1972年6月5日、スウェーデン、ヨーデポリ生まれ
卓球:車椅子クラス3
アールクイスト選手は、夏季パラリンピックに三大会連続(2008年(北京)、2012年(ロンドン)、および2016(リオデジャネイロ))で出場した、国内外を問わずパラスポーツのレジェンド的存在です。彼女は,ロンドン五輪では個人で金メダル、団体では銀メダルに輝きました。また、リオデジャネイロ五輪では個人で銅メダルを獲得しました。
2019年初めに乳がんと診断されましたが、様々な制約の中でも「いつも通り」を心掛け、3月6日に右胸を全摘後わずか1週間で少しずつ練習を再開しました。5月、術後2ケ月ながらスロベニア・オープンで国際大会に復帰し、本調子とは程遠いコンディションの中、シングルスでは準々決勝に終わったものの、団体では宿敵中国を破り優勝しています。
アールクイスト選手は2012年10月~2018年10月まで6年間、世界ランキング1位をキープしていました。2019年6月末のエジプトオープン2019で金メダルを獲得後、7月に再び世界1位に返り咲き、現在に至ります。
2019年11月、彼女はパラ卓球チームとともに2泊3日の日程で来福し、合宿中利用する宿泊施設や体育館等を視察。また、福岡市卓球協会のご協力を得て福岡大学卓球部の精鋭選手達とラケットを交えたり、太宰府天満宮を訪れたりと、慌ただしい中にも充実した時間を過ごしました。2021年8月に延期された本番の事前合宿で、チームとともに再び福岡市を訪れることを心待ちにしています。