このページは、消防隊が救急現場で使用する「道具」を中心に紹介しています。さまざまな「道具」を活用する消防隊の活動にご理解をお願いします。
このページで紹介しているイラストの制作過程は、「福岡市消防局お絵描き部」としてインスタグラムに投稿しています。
福岡県の救急医療電話相談窓口(#7119)
救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
言わずと知れた「救急車」。
たくさんの道具と3人の救急隊員で助けが必要な人のもとに駆けつけます。福岡市では、34台の救急車が24時間365日体制で対応しています。(令和7年時点)市内で救急車の要請が集中した場合は、消防署に配置している予備の救急車も活用して対応しています。救急車にフウリンソウ(カンパニュラ)の花のステッカーが貼ってあるものがあります。これは、寄贈された救急車を示すマークです。福岡市は、全国でも珍しく救急車の多くが個人や企業などから寄贈されています。
みんなも見たことがあるのとはちょっとちがう?「AED(エーイーディー)」。
心臓が正しく動いていないときに、電気ショックを与えて正常な動きに戻すための「道具」です。救急隊のAEDは、「半」自動式除細動器(はんじどうしきじょさいどうき)といいます。学校やお店に置いてあるものとは違って、電気ショックが必要かどうかを心電図モニターを見た救急隊が判断します。心臓が正しく動いていない場合、その人の命を救うために一刻も早い処置が必要です。消防署で行われる救命講習では、もしもの時の対応を教えています!
「パルスオキシメーター」です。
指をはさむことで、皮膚を通して血の中の酸素の量と、脈拍数を測ることができます。酸素は人が生きる上でとても必要なものです。うまく呼吸ができていないと、血の中に取り込まれる酸素の量が少なくなり、とても苦しく感じます。救急隊は、この「道具」で血の中の酸素の量を調べ、必要があれば酸素ボンベの酸素を吸わせることで血の中に取り込まれる酸素を増やし、苦しさを和らげます。
これは、福岡市の一部の救急車に積載されている「自動心臓マッサージ機」です。
救急隊は、心臓が止まった方のもとに駆け付けることがあります。この「道具」は一刻を争う救急救命活動で、「強く・早く・絶え間ない」心臓マッサージを隊員の代わりに実施してくれます。通常の隊員でも難しい移動中の正確な心臓マッサージができます。
※一刻を争う現場には、救急隊員の資格を持つ消防隊員(消防車)も駆け付けて活動します。
福岡県にお住まいの方は、短縮番号「#7119」にダイヤルすると、救急車の利用や最寄りの医療機関について、24時間体制で、直接、看護師からアドバイスを受けることができます。
・電話番号
#7119(つながらない場合は092-471-0099)
電話をすると、音声ガイダンスが流れます。「1」を押すと、医療機関案内の窓口(オペレーター)に、「2」を押すと、救急相談の窓口(看護師)につながります。
救急受診アプリ「Q助」(総務省消防庁作成)を利用すると、スマートフォンやパソコンで症状などを選択することで、自分で救急車を呼ぶ目安となる緊急度を判定できます。
症状に合わせて画面を選択していくと、緊急度に応じた必要な対応が表示されます。
自分で病院に行く際に医療機関の検索や、受診手段の検索を行うことができます。
ご利用の機種に応じて、下の2つから選択してダウンロードしてください。