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更新日: 2018年8月17日

第2回 情報交換会を開催しました(平成30年8月10日)

 第2回 情報交換会では「アマモの種子選別作業と情報交換」を行いました。

アマモの種子選別作業

 アマモの種子選別は,6月の作業(参照HP)の続きです。
 水槽から取り出したネット袋の中のアマモ花枝は,分解が進み,短くなった枝と種子に分離されていました。
 この中から,種子を選別しました。


 
水槽から取り出した,アマモ花枝が入った袋の中の様子
   

 袋の中身を,海水を入れたタライに出すと,アマモの種子は沈みます。
 浮いた枝を手で取り除き,その後,ふるいを使ってさらに小さい枝と種子を選別していきました。



手で浮いた枝を取り除きます。


ふるいを使って,さらに小さい枝と種子を分けます。

 
たくさんの種子を採取できました。

  
作業お疲れさまでした。

選別した種子は,秋に市民と一緒に博多湾にまく予定です。



情報交換

 博多湾の天然のアマモ場に関する知見や各団体のアマモ場づくり活動等についての報告の後,博多湾でアマモ場づくり活動を行っていくに当たっての課題を共有し,今後の取り組みについて,意見交換しました。 

【報告内容】

「海草類Sea grassについて および博多湾での生育の現状」  九州大学名誉教授 川口 栄男
「アマモ場の生き物」 マリンワールド海の中道館長 中村 雅之
「博多湾アマモ場活動事例報告」一般社団法人ふくおかFUN 代表理事 ,地行浜いきものプロジェクト実行委員長 大神弘太朗
「港湾空港局でのアマモ場づくり活動」 福岡市港湾空港局環境対策課 於保 剛

【意見の概要】

  • アマモ場づくり活動に多くの主体を巻き込んでいくには,活動の成果や価値の見える化を考えていかなければいけない。
  • 博多湾内のアマモの分布情報をとりまとめるフォーマットが必要である。
  • 活動資金の確保について,検討が必要である。
  • 海にアマモを移植する場合,どの部署に許可申請等する必要があるのか整理する必要がある。
  • アマモ場づくり活動と同時に,博多湾に興味をもってもらうイベント等の実施も必要である。
  • アマモの生育適地を科学的に解析する必要がある。
 


情報交換の様子



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