福岡市において、都市化による人口集中に伴って宅地化・市街地化し、水の貯留浸透機能の減少や異常気象の発生などにより、近年、都市型水害、渇水被害、河川の水環境の変化、ヒートアイランド現象の発生などが問題となっています。これは、本来の水循環のバランスにひずみが生じたことが一つの要因となっており、水循環という大きな視点で、その連続性やバランスを考慮した総合的な施策が必要になっています。
このため、福岡市域全体の水循環に関わる現況と課題を整理し、"人と水にやさしい潤いの都市づくり"を行っていく「水循環型都市づくり基本構想」を策定し、行政・市民・事業者が共働して健全な水循環型都市づくりを行っていくものです。
この構想は、「福岡市(新)基本計画(平成15年制定)」を上位計画とし、「水循環」を視点に、福岡市のこれまでの取り組みや関連する施策と調和、連携をはかるものです。
市は、市民意見募集で出されたさまざまな意見を十分に踏まえて、この構想を策定しました。市民意見募集の結果をまとめていますので、ダウンロードファイルをご覧ください。