まず、高電圧で高容量が特徴であるため、携帯用扇風機やスマートフォンなど、さまざまな用途で使用されています。


電気関係の火災(リチウムイオン電池を含む)は大きくなりやすい!?

 リチウムイオン電池に限らず、電気関係が原因によって起こる火災は、他の火災に比べて比較的大きくなりやすい傾向にあります。 理由としては、こんろやたばこなどとは違い、人が見ていないとき(外出中や就寝中など)に出火し、発見が遅れることが考えられます。

 建物火災の全部と、電気関係が原因となった場合の焼損程度は次の通りです。


過去5年(平成30年から令和4年まで)の建物火災件数

電気関係が原因の建物火災で、全焼及び半焼となった割合は建物火災全体と比べて1.5倍です。
(電気関係が原因の建物火災で、全焼及び半焼となった割合は12.7%、建物火災全体で、全焼及び半焼となった割合は8.2%)


リチウムイオン電池の火災を防ぐには

 リチウムイオン電池を原因とする火災には、いくつかの共通点があります。以下のことに気を付けましょう。


  • ■ 製品本体に強い衝撃を与えない。
  • ■ 高温になる場所に放置しない。
  • ■ 定められた充電方法に従う。
  • ■ 膨らんでいる・熱くなっている・変な臭いがするなどを感じたら使用しない。
  • ■ 製品の取扱説明書をよく読み,適正に使用しましょう。

↓その他詳細は,「独立行政法人 製品評価技術基盤機構」ホームページをご確認ください。
 モバイルバッテリー「1.リコール製品のモバイルバッテリーから発火」のホームページ
 URL:https://www.nite.go.jp/jiko/chuikanki/poster/kaden/17072701.html

 PDF[リチウムイオン電池による火災に注意」はこちら  (1,149kbyte)pdf