ブロック塀は身近にどこにでもあり、見るからに危険なものに限らず、見かけはしっかりしていても安全性に欠けるものがあります。
過去に発生した地震においては、ブロック塀の倒壊により多数の死者負傷者が発生しており、平成17年3月20日の福岡県西方沖地震(マグニチュード7.0)においても、コンクリートブロック塀の倒壊事例が多く発生し、その結果、1名の方がなくなられています。
「たかがブロック塀」などと安易に考えることなく、改めて身近なブロック塀の点検をしてみましょう。
ブロック塀は、プライバシーの確保、防犯、防火など、私たちの暮らしを守る重要な役割を果たしますが、地震などによる災害時には倒壊や落下など、命を脅かす危険なものへと変わってしまう場合があります。
不特定又は多数の人々が通行する道路、通学路、避難所などの道路に面するブロック塀は特にその安全確保が求められます。
基準を守り、安全・安心に暮らせるまちづくりを目指し、所有者の責任において管理しましょう。
下記の5つのチェックポイントを参考にして、ご自身で点検してみましょう。
塀の高さは、地盤面から1.2メートル以下(控え壁がある場合は約2メートル以下)か調べてください。
(例)ブロックの大きさ 高さ 約20センチメートル 幅 約40センチメートル
1.2メートルは、コンクリートブロック約6段程度
2.0メートルは、コンクリートブロック約10段程度
塀が傾いていたり、ひび割れていたりしていませんか?
塀の中に、直径9ミリメートルの鉄筋が次のように入っているか調べてください。
この点検は、塀を造った施工者などと相談して行ってください。
また、鉄筋が錆びていないか調べてください。
鉄筋コンクリートの基礎は、十分に根入れされていますか? まわりを掘って調べてください。
高さ1.2メートルを超えるブロック塀は、地盤面から30センチメートル以上の根入れがされていることが必要です。
「根入れ」とは、基礎のうち、土の中に入っている部分のことをいいます。
控壁は、塀の高さが1.2メートルを超える場合に必要です。次の2点について調べてください。
道路に面する危険と判断されたブロック塀等については、除却費の一部を助成する制度がありますので、下記「問い合わせ先」にご確認ください。
ブロック塀等の新設や除却等を行う場合や、より具体的な調査が必要になった場合は、施工者かお知り合いの工務店等に
ご相談ください。いずれも分からない場合は、下記にお問合せください。
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