一風変わった環境でスタートアップ! 海辺のシェアオフィス「SALT」オープニングパーティーに行ってみた

4月10日、福岡市西区の今宿エリアに、海に面した魅力的なシェアオフィス「SALT」がオープンしました。福岡市の中心街・天神から電車で20分の位置にあるJR今宿駅、そこから海岸へ向かって5分ほど歩いた場所に建つ、6階建てのビル。この3階フロア一面を使ってオープンしたのがSALTです。

オフィスの窓から見える風景が海という絶景のロケーション。対岸には能古島、志賀島のほか、すぐそばでウィンドサーフィンを楽しむ人の姿も。働くところ、というよりも、静かなリゾート地といった趣です。

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オープン時に入居したのは、東京からの“移住組”による福岡発スタートアップ系企業3社。4月18日には、その3社が主催するオープニングパーティーが開かれ、入居者の知人や福岡のスタートアップ界隈の関係者など、数多くの来場者で賑わいました。

パーティーの冒頭で、SALTを運営する須賀大介さん(スマートデザインアソシエーション代表取締役)は運営コンセプトをこう説明します。

「SALTは『塩』を意味する英単語です。塩は海から採られ、また、海水を熱して塩を取り出そうとすると、結晶がつくられます。こうしたロケーションや結晶のようにたくさんの人とつながっていこうという理念から、SALTと命名しました」

また、須賀さんのほか、SALTに入居する加藤さん、カズワタベさん(ウミーベ代表取締役)のふたりが、自身の会社の設立経緯やビジネスモデル、さらに入居理由などを説明。さらに福岡市・山下龍二郎さん、NPO法人AIP・村上純志さん、福岡R不動産・坂田賢治さんといった、福岡移住のキーマンも登壇。入居企業代表者とのクロストークも行われました。

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パーティー後半に行われた交流会で、SALTに入居する3社の社長に話を聞くと、「これまでも糸島のシェアオフィスで仕事をしてきましたが、SALTのオープンによって、より福岡の中心に近いところで、なおかつ、自然と共生しながら仕事ができる環境になったと考えています」(須賀さん)、「ここにオフィスを構えることによって、ともに入居する企業の人や、私の会社に入社してくれる人と、『海のそばで仕事をする』との価値観を共有できる。そうした『気の合う人』と一緒に仕事ができるというのが、入居した大きな理由ですね」(加藤さん)とコメント。

また、社名にするほど念願だった「海辺のオフィス」を実現したウミーベ代表のカズワタベさんは、相好を崩す一方で、気を引き締めた様子でこう語る。

「移住を考える人に『福岡の生活って面白いですよ』と言うのは簡単だし、実際に楽しい。でも、移住してからここで本当に生活していくには、会社を成功させなければいけない。また、あえて郊外でビジネスをやるわけですから、こうした自然に囲まれた環境でも事業が成り立つことを証明したい。僕はまだ、スタート地点に立ったというだけ。これからは経営者として、粛々と数字を残していかないと。とにかく会社の実績を伸ばし、福岡はビジネス、生活ともに充実させられる街であることを実証したいと思います!!」

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左から加藤さん、カズワタベさん(ウミーベ代表)、須賀大介さん(スマートデザインアソシエーション代表)

なお、SALTは固定席(2万5千円/月)とフリーアドレス席(1万円/月)の入居者を募集中とのこと。東京から移住した若き経営者3人が集った、この魅力的なオフィス。ステキな海辺のオフィスで働きたい人にはオススメです。

 

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