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更新日:2023年4月20日

市長会見|市長のオフィス

4月19日市長会見

発表内容

  • 「Fukuoka Art Next」今月のアート(4月)(経済観光文化局美術館) ※配付資料 (438kbyte)pdf
  • スタートアップ公共調達サポート事業を開始!!(総務企画局企画調整部、水道局技術管理課、経済観光文化局経営支援課) ※配付資料 (1,764kbyte)pdf
  • 家庭から出る生ごみのリサイクルを推進します!(環境局ごみ減量推進課) ※配付資料 (1,923kbyte)pdf

会見動画

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発言・質疑要旨

「Fukuoka Art Next」今月のアート(4月)(経済観光文化局美術館)

市長
 よろしくお願いします。

記者
 よろしくお願いします。
 今月幹事のTNCです。まず市長から発表案件をお願いいたします。

市長
 はい、よろしくお願いします。そうか、皆さんマスクが外れたから初めましてとか思ったけど、そうじゃなくてみんなマスクしていたんですよね。はい、どうぞよろしくお願いいたします。
 では、まずは今月のアートからご紹介をさせていただきます。こちらになります。柏木菜々子さんの「ハコブネ来福」という絵でございますけれども、このね、博多港に到着した船に動物がたくさん乗っているということでね、コンテナとかね、こうした姿も見えるわけでございますけども。4月が、この柏木菜々子さんの作品を飾らせていただきます。これは、市長応接室ですとか特別応接室等にも彼女の作品が今月は飾られるということになります。
 柏木さん、日本画の技法で、いろんな動物たちを時流に流されることなく自分たちの時間軸で自由に生きる存在として描き出すアーティストですから、彼女の作品にはたくさん動物が出てくるということですね。それで、2021年と2022年にFukuoka Wall Art Projectでも入賞されております。
 動物たちを乗せたこの箱舟(はこぶね)、これが福岡の港に到着をしようとしていますけれども、この作者にとって動物たち、自由に堂々と生きるものたちの象徴ということで、福岡に人が来訪することを意味する「来福」、その言葉は、福を招くという縁起のいい言葉にも言われるわけですけれども、作者は、造船所ですとか、それから動物園なども取材をして、クレーンとか飛行機とか活気にあふれる福岡らしい要素を盛り込んで、この作品を描いたということでございます。Welcome to Fukuokaということですね。
 今後、ますます活躍が期待されるアーティストということで、今月は彼女の作品を飾らせていただきます。


スタートアップ公共調達サポート事業を開始!!(総務企画局企画調整部、水道局技術管理課、経済観光文化局経営支援課)


 では、発表案件に移りたいと思います。まずはこちらです。
  【フリップ1 (165kbyte)】福岡市では、スタートアップの成長をさらに後押しをしていくために、二つ新しいことやります。一つ、それはですね、これまでは実証実験のフルサポートをしていたんですが、そこからそのまま市役所との契約まで直結するという新しい制度をスタートするということ。そしてもう一つがですね、これは行政としてスタートアップの製品、サービスを積極的に購入していくトライアル認定ということ、まあ認定をしていたわけですけれども、これをさらにですね、行政が認定をすることで民間の皆さんにぜひ使っていただくのを後押しをする。行政がこれは認定していますよ、ということを後押しをするというものだけだったんですが、今後は行政のニーズとも積極的にマッチングをしていこう、そして行政の調達につなげていこうと、こんなことをサポートする新しい取り組みを二つスタートするということになります。
 もう少し詳しくお話をすると、まず上のほうですね、実証実験と契約を直結というところは何かというと、これはちなみに政令市でも最初の初めての取り組みになるんですけれども、実証実験はフルサポートをするというところで、地域との調整とか規制緩和とか、あらゆる部分で、福岡市がそのスタートアップが何か新しいチャレンジをしようとするときにサポートしてきたんですが、せっかくここでいい結果が出ましたよとなってもですね、今後、例えば行政が何かやろうというときに広く公募をするので、ここでその実証実験でせっかくいい結果が出ても、それをそのまま行政の発注につながるかというと、またそこにはもう一つ高いハードルがあったわけなんですね。
 そこで今回はですね、あらかじめ、課題ですとか評価の基準を示した上で実証実験を行う企業を募集して、その結果が最も優秀な企業と市役所が直接契約すると、こういう仕組みを導入するということになるわけですね。さっそく今日から、水道局において、水道管の漏水調査についての公募を開始したいと思います。
 それから下のほうですね、二つ目なんですけれども、市が認定した先進性のある商品やサービス、これを行政での導入として支援をしていきたいというもので、トライアル認定事業はこれまでスタートアップを含む地場の中小企業の皆さんの優れた製品を認定してきました。2013年から85の商品やサービスを認定してきたわけですね。これについて、外向けのPRだけではなくて、行政が抱える課題とうまくマッチングをして、ビジネス化につながるような支援を強化をしていきたいというのが今回の取り組みです。
 当然、民間ビジネスの中で、行政からの発注というのは、もちろん全体の中ではごく一部なんですけれども、公共事業の実績、それから認証というのは、今後民間同士でのビジネスをしていく上でも、信用という点で大きなアドバンテージにもなってきますしね。ゼロから1を生み出す、また、まだ経験や販路も少ないスタートアップにとっては大きな力になってくれるんじゃないかと期待をしています。
 国においても、スタートアップからの調達を増やしていこうという大きな方針も、国のほうも、政府のほうも出しているという中でございますが、今回の取り組みが一つのロールモデルにもなってくれたらいいなあとも思っています。行政としても、先端的なサービスや技術を積極的に取り入れていくということで、市民生活がよりよくなっていくということはもちろん望むところでございますので、こうした取り組みをしてスタートアップの後押しもしていきたいと思っています。


家庭から出る生ごみのリサイクルを推進します!(環境局ごみ減量推進課)


 では、二つ目の内容にいきます。
 【フリップ2 (123kbyte)】福岡市、今、一人一花運動で大変お花が広がっているんですが、その花を育てる肥料ですね、これをですね、市民の皆さんの生ごみからも作り出してしまおうという、とても循環型なすてきな取り組みをスタートしたいと思います。毎日、皆さん、おうちでお料理をしたら生ごみが出ると思いますが、それを肥料にして、そして、まちの、今たくさんお花がありますが、こういった花づくりの活動などに生かしていこうという取り組みです。
 この、家庭で出た生ごみを肥料に変えていくやり方、コンポストというのを聞いたことがあると思うんですけれどもね、堆肥化、肥料にしていくということなんですが、今回この専用容器、それから電動の処理機、こういったものを購入する際の費用を、購入金額の半額、最大2万円、行政で支援をしようというものです。5月1日からこれはスタートしようと思っています。
 もちろん、これだけだと生ごみを堆肥にして家庭で花や植物を育てましょうというだけの制度になってしまうんですが、今回の取り組みの特徴的なところはですね、家庭で作ったこの堆肥、堆肥ばかり毎日いっぱいできても、その、なんて言うか、花もそんなに、土を全部入れ替えるようなこともそんなにいっぱいあるわけではない中で、これをですね、うまく区役所とか市民センターに設置をしている資源回収ボックスで回収をして、その集めた堆肥をこちら行政のほうでですね、うまく異物を取り除いたりとか、それから堆肥化が十分でないものは堆肥化をさらに促進をしたりして調整をして、その上で、今、まちで、一人一花運動でいろんな団体で皆さん取り組んでいただいているので、こういった団体の皆さんにお渡しをするという、こういう大きな循環を作っていこうというのが今回の特徴であります。
 こうした仕組みができることでね、皆さんがご家庭で作っていただいた堆肥を無駄にすることなく、まちの花にきれいに転化をしていこうという循環ができるかなあと思っていて、堆肥化が進めば燃えるごみの3割を占める生ごみの減量にもつながってくれることを期待をしています。
 このアイデアなんですが、実はですね、令和3年に、私が広聴事業といって、いろいろ市内で面白い取り組みをしている民間の団体の皆さんのところに話を聞きに行くということをいろいろやっているんですが、その中で、令和3年に、地下鉄の駅の周辺の緑化に取り組んでいるボランティア団体の皆さんと直接意見交換をしたんですけど、その時にですね、出てきた話で、自分たちは、その時は早良区の早良の地下鉄の駅周辺の緑化、花作りをしていただいている皆さんだったんですけれども、こういった取り組みをしていく中で、堆肥、肥料というものが必要になるんだけれども、ぜひ家庭の皆さんがコンポストで堆肥化してくれて、それを分けてくれたりすると自分たちもすごい助かるというような、まちのごみも減るんじゃないですかという、実はご提案があって、それを受けて、今回これを実際に事業化をしたものであります。
 これは一人一花運動ということもそうだし、環境局でやっているごみの減量化ですとかリサイクルという、こういったものがうまくいろんな事業とつながってですね、一つの循環的な形ができるんじゃないかと思って、すごく気に入って、これがうまくいったらいいなあと思っております。ぜひ多くの皆さんに知っていただいてですね、ごみの減量、そしてそれがさらに、まちがきれいにかわいく花で彩られていくというすてきな取り組みですので、多くの皆さんにこれ知っていただければと思っております。
 はい、私からは以上です。


質疑要旨

記者
 ありがとうございます。
 まず幹事社から質問させていただきたいんですが、一つ目のスタートアップのほうなんですけれども、市長の、選挙の時にもおっしゃったと思うんですが、スタートアップ支援というところで、まだ、課題が大きくグローバルに育つ企業が少ないというところが課題とされていたと思うんですが、あたらめての福岡のスタートアップの課題と、今回の発表案件がどういうふうにつながっていくのかというところを教えていただけますか。

市長
 そうですね、今ご質問いただいた中で、どうつながっていくかというところの最初の質問なんですが、最初どう、福岡市のスタートアップの課題点、どうあるかというところなんですが、東京以外、基本的にやっぱりローカルと言われている東京以外のエリアについては課題がたくさんあります。
 スタートアップ成長していく上でも、ロット数、市場規模、それから情報、それから専門、それぞれのスタートアップを運営していく上での、グローバルに成長させていく上での専門人材、あらゆる部分というのが、これは福岡だけではなくて、もう日本中、これはショートしている状況にありますけれども、そんな中で福岡市は、さまざまなこうしたローカルが抱える課題というものを、いかに、工夫によって、福岡にいながらグローバルにチャレンジできるかということの挑戦をしてきました。
 その結果、裾野は大きく広がって、開業率も全国一位になりましたし、また、たくさんの若い人たちにとっても、スタートアップということが昔よりも圧倒的に、もう当たり前のように聞く言葉になって、皆さんのメディアの中でも、スタートアップという言葉が登場するのは、多分十年前の記事を探しても相当少なかったんじゃないかと思うのが、相当増えてきたと思うんですね。
 多くの皆さんが起業という選択肢をとってくるようになった中で、いわゆる地域の課題解決型のスタートアップと、それからグローバルに大きく成長していくというスタートアップという二種類があるわけですよね。
 そうした中で、なんていうか、地域解決の課題解決型っていろいろと出てきていると思うんですが、例えばスマートニュースとか、メルカリとか、もしくは、こういった日本から世界のアプリになっていくようなものとかですね、こういう突き抜けた、もしくはAmazonとかですね、こうしたものがまだできているわけではないと。もちろんこれは簡単なことではないと思っていますけれども、こうしたグローバルに突き抜けたロールモデルというのを、ぜひ福岡の中で作っていきたいと。
 そこで、今年についてはこうした急成長、急拡大につながるようなですね、特にグローバルにつながるような支援事業ということを今年の予算の中に盛り込んで、力を入れていきたいと思っております。
 一方で、今回のこの公共調達ということについて言うと、やはり経験、資金、販路が乏しいスタートアップにとって、行政が商品やサービスを認定していくということは、実際の顧客をつかまえていく上でも、非常に後押しになるということは、これは実際あるわけですね。
 そうした形で認定をしたものというのを、認定するということだけではなくて、さらにうまく行政課題とカスタマイズをして、行政としてこうしたスタートアップの先進的なアイデアによって市の課題解決につなげていこうということを、積極的にこちらからマッチングしていくということで、スタートアップの成長にもちろんつなげていくということ。
 それから実証実験フルサポート事業というのは、福岡市にとっての本当に、スタートアップの尖りを、スタートアップといえば福岡市という尖りを作っていく上での、非常に特徴的な取り組みだったんですが、さらにそこから、実際に行政にそのサービスを採用されることになれば、これはそのスタートアップ自身も当然安定的に、こうした、なんていうか、事業として回していけるようにもなるし、また、他都市展開、グローバル展開というところにも大きな弾みになってくれると思いますので、こうした狙いが今回あるということになります。

記者
 ありがとうございました。幹事社からは以上です。
 ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。

記者
 NHKの若林と申します。
 スタートアップのほうで、一つ目の先端技術公共調達サポートで、実証実験の評価について、スタートアップを優遇と書いてあるんですけど、そのほかに、評価基準であったり、項目はどのようなものがあるのかと。

市長
 どっちが?トライアル?

記者
 こっちのトライアルかな、実証実験の、水道のあるほうで、その評価基準であったり項目というのを、例えば事業の採算性とか、何かそういったところを評価していくのかな、とか、そういう市と契約に結びつくまでにどういった評価をしていくのかというのがあれば教えていただきたいです。

市長
 下のほうね。上じゃなくて、実証実験の直結の話じゃなくて。

記者
 あ、直結のほうの話です。

市長
 直結のほう?なるほど。わかりました。ちなみに、今回は具体的にいうと、水道というところをまず始めるわけですね。この際だからちょっとPRさせてもらいますけど、世界で最も漏水率が低い都市が福岡市です。ワールドナンバーワンです。これ、普段なかなか言う機会もないですし、私をはじめ控えめな人がとても多いので、なかなか言いませんが、この際言わせてもらいますけど、世界一低いんですよ。
 これめちゃくちゃすごいことだと思うんですけど、それは本当に福岡というところが、政令市で唯一一級河川がない、そしてかつて渇水で大変困ってきた苦労があった、こうしたことを乗り越えるべく水道のための水を筑後川に融通していただいたりだとか、そしていただいた水については一滴も無駄にはできないという思いからですね、水道管から漏水することがいかに少なくなるかということで、センターからずっと水圧を見てチェックしながら、どこかで水圧が少しでもおかしいとなっていれば、そこの漏水を人の手で今度はチェックに行ったりだとか、もしくは、人の力でいくと、音ですね。
 地面から出るその水道の音というところをうまく聞き分けていきながら、その漏水がないかというところをすごいまめにチェックするというですね。要するに、設備を造るというところじゃなくて、その後のメンテナンスというところも含めて、日本というのは非常に強みがあって、福岡というのはその中でも先進的な技術をもっているまちだということが言えます。
 今回わかったことは、宇宙からのですね、衛星の情報を使えば、正常に水が流れている部分と故障した部分というところでの違いが、実は衛星からの情報でわかるということがわかりました。こうした衛星を使った、なんていうか、技術というところは、いくつかできるところもあるので、これを今回条件を付けてですね、しっかりと結果、実証実験という中で、そういったデータに基づけば、現在の漏水チェックに加えてですね、さらにこうした衛星のデータを使いながら漏水を早期発見、そして補修ということになって、漏水率を減らすことができる取り組みになればというのが今回の大きな狙いになってまいります。
 具体的な公募要項とかについては、また事務的な話なので後ほど現場に聞いていただければと思います。

記者
 ありがとうございます。ほかにありますでしょうか。

市長
 どうぞ。

記者
 読売新聞の池園と申します。
 このスタートアップ、実証実験と契約を直結するという、この上のほうですね。に関してなんですけれども、そもそも前提としてmirai@(ミライアット)は、そのスタートアップの提案内容というよりは、課題解決に向けた提案内容であるとか、どういった内容で実証実験をしていくかというところを見て、これまで選ばれてきたと思います。
 それで、今回はスタートアップを、優遇するという、評価においてですね、優遇するというのがありますけれども、スタートアップ以外のいわゆる事業者さんが、市の事業と契約をしたいとなった場合にですね、公共事業としての公平性みたいなお話にもなるかと思うんですけれども、スタートアップを優遇する一方で、それ以外の事業者に対しての公平性の担保というのは現在どのように考えておられるんでしょうか。

市長
 そもそも、例えばこの下の部分のトライアル認定事業とかも含めて、スタートアップを優遇していく、優先的にこうしたものを、発注を、公共調達をしていくというようなところというのは、それはそもそも、なんというか、もちろんそこを優遇するわけですから、そこの既存企業に対して、よりこちらを優遇していくということ、それは、だから、全く同じ扱いではなくするということです。
 ただ、これは悪いことではなくて、むしろこうしたことを促進をしていきながら、新しい企業が生まれていくということを応援をしていくということは、最初から平等にするのではなくて、扱いを変えていって、スタートアップという弱い立場の人たちにチャンスを出していこうという方針ということになります。

記者
 わかりました。ありがとうございます。

市長
 はい。

記者
 毎日新聞の野間口です。
 今の池園さんの質問と重なりますが、この実証実験がいい結果なら契約まで一気通貫ということですけれども、いい結果かどうかというのは誰がどのような基準で判断されるんでしょうか。

市長
 わかりました。はい、じゃあどうぞ。

事務局(総務企画局)
 総務企画局企画調整部です。
 基準でいきますと、先ほどの話もそうなんですが、技術の評価をまず、もちろんいたします。あとはコスト面の点もございます。あとはスタートアップ、または地場企業といった本店を有すところというのも加点の項目にはございます。
 その中で、やっぱり技術点などにつきましては、最低基準、どうしても一定の基準はやっぱりクリアしないと、市としてもそれを実装できるかという観点はもちろんございますので、そこの評価を外部の有識者に評価していただくと。もちろんそこは水道局とも評価の部分で連携しながらその基準をクリアしているか、そこをクリアした上で、何社か応募があったところの中から一番高い点数を取ったところが優先交渉権獲得ということで、うちの市の契約に結びつくというスキームとなっております。

記者
 すみません、それはわかるんですが、それは最初の公募の段階の話ですよね。

事務局(総務企画局)
 公募でまずその評価基準を示します。そこで例えば3社手を挙げました、そしたらそこでその3社から提案書などが出てきて、実証実験を行います。その実証実験の結果を今度評価する。

記者
 あ、それも外部の有識者に委託するということ?

事務局(総務企画局)
 はい、そこは外部です。はい。

記者
 ほかに発表案件で質問ありますでしょうか。ありがとうございます。
 では、発表案件以外で質問ある記者さんいらっしゃいましたら、質問お願いします。

市長
 してない人からにしようと思ったけど、もう挙げてるんで、じゃあ恒例の二人どうぞ。はい。

記者
 すみません、読売新聞の池園です。
 先日、9日ですね、統一地方選の福岡市議会議員の選挙が行われて、新議員62人の顔ぶれが決まったということで、先日会派もどういった構成になるかというのが、議会事務局の届け出がありまして、5月2日からの市議会の構成というのが決まったわけですけれども、あらためて、選挙結果と今後4年間議会との付き合い方について、またあらためて市長のお考えをお聞かせいただけませんでしょうか。

市長
 わかりました。まず、自分も選挙にやっぱり出ている人間として、本当に選挙に出るということ、立候補をするということがやっぱりどれだけ大変なことで、リスクをとりながら立候補というところに踏み切って、自分の名前を書いたたすきをかけてという、本当にこれまで生きている中でそんな恥ずかしい思いというのはなかなかしないというかですね、やっぱり自分の名前を覚えてもらうとか、連呼をするというのは、本当に恥ずかしい思いもあるし、みんな友だちにも迷惑かけるしというような中で、そんな中でも立候補をした、そして戦い抜いた皆さんは、これは当選された方もされなかった方も含めて、全ての皆さんに敬意を表したいと存じます。また、そうした中で当選をされた皆さんには、祝意を表したいと存じます。
 皆さん、当選された皆さんの中で、会派構成というのが先日出てきましたんで、それはそれぞれの中でね、これからどういう枠組みで議会活動をそれぞれ行っていくかということで、会派が決まったということで、受け止めております。基本的に何かが変わるということは、私個人としてはあるわけではないんですけれども、引き続き、議会とはこれまでと変わらない形でお付き合いをしていければと思っております。

記者
 すみません、もう1点だけ。
 市長が従前から、前回かな、会見の時には高島与党ということで言われました、自民党市議団、公明党市議団と、福岡令和会と、あと自民党新福岡、4会派ありましたけれども、その会派の中の議席でいうと、ちょっと数を減らしているということになっていますけれども、この辺の受け止めといいますか、選挙結果についてはどうお考えでしょうか。

市長
 まあ大差あるような話ではないからですね、その範囲内なのかなと思います。

記者
 ありがとうございます。

記者
 毎日新聞の野間口です。
 市議選の話ですけれども、維新なんですが、全国的にもかなり議席をそれなりに獲得して、市議会でも1議席から7議席に増やしたわけですけれども、今後新しい会派も結成して、与党とも野党ともいわないような立場で接していくというお話だったんですけれども、市長としてはこの維新の会派とはどのように向き合っていくお考えでしょうか。

市長
 昨日、会派の代表が私の部屋に来てですね、今後についての話を聞きました。もちろん私もまず選挙の応援に行っていたので、それのお礼にいらっしゃったということと、方向性として私の方向性と基本的に同じ方向ですので、むしろスピード感を上げていくようにですね、後押しをしていきたいという形でお話をいただきました。
 ですから、ただ、現在の国政との関係とか、こうしたことも含めて自公と一緒にこの枠組みに入るという意味で、今の与党の枠組みというところには入るということではないということでしたが、協力会派という言い方で、私の市政に対する協力会派という形ですから、しっかりこれまで以上に、私の政策についてスピード感をもっともって、例えばDX、子育て、こうしたところも、もしくは規制改革ですね、こうしたところは考え、方向性、あと民間にできることは民間にということの方向性は同じということで、力強く後押しをしていただけるものと期待をしています。

記者
 ごめんなさい、もう一点なんですけれども、市長は、3期目は2期目までと異なって、より議会と緊密に連携し合っていた場面が多かったと思うんですけれども、今回の市議選の改選を経ても、その向き合い方、与党会派との向き合い方は今後も変わらないという感じでしょうか。

市長
 そうですね。特に、その意識的に意図的にということではなかったんですが、結果的にやっぱりコロナがあった時には、それはもう対市民の困っている現状、誰も正解がない初めての体験という中で、どうしたらいいかという中で、よりコミュニケーションが密になったというとことはあったかなと思います。
 これからコロナもようやく落ち着いて、なんていうか、通常運転にというかですね、これからなっていくのかなとは思いますけれども、なんていうか、特にどこにも力は入っていないので、なんというか、特に何かを意識しているということが何も考えてもないので、自然体でやっていければいいなと思っています。

記者
 ありがとうございます。

市長
 どうぞ。何かあれば。

記者
 すみません、西日本新聞一ノ宮です。
 ちょっと今、もう話の確認みたいになってしまうんですけれども、高島与党4会派としては、自民、公明、新福岡に加えて、あと福岡令和会のメンバーが中心に、新しい風ふくおかというのができたんですけれども、これを含めた4会派が与党会派。

市長
 令和会ってもうないよね?

記者
 あ、ごめんなさい。福岡令和会が中心になって、新しい風ふくおかができた。

市長
 名前が変わったっていう。改名。

記者
 でも一回解消はしてるんですよね。

市長
 あんまり関係ないというかですね。

記者
 一回その確認ですけど、無所属の方も入られたりしたので、その4会派が与党4会派という理解でよろしいんですか?

市長
 はい。そういう認識です。

記者
 維新に関しては、

市長
 協力会派という形で、なんていうか、だから我々の認識の中でその枠にはめようとすると、与党か野党かそれ以外かというふうになってしまうんですけど、彼らの気持ちとしては、基本的に、実際問題、なんていうか、民間にできることは民間に、そして規制改革、それから子育て充実、DXというところは、基本的な方向性自体がやっぱり同じだと彼らもおっしゃってるとおりだと思うので、そこは、ただ、高島市政に対しては協力会派ですけれども、国政の中ではやっぱり、今回も保守の中で、多分自民党というところに今不満を持っている、でも立憲には入れたくないという人の票ってやっぱり維新に流れたところも結構あったのかなと思うので、そこはピリピリとした緊張関係というところはあるというものを、ひと言で表せっていうのはちょっと難しくてですね。それに名前を付けるなら、自由に付けていただいていいんですが、そんな関係ということじゃないですかね。

記者
 先方というか代表からは、協力会派という言葉でやっていきたいという言葉があった?

市長
 そうですね。基本的に私も選挙応援にも行きましたし、これまでも与党会派でしたからね。ただ、あれだけ人数が出て、当然維新としても福岡でこれだけ取れたし、ここを拠点にしてまた国政という思いもあるでしょうから、会派としてこれまで一緒だったけど、これだけ人数が増えたんでね、やっぱり会派を結成するというのは、自然にそうなるだろうなということはそうですし。
 なので、国政の話と市政の話というところでそれぞれ、もともと切り離しではあったんですよね。国政では維新と自公というところは一緒にはなっていない、けれども令和会っていうのは、いろんな考えの人、維新も含めて、市政においては同じというところで会派を組んでいたので、それの延長線のイメージというところですかね。
 はい、どうぞ。

記者
 KBCの高橋です。
 すみません、全く違う質問になってしまうんですけれども、昨日、神奈川県の横須賀市がChatGPTを業務に試験導入するという発表があったんですけれども、福岡市のほうで何かご検討されていることがあれば教えてください。

市長
 それ先に言われちゃうと、なかなか、今後言い出しにくいという結果に今陥ってしまって、今どう回答しようかというのをChatGPTに聞いてみようかなと思っているところなんですけど。もちろん考えていて、やっぱりこういった新しいものが出た時というのは、どう業務の改善につながり、市民サービスの向上につながるかというところを、当然すぐに検証し、そして業務改善、役所の内部の業務改善、ないしは市民サービスの向上につなげていけるかというところは、まさに検討をしているところで、また表出しできるタイミングでできればなあとは思っていますけど、もちろん考えています。
 やっぱり、いろいろ、こういう新しいのが出てきた時に、すぐに何か規制をするとか使わせないとか、なんか大学でもそんなこと言っているところありましたけど、私それどうかなと思っていて、むしろ不可逆なんですからこの動きは。規制するのではなくて、よりそのリスクを分かった上で、そのメリットとか強みを人類の発展にどう使っていくかという方向性が、大きなベクトルだと思うので、なので私は、行政はもちろんこうしたこと、もちろんChatGPTは、皆さんもご承知のとおり、なんていうのかな、よく知っていることと、わざと間違えて出すことと、とか、いろんなアルゴリズムがあってできているので、そこをわかって使うかどうかですよね。
 ChatGPTが頭悪いんじゃなくて、使う人の問題なんですよね。使う人がその特性を分かった上で使えるか、翻訳の、Google翻訳とか、ああいうのもそうですよね。日本語を入力する人の日本語力がよければ、大体のものはきれいに翻訳できるものなので、その特性を生かして業務に生かせるか、もしくは市民サービスに生かせるかというところを、役所の中でも今まさに検討しようという話をしているところで、もし市民サービスとして市民の皆さんにお伝えするような状況になれば、またお話したいと思います。検討はしています。

記者
 ありがとうございます。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 NHKの若林です。
 戻るんですけど、市議会に。女性の議員も最多だったということでそれについて受け止めはありますか。

市長
 増えたということはもちろん大歓迎すべきことだと思いますけど、まだ少ないなと思っていて、私はね、クオーター制とかも含めて、どうしても自然の勝負に任せるだけという状況では、女性議員というところが増えていかない状況にもあるので、ただ選挙制度をもちろん決めるのは別に皆さんに分かった上で皆さんも聞いていると思いますが、市ではないので、国のほうでこれは検討しなければいけないことではありますけど、市議会でも少し増えましたけど、まあ市議会、国会含めて、やっぱり女性の数が少なすぎるというところに対して、眺めているだけではなくて、やっぱり具体的な策をとっていって、多様な意見が議論の中に入ってくるようにするということは大事だろうなとは思います。

記者
 あと、市議選じゃないんですけれど、コロナの5類のことで、ちょっと1週早いかもしれないんですけれども、福岡市として5類になって変更点はあるのかとか、市民に対しての呼びかけなどあればお願いします。

市長
 特にないですよね。もう皆さん、別に、国が決めた、何となく決めただけで、別に、急に、来週になったら、なんかコロナの質が一斉に変わるわけでも何でもなくて、単純に今日の延長線上が来週もあるっていうだけだと思うので、引き続きほかの風邪とか病気と同じように、そうしたものにかからないように体調管理をするということ、それからもちろん変わる点としては、検査が有料になってくるわけで、自己負担が出るわけですから、わかっていると思いますがそこの確認ということですよね。ワクチンについては国のほうで、まだ当面無料を続けるということなので、打ちたい方はどうぞということですかね。

記者
 ありがとうございます。

記者
 ありがとうございます。ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。

市長
 はい、どうぞ。

記者
 すみません、RKB小畠です。
 一つ、九電がですね、業務改善命令だったりとか、いろんな処分を受けて、福岡市でも電力の入札に関して、参加停止の、半年間ですかね、になっています。結局その公共施設の電力入札に大手が入らないことで、もしかしたら、新電力が手を挙げてこなければ、最終保障供給、ちょっと割高な電力料金で送配電等契約を結ばないといけないかもしれないという状況だと思うんですけど、市長としてなんか、どのように捉えてらっしゃるか。

市長
 今、それは事前通告なくいきなり言われたので、責任持った回答ができなくて、今どういう契約になっていて、どういう状況になっていて、これがどういう影響が出るかというところは、ちょっとレクを受けないと、そらではわからないですね。はい。

記者
 あと、花の、生ごみリサイクルについてちょっと聞きたいんですけど、これはどれぐらいの規模で広げていきたいとか、何か目標みたいなところがあったりするのか、それがあればちょっと教えていただきたいなと思います。

市長
 そうですね、もちろんそのコンポストでできて、かつ皆さんが外の人にも供給してもいいよというのが、まだ、正直そこまで大量になるとかいうことでもないのかなあとは思っているので、今は、当面一人一花運動に登録している活動団体とかですね、こうしたところに直接お分けをするという形になるんですが、まずはコンポストというところを使うご家庭が、これからこういった支援制度を作ることによってどれぐらい増えてくるのか、たくさんの皆さんがこれ作っていただけるようになるとですね、多分お分けをしていただけるその量というのも増えてくるのかなあと思いますので、ただ、当面は最初の一歩を踏み出すまでって大変だと思うので、大きな量になるとはまだそこまでは思っていません。
 ただ、こうした活動が実際にこう、生ごみが花壇に変わっていくという様子の具体的な姿が間もなくすると映像でも撮れるようになると思うので、そうしたのを追っていただけるとですね、また見た方が一人一人とこう広がってくるといいなあというのは期待しています。

記者
 ありがとうございます。ほかに質問ある方いらっしゃいますでしょうか。
 はい、ありがとうございます。以上で終了です。

市長
 はい、どうもありがとうございました。

※発言・質疑内容について、できるだけ忠実に作成しております。