1989年10月8日、ノルウェー・スタバンゲル生まれ
水泳(クラスS6、SB5、SM6:身体の機能に関する障がい)
2008年9月、サラ選手は、大学入学直前に受けた脊柱側弯症の手術で、脊髄を損傷する事故に見舞われ下半身不随となりました。しかし彼女は、突然降りかかった過酷な運命に泣きごとを言うことなく、むしろ、どんな状況に置かれても常に最善を尽くそうと思ったとか。
そして、入院中に偶然テレビから流れていた北京パラリンピックの水泳を見て、それまで趣味として楽しんでいた水泳で、4年後にパラリンピックの舞台に立つことを決意。
トップスイマーになれるかどうか、たとえ可能性はわずかだったとしても、彼女はひるむことなくトレーニングに打ち込みました。1年後、ナショナルチーム入りした彼女は、順調にキャリアを重ね、4年後の2012年、宣言通りロンドンパラリンピックの出場権を獲得。そしてあの不幸な医療事故と同じ日に、金メダルを獲得しました。
これまで、世界選手権や欧州選手権で数多くのメダルを獲得。リオデジャネイロ大会でも、素晴らしい成績を収めており、今大会でも活躍が期待されます。