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更新日: 2017年3月21日

下川端地区第一種市街地再開発事業(博多リバレイン|リバーサイト・ホテルサイト)

事業の目的

 当地区は、本市の諸機能が集積する博多駅地区及び天神地区から約1kmの都心部に位置し、博多駅商人発祥の地として古くから商業の中心的役割を果たしてきました。

 また、博多祇園山笠やどんたく等、博多の伝統文化の継承を担ってきた地区でもありましたが、昭和40年頃から天神地区及び博多駅地区への商業、業務機能の集積により、地域の衰退が進んできました。

 土地の利用においても、16世紀の太閤町割りによる短冊状の宅地形成が現存する状況であり、家屋についても昭和30年代以前に建設されたものが大変で、老築化が著しい状況でしたが、長屋的構造等のため、個々での開発が困難であり、地域発展の弊害となっていました。

 このような状況の中で、当築において、地元の再開発に向けた取り組みが進行し、昭和55年12月に、準備組合が結成され、平成4年7月の再開発組合設置認可を経て、平成11年3月に当地区及び下川端東地区から成る「博多リバレイン」がオープンしました。

 当事業の完成により、商業・文化・情報等の諸機能が融合化した全国有数の魅力ある施設が整備され、「アトリウムガーデン」・「フェスタスクエア」等市民に開放された広場、歩行者専用道路、歩行者専用橋梁、周辺地域が協同し、振興策が実施されており、都心部における回遊性の強化、博多部の活性化等に貢献しています。

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リバーサイト

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ホテルサイト

所在地等

事業区域図の画像

事業区域図
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所在地 福岡市博多区下川端町
施工者 下川端地区市街地再開発組合
区域面積 約2.8ヘクタール
権利者数 土地・建築所有者:168名
借家人:55名
計:223名

事業の概要

1.公共施設等の整備

  • 再開発1号線(歩行者専用道路)の新設
  • 再開発2号線(歩行者専用道路)の新設
  • 区画道路下川端398号線の拡幅
  • 周辺歩道の整備
  • 公共駐車場の整備

2.敷地の統合による土地の合理的かつ健全な高度利用

  • 耐火建築物整備による都市防災の向上
  • 敷地の共同化による施設建築物の一体的整備
  • 高層化による都市空間の確保

3.魅力的な都市空間の創造による博多部の活性化

  • 商業、文化、情報等諸機能が融合した魅力ある施設建設
  • アトリウムモール、歩行者専用道路、歩行者専用橋梁、周辺歩道等の整備による歩行者空間確保
  • アトリウムガーデン、フェスタスクエア等の整備による快適な都市空間創出
  • パブリックアート設置による魅力的空間の確保
  • 地下鉄との直結による地下歩行空間ネットワークの供花
  • 駐車場整備による都市交通の円滑化
  • ハート・ビル法の認定

事業の経緯

年時 経緯
昭和47年基本計画作成
昭和55年12月再開発準備組合結成
平成元年1月「株式会社 都市未来ふくおか」事業参画
平成3年3月都市計画決定(3月18日)
平成4年7月組合設立(事業計画)認可(7月29日)
平成6年1月事業計画変更認可
平成6年3月権利変換計画認可
平成6年3月権利変換期日(3月31日)
平成6年9月「ホテルオークラ」出店決定
平成7年2月「福岡アジア美術館」設置決定
平成7年10月事業計画変更認可
平成7年10月権利変換計画変更決定
平成8年1月建設工事着工
平成8年2月「株式会社 川端百貨店」・「株式会社 オークラホテル福岡」設立
平成9年6月「博多リバレイン管理 株式会社」設立
平成10年6月事業計画変更認可
平成10年6月権利変換計画変更決定
平成10年12月建築工事完了
平成11年3月再開発ビルオープン

施設概要

敷地面積 約15,900平方メートル
建築面積 約12,700平方メートル
延べ床面積 約154,500平方メートル
構造 鉄骨鉄筋コンクリート造
地上13階 地下4階建
主用途 ホテル・美術館・商業施設
業務施設・文化施設
駐車場 約800台
(市営駐車場400台、
附置義務駐車場400台)

公共施設整備

名称 幅員 延長
区画道路下川端398号線
(5m拡幅)
17m約160m
歩行者専用道路下川端
再開発1号線(新設)
4m約160m
歩行者専用橋架下川端
再開発2号線(新設)
12m約30m

建築断面図の画像

建築断面図
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事業費

総事業費 約978億円