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更新日: 2024年1月23日

市長会見|市長のオフィス

1月23日市長会見

発表内容


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発言・質疑要旨

福岡城に幻の天守閣が登場します!(経済観光文化局地域観光推進課)

市長
 おはようございます。よろしくお願いします。

記者
 幹事社のKBCの上部です。よろしくお願いします。じゃあまず市長のほうから発表案件についてご説明をお願いいたします。

市長
 分かりました。
 【フリップ】 (597kbyte)400年の時を超えて福岡城が、その天守閣がよみがえります。ただし、夜だけですけども。しかも春の夜ということです。福岡城といいますと、とにかく天守閣がないということで、本当に歴史がね、お好きな方からすると早く天守閣を復元してほしいというようなお話もあるんですけれども、天守閣ってどうしてもやっぱり完璧な資料がないといけないという文化庁の非常に堅い決まりがあるようでして、そういった意味では簡単に復元ってなかなかこれまでできなかったんですけれども、今回ですね、福岡城さくらまつりの季節に合わせてライトアップをしようと思います。骨組みを造って、そしてそこをライトアップしようということなんですね。
 福岡城といいますと、福岡城の初代藩主の黒田長政が築城したわけですけれども、その時のことを想像しながらですね、夜にぼんやりと浮かび上がる天守閣をぜひ想像していただいて、そして市民の皆さんにも関心を持っていただいたりとか、また今後の復元なるかどうかということですけれども、そんな関心も高まってほしいなと思っています。
 ちょっとどういう状況になるのかはこちらのモニターを見ながらお話をしたいと思いますけれども、【モニター1】 (247kbyte)まずですね、全体像からするとこんな感じですね。この白い点線の部分、これが石垣で囲まれた本丸という部分になります。その本丸の中でもさらに赤で囲んでいる部分ですね、ここがまさに天守台ということになって、今回この天守台の上に天守閣的な雰囲気なものを組み上げるということですね。夜のライトアップということで、骨組みを組んで、ぽい骨組みを組むんですけども、これなんでかというと、結局基礎をしっかり作れるわけでもないので、そうした中で風とかいろんなことで万が一があったらよくないので、そういった意味でボードとかにするとどうしても風とかをダイレクトに受けてしまうので、そういった意味で骨組みにして中を風が抜けられるようにしてということ。
 それから期間についても春から始まったら5月いっぱい、これはやりたいと思っています。というのが、6月以降の梅雨ですとか台風ですとかそうしたことが来る前に撤去をするということになります。
 さらに夜になるとどうなるかを見せてなかったです。【モニター2】 (188kbyte)夜になるとどうなるかというと、このようになりますね。ライトアップされて浮かび上がる天守台。 【モニター3】 (180kbyte) 【モニター4】 (185kbyte) 【モニター5】 (192kbyte) 【モニター6】 (188kbyte) 【モニター7】 (185kbyte) 【モニター8】 (181kbyte) しかも、このように色を変えることができるということになります。7色ありますので、季節に合わせたライトアップが可能ということになります。高さ14mほどありまして、天守台と合わせると地上から27mの高さになる見込みでございます。このように城の輪郭に沿ってライン照明を点滅させて石垣と一緒にライトアップすることで、ぼんやりと浮かび上がる福岡城の雰囲気が見られるわけですね。このようにいろんな7色の色があります。
 もう少し離れた低いところから見るとどういうふうに見えるかというと、こうなりますね。【モニター9】 (107kbyte)ほら。良くない?って話ですよね。これ結構、多分こうお掘りのこっち側から見るとぼんやり向こうに浮かび上がったら結構いい感じになるんじゃないかなと思って期待をしています。どんな感じになるか。
 さくらまつりの時期って本当ここね、桜がすごいきれいですし、もちろんビッグバンというところで未来に向かうというところもあるわけですが、もう一方でその歴史の魅力というかね、福岡というまちのこれまでの長い歴史の積み重ねというところもしっかり感じていただければとも思っています。
 福岡城、江戸時代の歴史的な文化財というのもたくさん残っていて、過去の資料をもとに、そういった資料があるものについては今、復元を進めているわけですが、この天守閣はそもそもあったかどうかというところも含めていろんな議論があることも承知をしています。資料がないと「復元」はできないんで、私としては「復元」というよりも「築城」させてほしいと思うわけですけども、当然議論はたくさんいろいろある中でね、まずは皆さんの議論を喚起したいというようなこともあって、このような形で、春の季節にその幻とともにですね、思いを巡らせていただければと思っております。
 福岡城さくらまつりのスタートに合わせてこれもスタートしたいんで、桜が早ければちょっと早くなったり、桜の開花が少し遅くなれば3月の下旬、そのあたりにスタートということですので。またスタート時期については発表を追ってさせていただきたいと思います。
 ということで、今日は以上でございます。


質疑要旨

記者
 じゃあすみません、幹事社のほうからいくつか質問させていただきます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 期間についてなんですけども、5月末で一度終わって、台風の季節が入って、ライトアップのほう7色で「季節に合わせた」とおっしゃったんですけども。

市長
 おっと。確かに。

記者
 台風明けといいますか、そのシーズン過ぎてからというのは、ご予定とかはあるんですかね。

市長
 確かにそうですよね。私「季節に合わせて」と言いましたよね。ちょっと早速訂正させていただきたいんですが、季節に合わせてじゃないですね。イベントとかに合わせてとか日によってということですね。変えることができると。基本的には季節でいくとさくらまつりのスタートから5月いっぱいということで、梅雨の前にいったん撤去してということになります。
 ただ、これって建築資材的にいくと再利用ができるものなので、うまくというか、できれば今年やって来年もやりたいなあとは思っています。皆さんの、今年やってみて、私もちょっと現物がどうなるか、皆さんの声と、見て、意外としょぼかったとかですね、どうなるのかもわからないので、そういったものを見ながらまた検討できればと思っております。

記者
 あとですね、こちら天守台、通常だと登れるようになっていて。

市長
 はいはいはい、ここ、そうですよね。天守、登れるようになるんですが。

記者
 この期間は、登れなくなる?

市長
 そうです。登れなくなります。

記者
 わかりました。

市長
 一応安全第一で。だってこれ夜の知らない間に誰かが、若者が登ったとかね、落ちたとかなったらまたもうあれなんで、すみません、この時期は。

記者
 あらためて、天守閣を築城させてほしいという思いもありましたけど、天守閣を再興、新しく作るという市長の思いというのもあるんですかね、もう一度。

市長
 これは今年商工会議所からもですね、天守閣についての復元をぜひしてほしいというような形で要望書も出ておりますが、繰り返しになりますが、文化庁としてこれは復元となると完璧な資料が必要で、そういった意味でいくと資料がやっぱりこの天守閣については残っていないということで、復元という形では難しいと。
 ただ、他にもいろんなやり方があるんじゃないかと。当然、じゃあ当時と全く同じようにいざ復元するにしても、今もし同じように作るにしても、やっぱり当時に比べて耐震基準ということもあるし、ユニバーサル対応ということもあれば、本当に全く資料があったからといって、完璧に同じにできるわけでもないですし。そうしたところも含めて民間を中心となった有識者会議みたいなものを設置するというようなお話も聞いていますので、こうした議論等も踏まえてですね、今後天守閣をどうするのか、このままにするのかそれとも何か「復元」ではないけれども別の言い方で何か新しく「築城」というか何か新たな「復興」というかですね。「復興」かな、というような形になるのか、というようなところは検討していきたいと思います。いずれにしてもこうやって夜に浮かび上がる幻の天守閣を見ながら当時を想像し、そして今後未来を考える、そんなきっかけになってくれたらいいなと思っています。

記者
 ありがとうございます。
 幹事社からは以上です。そのほか各社さんありますか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の林です。
 先ほどもありました、存在について議論があるという中で、このデザイン、高さとかこういったものはどういうふうに作られたんでしょうか。

市長
 ああ、なるほど。これは公募をしてデザインについては選びました。

記者
 いわゆる天守閣っぽいという。

市長
 そうですね。そうです。厳密に何かこの基準でみたいな形ではなくて、いろいろ提案をしていただいたということになります。

記者
 公募で集めたやつから選んだということなんですね。

市長
 そうです、そうです。

記者
 あともう1点、さっきもありましたけども、このライトアップが天守閣の復元、復興なりに結びついてほしいという、そういう市長のお考えがやっぱりあるんでしょうか。

市長
 パブリックな話でいくとですね、これはもちろんそのままにしておいたほうがいいという方もいらっしゃれば、完全な復元資料が出てくればすればいいという人もいれば、完璧ではなくても、作り方って当時の作り方もろもろ考えればそんなに選択肢自体がそもそもないんで、ある程度はもう想像の中でできることで、要するに復興という形で作ればいいとか、いろんな考えの方がいらっしゃると思うので、やっぱり今回こうしたことで期間限定でですね、ライトアップをするというような中でこうした議論が喚起できて、興味を持つ方が増えていただければと。福岡、結構、今未来を見て未来を想像するということが多い中で、未来を想像する上でもですね、しっかりと歴史というところにも目を配りつつというところで、かつての福岡、福岡城、こうした時代を想像する喚起になればなというのがパブリック的な意見であります。
 個人的にはですね、私は天守閣っていうところが復興できたらいいなあという思いはありますけれども、やっぱり文化庁とか専門家という皆さんもいらっしゃいますんでね、そういった意味では市民の中で世論がしっかりできて、そうした意見が大きくなればこうした天守閣ということが見られる日が将来くるといいなあという期待はあります。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 朝日新聞の大下と申します。
 先ほどの質問と関連で一つともう一つありますけれども、そうするとこれ公募でデザインを募集したとのことですけれども、そもそも何かしらの資料に基づいたデザインにするように、例えば公募の範囲の条件で定めるですとか、そういったことはされていらっしゃるんでしょうか。

市長
 高さとかなんかそんなのってあったんですかね。

事務局(経済観光文化局)
 はい。地域観光推進課でございます。
 特にそういった制限は設けておりませんで、提案した事業者から聞くと、いろんなお城を見てですね、一般の人がお城とイメージできるようなものをデザインしましたということで聞いております。

記者
 分かりました。ありがとうございます。
 もう1点がですね、今福岡市ではいわゆる博多旧市街のプロジェクトなどもあって、これまで福岡市の観光資源といえばやっぱり食とか屋台ですとかそういったところもある一方、今後資源として歴史ですとか昔の日本らしいものですとか、そういったものを生かしていきたいというのは思いというのも何かあるのかというのがあればお伺いしたいと思います。

市長
 はい、ありがとうございます。もちろん福岡というのは京都より長い歴史というものがあって、教科書の最初は金印からスタートしていますから、そうした歴史は非常に長くあって、これは魅力だと思っています。ただ、福岡の魅力という、歴史の魅力というところはどうしてオープンになっていないのか。京都は一方で歴史のイメージがあるのかというと、私の結論からすると、素晴らしい寺社仏閣、神社、仏閣あったとしてもですね、そうしたものがパーツパーツであって、まち並みになっていないというところがあると思ったんです。だから、それらの資源、資産というものをまち並みでつないでいくということで、博多旧市街プロジェクトでは石畳などを使ってこうしたルートというのをしっかり可視化できるような取り組みをしてきたわけです。
 一方、ハードの整備というのは非常に時間とお金がかかるものですから、そこに合わせて福岡検定というものを作って、それでソフト的にも福岡の歴史というところを学ぶ機会というのを作ってきた、というところがこれまでの流れなわけですね。そうした中で今商工会議所をはじめ、非常にこの福岡城というところで議論が高まってきたというのは一つ機が来たのかなとも思いますので、そういった意味では今まちが天神のあたりでは天神ビッグバン、で博多コネクティッドがあって、といろんなエリアごとにプロジェクトがある中で、福岡市はコントラストのあるまちづくりを進めています。そのエリアの個性をさらに際立たせていくというようなエリアで、ここはまさにセントラルパーク構想の中に位置付けられていて、福岡城のあたりというのは福岡の歴史、特に博多部ではない、福岡部の歴史を語る上で非常に大事な資源だと思っています。
 こういった大事な資源を保存すると同時に、やっぱり活用もいいバランスでしていくということも大事だろうと考えていて、そういった意味では今天神や博多駅周辺での開発も進んでいく一方で、こういった歴史というところ、文化という点もですね、しっかりと磨き上げて、福岡の多様な魅力というところを可視化できればいいなと思っています。

記者
 ありがとうございました。
 もう1点、ごめんなさい、追加で。それでいうとやっぱり博多の旧市街とまたちょっとこの福岡城、鴻臚館とかもありますけれども、若干エリアは離れているような印象はあるんですけれども、そこをつなげていくみたいな、物理的にというか何かしらつなぐような動線みたいなのを何かしら仕掛けを作っていくみたいなイメージというよりは、エリアごとにというイメージで。

市長
 そうですね。コントラストのあるまちづくりという形で、今ずいぶんそういった取り組みが進んでいて、博多旧市街は博多の話で、やっぱり那珂川を中心として博多部と、それと福岡部というところ、この双子都市というところが福岡市の魅力ですので、博多には博多旧市街がある、福岡部のほうには福岡城があるという、ここを中心としたその歴史的な核となる部分の整備ということですよね。もちろんそれらができてきた後にですね、福博をつなぐというと、今は春にはチューリップでつないだりとかいろいろお花でつないだりというような取り組みは現在でもしていますけれども、直接的に何か結ぶというよりはそれぞれのエリアごとの個性をブラッシュアップしていくというイメージ感ですかね。

記者
 ありがとうございます。

記者
 そのほかよろしいでしょうか。
 では発表案件以外でありましたら、各社さんよろしくお願いします。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 読売新聞の池園と申します。
 学校で起きたいじめ事案に関する情報発信についてお伺いいたします。教育委員会では、学校でいじめが発生して重大事態に該当するという疑いがある場合にいじめ防止対策委員会というのを開いて、調査をしてもらって報告書を作成しているという流れがありますが、今月9日にですね、報告書の公表をされました。ただ、市教委のホームページに説明もなくひっそりと載せるというような形で、これまでと同じやり方だったんですけれども、関係者とか市議会の議論でもありましたけれども「これが公表と言っていいのか」という声が上がっておりまして、特にいじめを受けた子どもの保護者の方に聞くとですね、「あんまり自分の子どもがこういういじめに遭っていたという中身を知られたくない」という思いがある一方で、「再発防止に資するなら」ということで公表に了承されているという側面があります。市教委の情報発信の在り方について市長のご認識をまずお伺いしたいと思います。

市長
 分かりました。今日、これ事前に通知いただいていましたんで私も教育委員会のほうに状況は聞いてみました。発信の仕方については国の基準に基づいてということだったんですけれども、もちろん内容によって、特にいじめだとか自殺だとか、というようなことって、家庭のいろんな事情が関わっている場合もあって、そういった意味で公表してほしくないという家族の強い思いがあったりというものもあれば、そうでない学校で起きたいじめというようなこともあって、もちろん全て一概にというのは難しいもしれませんが、ただホームページに載せるという公表の仕方はそれはそれであったとしても、例えば記者投げというかですね、そうした公表というところを合わせて一緒にするというようなこともできるんじゃないかということで今日お話しをしていますので、一層の工夫というところをするように今日お話しをしています。

記者
 ありがとうございます。
 あと、市長も今おっしゃられたんであれなんですけど、他都市ではそういった報告書についてマスコミに資料配布の上、記者レクを行うという例を取っているところもありまして、マスコミに言うことが全てではないと思いますし、当然広く市民が情報を取りに行ったら市のホームページでちゃんと見られるというような形にすることも大事だと思います。報告書に関してはですね、積極公表とか説明というのが、やっぱりそういう姿勢を見せることで市としてもいじめを許さない、いじめをゼロにしていきたいという姿勢の表れにもなると思うので、きちんと市教委と協議していただけたらと思いますのでよろしくお願いします。

市長
 はい。ありがとうございます。しっかりやります。
 はい、どうぞ。

記者
 西日本新聞、華山です。
 警固公園の地下駐車場の件で、先日アジア美術館の分館なのか、展示スペースの移転を検討するみたいな報道が各社ありましたけども、個人的にはすごいいいアイディアだなと思いつつも、地下だけに作るなら都心の一等地の集客効果というのは100%完全に活用しきれないというか、どっちかというと地上部分と一体的に整備したほうがより、なんていうんですかね、集客効果って見込めるんじゃないかなってふうな気もするんですけども、現状まだ検討中ということですけども、市長の、上も含めた整備、開発の観点からも何かお考えがあればちょっと聞きたいなと思います。

市長
 分かりました。時期がですね、今まだ福岡市の新年度予算を検討している最中で、そのような報道があったということですが、行政としてはまだ何も、検討中ということ以外言っていないので、現時点で申し上げられることはないわけです。ただ、アジア美術館自体は以前からお話しをしているとおり、多分福岡市としてやっぱりアジアに、世界に向けて発信できる、また、次世代に残せる一番の資産が、アジア美術館が持っている世界に唯一無二の収蔵品だろうと思っていて、その価値を全く認知が低いのもまた福岡市民というところで、非常に今もったいないことになっているという認識を持っていることは、私の認識としてございます。ただ、それをどう活用していくかとかですね、また今お話に出た警固公園の地下の駐車場がクローズするに当たって、その後の跡地利用をどうするかということについてはですね、また予算の今精査としている最中ですので、また予算が決まった2月中旬頃にそうしたお話も出るかもしれませんので、そのときにということでお願いします。

記者
 あともう1点すみません。別の話なんですけれども、先週の金曜日に新天町の商店街の方とかパルコの方とかあのあたりの再開発に関わっている事業者の方が、市のほうに要望に来たかと思うんですけど、中身としては地下通路だったりとか商店街の通りであったりとか、一部の整備に関しては公共性が高いということで補助をもらえないかというふうな趣旨の中身だったと思うんですけれども、現時点での市長のお考えとして、ああいう再開発に関して市ができる範囲での補助というのはどの程度、要望を受けてですね、検討されているのかお考えを聞かせてもらえますか。

市長
 まだ、もちろん結論が何か出ているような具体的な話ではなくて、まだまだ先の話にはなろうかと思いますが、現時点で言えることは基本的なコンセプトですよね。天神ビッグバンの建て替え事業というのは、その建て替えにおいて補助金を使わないということです。規制緩和によって民間開発を誘導していくというのがコンセプトで、これは今後も変わりがないということになります。例えば、因幡町通りの地下街(正しくは、地下通路)ですね、地下の通り、は、そのそれぞれの建て替えが進んでいく中で公共的な意味合いが大きくということについては、もちろん行政としてこのタイミングに合わせて。例えば天神通線とかですね、これまでする予定があったものについてを前倒ししてこうしたことを行いながら、例えばより滞留人口が増える中で起きる交通のさばきだとかですね。こういったことについて福岡市として行政としてやるべきところについてはこれからもしっかりやっていこうと思っています。具体的に新天町というのは街区を超えた大きな開発だということも理解をしていますし、そうした中でより計画が具体的になっていく中でですね、開発に直接行政が補助金を出すということは今後もありませんけれども、行政の役割としてやるべきことがあるのかどうかということは具体的な計画を見ながら精査をしていきたいと思います。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 NHKの早川です。
 すみません、来週に迫っています九大跡地の公募について伺わせてください。これまでも質問、散々出ているんですけども、あらためてですね、市のトップとしてどういうまちにしていきたいのかと、応募する企業への期待感も含めて教えていただけますでしょうか。

市長
 そうですね、いよいよ迫ってきました。九州大学箱崎キャンパスの跡地は50ヘクタールという広大な土地があります。ですから、今、例えば中心部で行われているような1棟1棟の建て替えではなくて50ヘクタールという面で開発ができるということは、それは単発の建て替えではなくってスケールメリットを生かした開発ができると。それから全体配置なども考えることができるというのが、面で開発できる強みだと思うわけですね。
 ですから、エネルギー、セキュリティー、モビリティ、様々な部分で全体最適を図っていきながら、かつ、そのコンセプトとしては、例えばインクルーシブというような部分を入れていったりだとか、それからモビリティについて言っても、これからは移動手段、足の困難さというのはもう日本全体として今大きな課題になっている中で、どう、新しいモビリティにも対応できるような、そんなハードを元から作っていくのかとか、それから水素のような新しいエネルギーの活用というのをどうしていくかとかですね、こういったものをうまく自助・共助・公助のまちづくりの中に技術が助けると書いて技助、こうした新しいもう1個のレイヤーを入れていきながら、誰も取り残されないような、そんなまち、持続可能なまちを作っていくか、というところに非常に大きく期待をしているところであります。どういった提案が出てくるのかというのは本当に来週に迫っているんで非常に楽しみにしています。

記者
 一部報道で、すみません、アリーナを建設するという話も出ていますけれども、あの場所にそういった大規模な施設ができる、人を集客する施設ができる、近くにも同じような施設があるわけで、報道されているような数万人規模の集客施設ができるというのは、現時点で市長はどのように受け止められていますか。

市長
 私は中を知っていたら、公募の中身を事前に知っていたらそれこそ大問題ですし、そんな相談は受けていませんので、まだ内容に関しては全く知ることじゃないですが、ただそうした報道でいろんな形で皆さん、いろんな企業に当たったりしているのかもしれませんが、本当に確定して来週出てきてみた中でどんなものが出てくるかというのは私も非常に楽しみにしていますし、また出てきた時点で今後また具体的にどうしていくのかということについては検討していきたいと思うし、またコメントができる段階になればそうしたこともしていきたいと思います。
 はい、どうぞ。

記者
 すみません、共同通信の瀧田です。
 ちょっと幻の天守閣にお話に戻ってしまうんですけれども。すみません。さくらまつりの時期って例年こうライトアップとかをされていて、コロナ禍があってちょっと中断した時期とかもあったとは思うんですけど、この時期にこのタイミングで幻の天守閣を登場させるというのは何か背景というか意図があったりするんでしょうか。

市長
 福岡城エリアに人が一番集まるのって春なんですよね。やっぱり春の桜を見に皆さんいらっしゃるので、夏のめっちゃ暑いときとか冬の寒い時期にそんなに人が行くわけではないので、そういった意味では一番人が集まる時期に、同じするのであれば、ということ。それから台風など、そうした天気の乱れなどが比較的少ないということ。それから桜と共にですね、きれいな写真を撮っていただいて、また投稿していただければ魅力を大きく拡散させることもできるのかなとも思って期待をして、この時期にしています。

記者
 ありがとうございます。
 すみません、もう一つ。このスケジュールの部分なんですけど、この1月中旬から現地作業開始というのはこの骨組みを作るのを始めるということですよね。

市長
 そうです。(正しくは、2月中旬から現地作業開始)

記者
 その時期からじゃあ天守台には登れなくなるということになるんですか。

市長
 そうですね。

記者
 分かりました。ありがとうございます。

記者
 各社さんよろしいでしょうか。
 じゃあ、会見以上になります。ありがとうございます。

市長
 はい、どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。