カラスの被害防止策など、カラスに関するよくある質問をまとめました。
カラスの子育て時期に巣の近くを通ると、子育て中で神経質になっている親ガラスがヒナを守るため、通行人を威嚇したり、後ろから人の頭をめがけて飛んできたりすることがあります。
カラスの巣を見つけたときは巣の下で立ち止まったりじっと見つめたりせず、できるだけ近くを通らないようにしましょう。
威嚇や攻撃は繁殖期に集中して見られる行動のため、その間、貼り紙等で人が近づかないように注意を促すのも対策の一つです。
巣やヒナに人が近づかなければ、基本的に襲ってくることはありません。どうしても通行しなければならないときは、以下の行動など頭を守る方法が有効です。
親ガラスが人を襲うときは以下のようなプロセスがあります。そうなる前に、その場から慌てず離れましょう。
市街地での銃器等による捕殺は難しく駆除は行っておりません。また、カラスを含む野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、許可なく捕獲や駆除を行うことが禁じられております。
営巣が原因で被害が生じる場合には事前許可の下、当該巣の撤去等が可能な場合がありますので営巣している樹木や電柱の管理者にご相談ください。
なお、私有地での巣の撤去、駆除等については、民間の駆除業者にご相談ください。(市では業者の紹介はできかねます。)
営巣が原因で被害が生じる場合に、樹木や電柱を有する施設の管理者が巣の撤去を行う際には、原則として事前の許可が必要ですが、カラスの巣に卵やヒナがいない場合に限り、許可なく撤去することが可能です。
ご自身の管理施設以外の巣の撤去については、それぞれの施設の管理者にご相談ください。
捕獲許可について
カラスはエサをもとめてごみ袋を荒らします。ごみを出すときは、以下の点に注意しましょう。
カラスなどの野生鳥獣は、自然のままに生きていくのが本来の姿であり、自然の中での出来事については見守ることが基本です。現在、カラスの生息数が増え、様々な被害をもたらしています。もし弱っているカラスを見かけても、そのまま見守ってください。
カラスを含む野生鳥獣の死体が、福岡市内の道路や歩道などの公道にある場合は、専門の回収業者である『井ノ口商会(環境局の委託業者)』が無料で回収しております。ただし、死体が民有地にある場合や、所有者(占有者)が判明しているペットである場合の回収については、有料となりますのでご注意ください。
『井ノ口商会』 TEL:092-671-3895 (福岡市内に限る)
生ごみなどの食物の供給が豊富であること、街路樹や電柱など巣作りできる環境が存在することがあげられます。
「都会のカラス ~その被害と私たちにできること~」(環境省発行) (7,839kbyte)