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更新日:2024年7月1日

子どもの予防接種

予防接種の注意

予防接種を受けることができないお子さん

  • 明らかに発熱しているお子さん(通常37.5℃以上の場合)
  • 重い急性疾患にかかっていることが明らかなお子さん
  • その日に受ける予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシー(通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のこと)を起こしたことがあることが明らかなお子さん
  • BCG接種の場合においては、外傷などによるケロイドが認められるお子さん
  • その他、医師が不適当な状態と判断した場合

異なる種類のワクチンを接種する場合の間隔

  • 「注射生ワクチン」の接種後27日以上の間隔をおかなければ、「注射生ワクチン」の接種を受けることはできません。
  • 新型コロナワクチンとその他のワクチンは、互いに、片方のワクチンを受けてから原則として13日以上の間隔をあけて(2週間後の同じ曜日以降)接種してください。
  • それ以外のワクチンの組み合わせでは、前のワクチン接種からの間隔にかかわらず、次のワクチンの接種を受けることができます。
  • 接種から数日間は、発熱や接種部位の腫脹(はれ)などが出ることがあります。ルール上接種が可能な期間であっても、必ず、発熱や、接種部位の腫脹(はれ)がないこと、体調が良いことを確認し、かかりつけ医に相談の上、接種を受けてください。

ワクチン 間隔 次回のワクチン
注射の生ワクチン
(麻しん風しん混合,BCG,水痘,おたふくかぜ)
27日以上  注射の生ワクチン
(麻しん風しん混合,BCG,水痘,おたふくかぜ)

 
  ※同じ種類のワクチンを複数接種する場合には、それぞれ定められた間隔を守って接種を受けてください。

予防接種を受ける準備

  • 当日は、朝からお子さんの状態をよく観察し,普段と変わったところのないことを確認するようにしましょう。予防接種を受ける予定であっても,体調が悪いと思ったら,かかりつけ医に相談のうえ、接種をするかどうか判断するようにしましょう。
  • 事前に『予防接種手帳』などをよく読み,予防接種の必要性や副反応についてよく理解しましょう。
  • 予診票は、接種する医師への大切な情報です。保護者が責任をもって記入しましょう。
  • 予防接種当日は、『母子健康手帳』と『予防接種手帳』を必ず持参し、保護者が連れて行きましょう。予防接種には保護者の同意が必要です。

保護者の同伴について

予防接種の際は、保護者の同伴が必要です。
しかし、保護者が特段の理由で同伴することができない場合、接種を受けるお子さんの健康状態を普段より熟知する親族等で適切な人が同伴することができます。
この場合は、「委任状」の提出が必要です。 → 様式はこちらをご利用ください。「委任状 (112kbyte)pdf 」

ただし、13歳以上の人については、あらかじめ、接種することの保護者の同意を予診票上の保護者自署欄にて確認できる場合は、保護者の同伴は必要ありません。


予防接種会場での注意

  • 『予防接種手帳』綴じ込みの「予診票」と「申込書」を使用してください。
  • 「予診票」と「申込書」を記入したうえで、『母子健康手帳』とともに提出してください。
  • 予防接種医が予診票、『母子健康手帳』を確認したのち診察します。
  • 予防接種医は診察ののち、予防接種を受けるかどうかを保護者に確認します。受けるときには、保護者の同意(署名)が必要です。
  • 予防接種後、『母子健康手帳』の「予防接種の記録」の欄に、当日受けた予防接種の接種済証明の印を押してもらってください。

予防接種後の注意

  • 予防接種を受けた後の30分間程度は、お子さんの様子に注意して,医師とすぐに連絡がとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがあります。
  • 接種後、生ワクチンの場合4週間、不活化ワクチンの場合1週間は副反応の出現に注意しましょう。
  • 接種部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種部位をこすることはやめましょう。
  • 当日は、はげしい運動はやめましょう。
  • 接種後、接種部位の異常な反応や体調の変化があった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。

予防接種後の反応

予防接種後、一定の期間内に種々の身体的反応などがみられることがあります。この要因としては、予防接種による副反応の場合のほか、偶発的に発症又は発見された疾病の場合もあります。

・ 不活化ワクチンによる副反応
局所反応として注射部位の発赤、硬結、疼痛などがみられます。
全身反応としては、アナフィラキシーショック(通常接種後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のこと)、じんましんなどのアレルギー反応や発熱などがみられます。この全身反応は、接種直後から24時間以内、おそくとも48時間以内に発現します。

・ 生ワクチンによる副反応
接種後24時間以内に発熱などが起きることは極めてまれです。
生ワクチンは、生きた細菌やウイルスの毒性を弱めているため、それぞれのワクチンの性質に応じて、弱毒したウイルス等による感染症状(発熱や発疹など)がでることがあります。

各種ワクチンの副反応については、こちらをご覧ください。 → 定期予防接種の対象となる病気とワクチンについて


予防接種健康被害救済制度

定期の予防接種によって引き起こされた副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障がいを残すなどの健康被害が生じた場合には、予防接種法に基づく健康被害救済の給付を受けることができます。ただし、国の審査会にて審議し、その健康被害が予防接種によるものと認定されることが必要です。
詳しくはお住まいの区の保健福祉センターへお尋ねください。