市職員等と名乗り、保険料の還付金(返金)の手続きを理由に、個人情報等を聞き出そうとする不審な電話が発生しています。
・電話で個人情報や銀行口座等を聞き出す
・通帳やキャッシュカードを取りに行くので預けてほしい
・ATMに行き、そこで手続きに必要な操作を教える
などと連絡したり、案内することはありません。
不審な電話がかかってきても、大切な個人情報を教えないよう注意しましょう。
還付金詐欺(ニセ電話詐欺の手口の一つ)などの可能性を疑いましょう。
○○区健康保険課を名乗る人物から
「医療費の還付金があるため、青色の封筒に申請書を入れ、半年前に送付していたが、返信がなかった。送付先確認のために住所、氏名、電話番号、同居の有無、そして送金先をあらかじめ確定するため口座番号、暗証番号を確認したい。」と電話がかかってきた。
などの不審な点が挙げられます。
○○区社会保険年金担当課を名乗る人物から
「保険料の還付金があり、受取りのために今日の午後3時までに銀行で手続きを行う必要がある。銀行はどこを使っているか?担当の銀行職員とこの後、直接やり取りを行うことになる」と電話がかかってきた。
自身が使用している△△銀行を答えたところ、時間をあけて△△銀行本店を名乗る人物から
「ATMで手続きができるので、急いで向かってほしい。ATMに到着したら今から教えるコールセンターへ電話をかけてほしい、その場で操作方法を教える。」「還付金の振込先口座は預金残高50万円以上だと事務手数料が免除になるので、その口座の通帳又はキャッシュカードを持参してほしい。」と伝えられた。
などの不審な点が挙げられます。
詐欺グループは、様々な手口を使い、個人情報(住所・電話番号・家族構成など)や銀行の口座番号・暗証番号を入手しようとします。電話で案内されても、安易に応じないよう、十分注意してください。
特に、市職員や警察官が、電話で個人情報や口座情報を聞き出すことや、通帳やキャッシュカードを渡すよう要求することは、絶対にありません。
詐欺グループからの電話に出ると、言葉巧みに誘導されてしまいます。在宅時でも、留守番電話機能を活用するなど、知らない人からの電話には応答しないことがニセ電話詐欺被害防止対策となります。
また、話の内容を録音することを相手に事前に警告する機能がついた「迷惑電話防止機能付電話機」が家電量販店や電気店等で市販されておりますので、買い替えをお考えの方は、是非ご検討ください。
知らない電話番号の電話に出ないよう、電話をかけてきた相手の電話番号が分かる「ナンバー・ディスプレイ」や相手の電話番号の通知をお願いできる「ナンバー・リクエスト」といった機能を活用しましょう。
通信事業者が実施しているサービスはこのようなものがあります。
NTT西日本 HP:NTT西日本が特殊電話詐欺対策をサポートします
KDDI HP:迷惑電話自動ブロック
J:COM HP:迷惑電話自動ブロック
サービス詳細は事業者にお問い合わせください。対象期間や条件等が設定されていることがあります。
手続きの締め切りまで時間がない等と理由をつけて、判断を迫られても、一人で判断しないようにしましょう。
「電話でお金の話は全て詐欺」です。家族や警察、自治体等に相談をしましょう。
行政機関等からの電話で不審な点があったら、「相手の部署、名前、電話番号、用件」を聞き、いったん通話を終了しましょう。
市ホームページや番号案内(104番)、タウンページ等、自分で調べた電話番号に電話をかけ、確認しましょう。
家族構成や家に現金があることを話してしまった時には、迷うことなく警察へご相談ください。
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