よくある質問(Q&A)
集合型消防訓練
【実施前】計画・準備段階のポイント
目的を明確にする
「通報時間を短縮したい」「高齢者の避難誘導を確認したい」など、訓練の狙いを設定することで、参加者の意識が高まります。
訓練内容は現場にあった現実的なものに
実際の建物構造や業務形態に即して設定。例：エレベーター使用不可／階段の混雑体験。
役割分担を明確に
防火管理者／指揮者／誘導係／通報係／消火係などの役割を事前に決定。
【訓練中】実施時のポイント
「初期対応」が訓練のカギ
火災を発見してから3分間の行動（通報・初期消火・避難）が最重要。
安全最優先で進める
訓練中の事故防止（転倒・押し合い防止など）を徹底。
参加者全員が主役
「見るだけ」ではなく、体を動かす実働訓練が効果的。
【訓練後】振り返りのポイント
記録と評価の実施
避難時間や問題点を記録し、保管。
「良かった点・改善点」を共有
全員の意見を集めて改善へ。
初めてでも安心！消防訓練部分解説
消火訓練
福岡市消防局公式【現役消防士が教える】消火器の正しい使い方（YouTube「福岡チャンネル」）
ピンを抜く
使用前に、消火器の上部についている安全ピンを確実に抜いておくこと。これを抜かないとレバーを握っても噴射されません。
ホース（ノズル）を火元に向ける
ホース（ノズル）の先を「炎の根元」にしっかり向けることが大切です。煙や炎の上の方にかけても効果は薄いです。
レバーを強く握る
レバーを握ると消火剤が出ます。ホースを左右に振りながら、炎の根元を掃くようにかけて火を消しましょう。
注：自身の安全が最優先です！炎が天井に達するなど、消火が難しそうな場合はただちに避難してください。
通報訓練
福岡市消防局公式【119番通報は住所から】（YouTube「福岡チャンネル」）
発生場所の正確な確認
火災が発生した場所（住所、建物名、部屋番号など）を正確に伝えることが最も重要です。通報者自身が正確に場所を確認できていない場合は、近くの目印や特徴的な場所を伝えるとよいです。
火災の規模や状況の説明
火の広がり具合や煙の有無、火元の確認（キッチン、電気設備など）を伝えることが重要です。
人命の有無や避難状況
火災発生時に建物内に人がいるか、またはすでに避難しているかを伝えることが大切です。負傷者や動けない人がいれば、その情報も必ず伝えてください。
避難訓練
福岡市消防局公式【避難訓練前に見て！！】煙の怖さとその対処（YouTube「福岡チャンネル」）
冷静に行動する
火災が発生した場合、最も重要なのは冷静さを保つことです。パニックにならず、周囲を確認し、逃げる方向を冷静に判断しましょう。素早くかつ計画的に避難することが命を守るための第一歩です。
煙を避け、低い姿勢で避難する
火災時、煙は上昇するため、床近くの空気が比較的安全です。煙を避けるためには、低い姿勢（うつ伏せやしゃがんだ姿勢）で避難しましょう。また、可能であれば湿ったタオルで鼻と口を覆い、煙の吸引を減らすことができます。
避難経路を確認し、決められた避難場所へ向かう
事前に建物内での避難経路を確認しておき、火災が発生した場合はその経路を使って、速やかに外に出ましょう。また、避難場所（集合場所）を決めておくことも重要です。避難後、周りの人と連絡が取れなくならないように、必ず指定された集合場所に向かうことを徹底してください。
チェックシートを活用してください
福岡市では、一連の流れを総合訓練の実施を推奨しています。
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