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更新日: 2021年1月14日

令和2年度 第1回 市民活動広聴事業


令和2年度の第1回「市民活動広聴事業」を、114日に赤煉瓦文化館内エンジニアカフェで実施しました。
Code for Fukuoka(こーどふぉーふくおか)の皆さんと高島市長が、「テクノロジーを活用した社会課題の解決」をテーマに意見交換を行いました。

集合写真

Code for Fukuokaのみなさんと市長



「Code for Fukuoka」の活動内容


Code for Fukuokaは、テクノロジーを活用しながら身のまわりの課題を市民と共に解決することを目的として、アプリの開発やデータ収集、イベント開催などを行っています。


代表と市長の写真

徳永代表と市長



「テクノロジーを活用した社会課題の解決」をテーマに意見交換しました


意見交換では、Code for Fukuokaが企画・開発・運営を手掛けている『新型コロナウイルス感染症ポータルサイト』、『公園アプリ』、『(仮称)Town(たうん)Tech(てっく)教育』などについて意見を交わしました。 

Code for Fukuokaは、自治体のオープンデータを使い、福岡市と福岡県の『新型コロナウイルス感染症ポータルサイト』を作ったことで、新聞に取り上げられるなど全国から注目されました。サイトへのアクセスも非常に多く、反響は大きいものでした。
サイトの運営では、市民・県民の声を集めて更新頻度やサイトの見やすさなどを改善させましたが、メンバーのほとんどが働いているため、サイトの開発や運営も仕事以外の自分の時間をこの活動に充てることになり、とても大変だったそうです。

また、公園にどのような遊具があるか一目でわかる『公園アプリ』を作ろうとしており、メンバーのみなさんは、「こどもを公園に連れて行くときに、ブランコなどの遊具情報を直接探せるものがなく、親目線で課題感を感じていましたので、それだったら自分たちで作ってしまおうと思ったのがきっかけです。そこからは、福岡市に公園情報のオープンデータ化をお願いしたり、画像解析に強いメンバーに声をかけたりしながら、アプリの開発を進めています。」と話されました。 

さらに、新しい取り組みである『TownTech教育』について、代表の徳永さんは、「こどもたちには地域のことを考える機会を持って欲しいと思っており、この取り組みを通じて地域への愛情・愛着を育み、その中で新しいテクノロジーに触れてもらえるようなことを考えています。
今のこどもたちは、インターネットが日常化しており、簡単に調べ物をしていますが、ルールを知らずに簡単に使えてしまうことは非常に怖いことなので、情報の正確性や注意点など、基本的な知識についても教えたいと考えています。
パソコンに向かっているだけでは地域愛は根付かないと思いますので、地域と触れ合い、地域に根付いた取り組みを目指したいです。」と市長に提案されました。
 
今後の活動について、メンバーからは、「自治体予算に頼ってしまうのではなく、その地域の人が自分事で問題を解決するという基本が必要と感じています。」と現状の課題感を話されました。

市長は、「自分たちでまちを作っていくという福岡的なシビックプライド(※)醸成のための取り組みとして面白いと思いますし、その取り組みを通じて自分たちの地域を知ることはとても大事なことだと思います。
今のテクノロジーはすごく可能性が広がっていますので、『公園アプリ』や『TownTech教育』などの新しいことにもチャレンジしていただいて、民間の皆さんと行政が一緒になって、みんなにとって便利な街を作っていきたいですね。」と述べ、Code for Fukuokaのみなさんと様々なアイデアを交換しました。
(※)地域への誇りや愛着のこと


意見交換の写真

エンジニアカフェで意見交換を行いました