1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える時に、参考になるのが「食事バランスガイド」。食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示しています。
日本で古くから親しまれている「コマ」をイメージして描き、食事のバランスが悪くなると倒れてしまうということ、回転(運動)することによって初めて安定するということを表しています。
水・お茶といった水分を軸として、食事の中で欠かせない存在であることも強調しています。
コマの中では、1日分の料理・食品の例を示しています。
「主食・主菜・副菜を組み合わせる」ことで、栄養のバランスをとることができます。
令枝和2年度の調査では、「主食・主菜・副菜を組み合わせた食事を1日に2回以上ほぼ毎日耐えている」福岡市民の割合が、43%。
20~30歳代については、29%という結果でした。
主食・主菜・副菜を組み合わせて食べることができない理由としては、「手間が煩わしいから」、「時間がないから」という回答が多くありました。
「いくちゃんねる福岡市」では、簡単で、時間をかけずに作れる料理や手間を省くコツを紹介しています。
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事づくりのヒントにしてください。
栄養バランスが偏った食事やエネルギー摂取不足が、やせにつながります。
やせ願望から、極端なダイエットをすると、筋肉の量も落ちて、基礎代謝量が下がり、太りやすい体質になります。
また食事を抜くと、異常な食欲が出て、ダイエットを始めた体重より増えてしまうといったリバウンドを起こすこともあります。
1日3食規則正しく食べ、適度に運動をして、適性体重に近づけるようにしましょう。
主食・主菜・副菜を組み合わせた食事の回数が多い人は、少ない人と比較して、
◆バランスよく栄養素や食品をとれている
◆ビタミンなどの栄養素が不足している人が少ない
ことが報告されています。
外食や加工食品・調理食品も上手に利用して、手作りの料理と組み合わせながら、バランスのよい食事を心がけましょう。