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更新日: 2021年8月16日

インターネット依存・ゲーム障害(依存)とは

 インターネットやゲームが「好き」でやり過ぎてしまうことと「依存」は違います。
 「依存」は病気であり、治療が必要な状態です。健康や家庭,仕事(学業)など、生活に明らかな問題が起きているにも関わらず、インターネットやゲームをやめたくてもやめられない、自分でコントロールができなくなる精神疾患の一つです。
 ゲーム障害(依存)は2019年5月に、世界保健機構(WHO)が発表した国際疾病分類第11版(ICD11)で、新たな精神衛生疾患と認定されています。
 インターネット依存・ゲーム障害は、大人だけでなく子どももかかる依存症です。子どもは、脳も成長発達の途中であるため、大人よりもネットやゲームの刺激物に夢中になりやすく、自分でコントロールするのがとても難しいです。




インターネット依存チェックリスト(DQ)

1インターネットに夢中になっていると感じていますか
(例えば、前回ネットでしたことを考えたり、次回ネットをすることを待ち望んでいたりなど)
2満足を得るために、ネットを使う時間をだんだん長くしていかねばならないと感じていますか
3ネット使用を制限したり、時間を減らしたり、完全にやめようとしたが、うまくいかなかったことがたびたびありましたか
4ネット使用時間を短くしたり、完全にやめようとした時、落ち着かなかったり、不機嫌や落ち込み、またはイライラなどを感じますか
5使い初めに意図したよりも、長い時間オンラインの状態でいますか
6ネットのために、大切な人間関係、学校のことや部活のことを台無しにしたり、危うくするようなことがありましたか
7ネットへの熱中のし過ぎをかくすために、家族、学校の先生やその他の人たちに嘘をついたことがありますか
8問題から逃げるために、または絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込みなどといった、いやな気持から逃げるためにネットを使いますか

上記設問で当てはまるものが、
  • 5項目以上は、病的使用(ネット依存が強く疑われる)
  • 3~4項目は、不適応使用
  • 2項目以下は、適応的使用
原典:Young K.S.CyberPshychology and Behavio.1998/翻訳:久里浜医療センター


インターネットゲーム障害(依存)スクリーニングテスト(IGDT-10)

過去12か月のオフライン・オンラインなど含めた全てのビデオゲームについて、お答えください。

1ゲームをしていないとき、頻繁にゲームのことを考える
2ゲームができないときに、頻繁にソワソワしたり、イライラしたりする
3過去1年間で、より頻繁に長い時間ゲームをしなければと思ったことがある
4過去1年間で、ゲームの時間を減らそうとしたがうまくいかなかったことがある
5過去1年間で、友人に会ったり、趣味や遊びをするよりもゲームを選んだことがある
6睡眠不足や仕事・家族への影響など、問題が生じているのに、長時間ゲームをしたことがある
7自分がどれくらいゲームしたのかを、家族や友人などに隠したり、嘘をついたことがある
8無力感や罪の意識、不安感を晴らすためにゲームをしたことがある
9ゲームのために人間関係を危うくしたり、失ったことがある
10過去1年間で、ゲームのために勉強ができなかったことがある(成績が落ちた、集中できない)

上記設問で当てはまるものが、5項目以上だった場合は、依存の可能性が高い。
※9と10の設問は、どちらか一方が当てはまれば1と数えます。
(例えば、9と10の両方が当てはまっても1とします。)                   

原典:Kiraiy O et al.Addictive Behaviors.2017/翻訳:久里浜医療センター

※横須賀市にある独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センターでは、全国に先駆けてネット依存治療研究部門を開設し治療を開始しています。
スクリーニングテストも青少年用と成人用が掲載されています。 
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
 別のホームページに移動する独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター 




周囲の方が気を付けるべきポイント

・睡眠もとらずにゲームをしている、
・仕事や学校をさぼる、
・ゲームへの課金などお金のことで家族内で喧嘩がおこる、
・ゲームやインターネットを優先して予定をキャンセルする、
・話題がゲームのことばかり・・・など
こんなことが起きていたら、その人は依存症かもしれません。

 ゲームをやめるよう説得したり、ゲーム機を取り上げたり、Wi-Fi環境をなくしたり、本人の行動を監視したりしがちですが、これらはほとんど意味がないと言われています。
 また、このような対応を繰り返すことで,本人の状況を悪くしてしまうこともあります。
 インターネット依存やゲーム障害(依存)に気付くのは多くの場合は、本人ではなく家族です。依存症かなと思ったら、一人で悩まず早めに相談しましょう。
 相談先として、医療機関や精神保健福祉センター、自助グループ・家族会などがあります。
 自助グループ・家族会では同じ立場の方々が,親身に相談にのってくれます。


大切な人のために家族ができる事

  • 家族がまず元気であること
    これが一番大切なことです。心身が疲れていると問題を上手く解決するための方法を見つけたり、そのための行動を起こしたりすることができないからです。
  • インタネット依存,ゲーム障害(依存)について学ぶこと
    医学的、心理学的側面から理解を深めることは有益なことです。回復に有効な資源や専門機関での治療方法を知ることも必要です。また、インターネット依存・ゲーム障害は予防ができる依存症です。予防について学び、実践することがとても大切です。
  • 依存症者本人に対する適切な対応方法を身に付ける
    対応方法によっては,本人の回復を遅らせてしまうことがあります。例として以下のものがあります。
    1)叱責する 2)行動を監視する 3)念書を書かせる 4)ゲーム機やスマホを隠したり、処分する 5)本人の起こしたトラブルを謝罪・弁償をする


インターネット依存・ゲーム障害に関する相談先

福岡市精神保健福祉センターの専門相談

家族や本人からの、依存症などの病気に関する相談や対応の方法や悩みなどについて、専門のスタッフが相談に応じています。
依存症専門電話:092-737-8829(毎週火曜日・木曜日、午前10時~午後1時)



カウンセリングスペースやどりぎ(福岡市ゲーム依存等に対応したひきこもりサポート事業)

福岡市にお住まいの、ゲーム依存等の問題をあわせもつ、概ね15歳以上のひきこもりやその家族の方たちを支援する相談機関です。

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0歳から20歳までのこどもの相談は、福岡市こども総合相談センターへ

 別のホームページへ移動するえがお館(福岡市こども総合相談センター)のホームページへ



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