このページは、消防隊が救急現場で使用する「道具」を中心に紹介しています。さまざまな「道具」を活用する消防隊の活動にご理解をお願いします。
このページで紹介しているイラストの制作過程は、「福岡市消防局お絵描き部」としてインスタグラムに投稿しています。
福岡県の救急医療電話相談窓口( #7119 )
救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
酸素は人が生きる上でとても必要なものです。うまく呼吸ができていないとき、血の中に取り込まれる酸素の量が少なくなり、とても苦しく感じます。
救急隊は、傷病者の状態を観察し、必要に応じて酸素を投与するよ。
このとき使用するマスクも、実はいろいろな種類があって、適切な「道具」を選ぶよ。
酸素ボンベの中には、大量の酸素が高圧で入っていて、現場での活動時にはバッグに入った小さな酸素ボンベを持っていき、救急車の中では、長時間使用できる大きなボンベに切り替えるなど、使い分けているよ。
消防隊が活動する現場は、色々な音がしてうるさいことが多いよ。
指示を確実に伝えるため、活動を指揮する隊長たちはこういう「道具」を使うことがあるよ。
危険な現場では、効率よく、素早く活動することが要救助者の命を救うことにもつながるし、隊員の安全にもつながるんだ。
もちろん活動している隊員たちも、常に周囲の状況に気を配って、指示を聞き漏らさないように注意しているよ。
消防隊員は、道具を使わずに大きな声が出せる人も多いよ。
救急隊は、傷病者の状況に応じて、病院に着く前にさまざまな処置を行うよ。そのうち、医師の指示で「救急救命士」が行う「特定行為」の一つに「輸液」があるんだ。
「輸液」は、血管に細い管を入れて、水分や塩分などを含んだ特別な液体を点滴で直接体に入れること。「乳酸リンゲル液」はその一種で、体の水分や塩分のバランスに近い透明で特別な液体だよ。血圧低下のときに使い、血液の流れを保ち臓器の働きを維持するんだ。
心肺停止(呼吸や脈が止まった人)や心臓が止まりそうな場合など、命の危険があるときに投与され、救急救命士は揺れる車内でもこうした処置を行うことで、命を救っているんだ。
令和7年現在、福岡市は「水素リーダー都市プロジェクト」として様々な取り組みを行っているよ。
その中の一つが、この「FC救急車」。FCとは「Fuel Cell」の頭文字で、「燃料電池」という意味だよ。
燃料電池とは、水素と酸素を化学反応させて電気を発生させる発電システムで、エネルギーを発生するために「燃焼」させることがないので、二酸化炭素などは発生せず水だけが排出されるんだ。
なんとこのFC救急車、日本で使用しているのはたったの1台だけなんだって(R7年現在)!
FC救急車を使用している隊員によると、通常の救急車に比べて静かで乗り心地がいいらしいよ。
救急事故や火災を未然に防ぐことも消防士の大切な仕事だよ。
消防音楽隊は、演奏活動を通じて火災予防広報をはじめ、広く消防のPRを行っているんだ。
現場で活動する隊員にも消防音楽隊として活躍している人がいるよ。
興味がある方は下のリンク先も確認してみてね。
・消防音楽隊については「消防音楽隊」をご覧ください。
今回は「PFD(personal flotation device)」。
イラストで描いたのは、特に急流での水難救助活動時に隊員の身を守るための「道具」だよ。
PFDは、浮かぶときに胸側が上になるように設計されていて、万一隊員が意識を失ったときでも顔が水面から出るように作られているんだ。泳ぎが得意な救助隊員でも必ず身に着けているよ。
こういう救命胴衣は、最近では色々な種類があるみたい。用途に合わせて、体にあったサイズで、説明書どおりに使用することが大切だよ。
みんなが水辺で遊ぶときにも、参考にしてね!
福岡県にお住まいの方は、短縮番号「#7119」にダイヤルすると、救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
・電話番号
#7119(つながらない場合は092-471-0099)
電話をすると、音声ガイダンスが流れます。「1」を押すと、医療機関案内の窓口(オペレーター)に、「2」を押すと、救急相談の窓口(看護師)につながります。
救急受診アプリ「Q助」(総務省消防庁作成)を利用すると、スマートフォンやパソコンで症状などを選択することで、自分で救急車を呼ぶ目安となる緊急度を判定できます。
症状に合わせて画面を選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。
自分で病院に行く際に医療機関の検索や、受診手段の検索を行うことができます。
ご利用の機種に応じて、下の2つから選択してダウンロードしてください。