高齢者の社会参加活動は、「いきがい」「やりがい」を創出して、生活の充実感や身体機能、認知機能の維持・改善につながると言われています。高齢者に向けた社会参加や集いの場づくりは広がってきていますが、近年では、介護サービス事業所が利用者ご本人の「やりたい」「ハタラク」を支える場となることで、要介護状態であっても社会参加・活躍できる事例が広まりつつあります。
福岡市においても、社会参加型介護サービスを普及することで、高齢者が要介護状態になっても、生きがいをもって、住み慣れた地域で、できる限り自立した生活を送ることができるよう、令和7年度から介護サービス利用者の社会参加活動促進事業を開始します。
(社会参加型介護サービスの例)
デイサービス利用中に介護事業所スタッフ同行の下、児童の登下校の見守りを行う。
介護サービス利用者が、社会参加型介護サービスを受けられるよう、介護事業所にアドバイザーを派遣し、地域の企業・団体等とのマッチングなどの伴走支援を行います。
デイサービス等のサービス利用中に、ボランティア等の役割がある活動に参加できるよう、事業所の取組みを支援するもので、取り組みに意欲のある事業所をモデル事業所として選定し、活動内容の検討や、連携先の団体・企業とのマッチング等を伴走支援します。また、広報等を通じて市内の他の事業所への波及を目指します。
介護サービス利用中の社会参加活動につきましては、留意点や謝礼金の取扱い等について、厚生労働省から事務連絡が発出されています。(ケアプランへの位置づけが必要であることや労働基準法の「労働者」に該当しないこと等)
下記リンクからご確認いただけます。
令和6年8月8日付厚生労働省事務連絡「若年性認知症の方を中心とした介護サービス事業所における地域での社会参加活動の実施について(再周知)」(PDF:1,822KB)
令和7年度のモデル事業所を募集します。応募資格等の詳細は、下記募集要項をご確認ください。
介護サービス利用者の社会参加の取組みを介護事業所等に普及することで、重度化防止を推進することを目的としたセミナーです。
セミナーの詳細はこちらの案内チラシをご確認ください。(PDF:1,702KB)
令和7年7月26日(土曜日) 13時30分から15時まで
アクロス福岡 608会議室(福岡市中央区天神1丁目1番1号)
会場50名、オンライン80名 ※先着順
福岡市内で介護・医療に関係する仕事に関わる方
※セミナーのアーカイブ動画を、およそ開催3週間後をめどに、このページで公開予定です。