このページは、消防隊が救急現場で使用する「道具」を中心に紹介しています。さまざまな「道具」を活用する消防隊の活動にご理解をお願いします。
このページで紹介しているイラストの制作過程は、「福岡市消防局お絵描き部」としてインスタグラムに投稿しています。
福岡県の救急医療電話相談窓口(#7119)
救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
「ネックカラー」は、傷病者の首に装着する「道具」です。
首の骨である「頸椎」は、脳と首から下の体をつなぐ大切な神経が通っています。この神経を通って、脳からの命令が体に届いています。
交通事故などで首に強い衝撃が加わると、頸椎が損傷して神経を傷つけてしまうことがあります。神経が傷つくと、体が動かせなくなったり、呼吸や心臓が止まってしまうこともあります。
このネックカラーは、首を固定して動かなくすることで、それ以上神経が傷つくのを防ぎます。
あごの下や首の後ろに穴が空いているので、ネックカラーをつけた状態でも首の状態を確認したり、首の血管で脈を測ったりすることができます。
これは「止血帯(しけつたい)」です。
怪我をして出血をしても、多くの場合は傷口で血が固まって出血は止まります。しかし、動脈からの出血の場合、心臓から送られる圧力が強いため、心臓の動きにあわせて血が噴き出すような出血をすることがあります。このような場合、血は自然に止まりません。
一般に、血液量の20%を失うと危険な状態になるといわれています。(体重60キロの大人なら約1リットルが出血すると危険です。)
止血帯は、手や足からの出血を抑えることができる「道具」です。
福岡県にお住まいの方は、短縮番号「#7119」にダイヤルすると、救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
・電話番号
#7119(つながらない場合は092-471-0099)
電話をすると、音声ガイダンスが流れます。「1」を押すと、医療機関案内の窓口(オペレーター)に、「2」を押すと、救急相談の窓口(看護師)につながります。
救急受診アプリ「Q助」(総務省消防庁作成)を利用すると、スマートフォンやパソコンで症状などを選択することで、自分で救急車を呼ぶ目安となる緊急度を判定できます。
症状に合わせて画面を選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。
自分で病院に行く際に医療機関の検索や、受診手段の検索を行うことができます。
ご利用の機種に応じて、下の2つから選択してダウンロードしてください。