家族が利用できるサービス等を知りたい
医療・介護の支援者から家族の方へのメッセージ
医療関係者より)
- 「何で、あんな言葉を言ってしまったんだろう。」とご自身を責めてはいませんか?大切な人であればあるほど。お元気だった頃に戻って欲しい、という気持ちなのではありませんか?苦しい、辛い時は発散して下さい。そして、私たちに教えて下さい。どれほど頑張っておられるのか。一緒に考えましょう。お一人ではありません。いつでも私たちは直ぐそこにいます。
- 一人で考え込まず周囲を頼ってください。介護には休みがありません。一時的休止(レスパイト)は不可欠です。専門機関にご相談ください。
介護関係者より)
- しっかりしていたご家族が認知症と診断されてとてもショックだと思います。受け入れるのに時間が掛かると思いますが、認知症は脳の病気です。認知症の人に対応するご家族がご自身を責めるなど追い込まれないような対応方法もあります。1人で抱え込まないことが大切です。今は地域で認知症の方を支えていく理解も広まっています。不安なこと、愚痴、何でも専門のスタッフにご相談ください。ともに考えていく仲間がいます。
- 家族のみでの支援にも限界があります。頑張りすぎて倒れてしまうと本人さんの頼りが無くなってしまいます。一緒に考え、より良い支援方法を共に考えましょう!
- 大切な人に対して思うように接する事が出来ないこと、誰にだってありますよ。介護されている方も、あなたには心から笑っていてほしいと願っています。誰かに頼って、心から一緒に笑えるように支援したいと思っています。
- ご家族が認知症になったことを受け入れるのは本当に難しい事だと思います。ご本人への期待もあるため、思わず強く言ってしまうこともあるのではないでしょうか・恥ずかしながら、私自身も専門職として働いていますが認知症の祖母に強く言ってしまったことがあります。頭では理解しているつもりでも、その時の感情でそうなったのだと思います。ということで私は偉そうなことは言えませんし、大変難しいことではあると思いますが一番身近にいるご家族がご本人にとってよき理解者であることは何より心強いものです。
- 悩んだ時は周りに助けを求めて下さい。支援の手はたくさんあります。そして、介護しているご自身をもっと褒めてください「(介護している)あなたは、とてもすばらしい」
- 病気により変わりゆく人を支える家族は辛く悲しい思いをされると思います。あるいは何度も同じ事を尋ねられ困惑されているかもしれません。大切な人を支える家族の方へ、心の距離が遠すぎず近すぎず適度な距離で見守ってあげて下さい。ともに過ごす時は永遠ではありません。笑顔の多い時間が過ごせますように。
1