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更新日: 2022年7月1日

カラスに関するQ&A

 カラスの被害防止策など、カラスに関するよくある質問をまとめました。






Q1 カラスに威嚇されたり、攻撃されたりする場合の対処法は。

 カラスの子育て時期に巣の近くを通ると、子育て中で神経質になっている親ガラスがヒナを守るため、通行人を威嚇したり、後ろから人の頭をめがけて飛んできたりすることがあります。
 カラスの巣を見つけたときは巣の下で立ち止まったりじっと見つめたりせず、できるだけ近くを通らないようにしましょう。
 威嚇や攻撃は繁殖期に集中して見られる行動のため、その間、貼り紙等で人が近づかないように注意を促すのも対策の一つです。 


1 カラスの巣やヒナに近づかない。

 巣やヒナに人が近づかなければ、基本的に襲ってくることはありません。どうしても通行しなければならないときは、以下の行動など頭を守る方法が有効です。

  • ・傘をさす
  • ・帽子をかぶる
  • ・カバンなどで頭を隠す
  • ・腕をまっすぐあげて動かさずにゆっくり通過する


2 威嚇や攻撃をされた場合は、すぐにその場を離れる。

 親ガラスが人を襲うときは以下のようなプロセスがあります。そうなる前に、その場から慌てず離れましょう。

  • ・はじめは「カッ、カッ」と短い声で鳴きながら、頭上を飛び回り警戒する
  • ・近くの木などにとまって「ガァーッ、ガァーッ」と濁った声で鳴き始め、木の枝などをつつく行動をする
  • ・それでも立ち去らない場合に、後方から襲ってくる。



Q2 カラスを駆除することはできないのですか。

 市街地での銃器等による捕殺は難しく駆除は行っておりません。また、カラスを含む野生鳥獣は、「鳥獣の保護及び管理並びに狩猟の適正化に関する法律」により、許可なく捕獲や駆除を行うことが禁じられております。
 営巣が原因で人的被害が生じる場合には事前許可の下、当該巣の撤去等が可能な場合がありますので営巣している樹木や電柱の管理者にご相談ください。
 なお、私有地での巣の撤去、駆除等については「一般社団法人福岡県ペストコントロール協会」で駆除業者等の紹介(有料)を行っておりますのでご相談ください。

『一般社団法人福岡県ペストコントロール協会』 TEL:092-608-7103




Q3 カラスの巣は撤去できますか。

 巣の撤去は、事前許可の下、営巣している場所の管理者が行うことが基本です。巣がある場所の管理者へ被害状況を説明し、巣の撤去を依頼してください。
 なお、カラスの巣は卵やヒナがいない場合に限り、許可なく撤去することが可能です。




Q4 カラスにごみを荒らされる場合の対処法は。

 カラスはエサをもとめてごみ袋を荒らします。ごみを出すときは、以下の点に注意しましょう。

  • ・生ごみを減らす(水気をしっかり切る)
  • ・ごみを出す時間や場所など、ゴミ出しのルールを守る
  • ・生ごみが袋の外から見えないようにする
  • ・ごみ袋をネットなどで覆う(網目は細かいものが望ましい)



Q5 ケガをしたカラスを見つけた場合は。

 カラスなどの野生鳥獣は、自然のままに生きていくのが本来の姿であり、自然の中での出来事については見守ることが基本です。現在、カラスの生息数が増え、様々な被害をもたらしています。もし弱っているカラスを見かけても、そのまま見守ってください。




Q6 カラスの死体を発見した場合は。

 カラスを含む野生鳥獣の死体が、福岡市内の道路や歩道などの公道にある場合は、専門の回収業者である『井ノ口商会(環境局の委託業者)』が無料で回収しております。ただし、死体が民有地にある場合や、所有者(占有者)が判明しているペットである場合の回収については、有料となりますのでご注意ください。

『井ノ口商会』 TEL:092-671-3895 (福岡市内に限る)




Q7 街にカラスが増えたのはなぜですか。

 生ごみなどの食物の供給が豊富であること、街路樹や電柱など巣作りできる環境が存在することがあげられます。





関連情報

「都会のカラス ~その被害と私たちにできること~」(環境省発行) (7,839kbyte)pdf

「野生鳥獣の保護及び管理」(外部サイト:環境省HP)