福岡市と周辺の合計16の市町の119番通報を受け付ける福岡都市圏消防共同指令センター(以下「指令センター」)では、 通報者がスマートフォンを使用し、現場の状況を映像で伝えることができます。(令和4年9月1日運用開始)
従来の119番通報は音声のみの通報のため、通報者にとって詳細な状況を伝えることが困難な場合がありましたが、このシステムの導入により、音声に加えて現場の映像を指令センターに送ることができるようになります。
福岡市の公式Youtubeチャンネルで分かりやすく説明しています。
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119番通報の際に、指令員が通報内容から必要と判断した場合、映像提供について通報者へ依頼しますので、市民の皆様におかれましては、映像提供へのご協力をよろしくお願いいたします。
なお、映像送信等にかかる通信料は、通報者のご負担となりますので、ご了承ください。
①ガスコンロの初期消火事案
調理中に鍋から出火して119番通報した際に、指令員が映像通報システムにより濡れタオルを使用した消火方法を指導し、初期消火に成功しました。
②浴槽内での救出事案
浴槽内で意識を失っている家族を発見して119番通報した際に、指令員が動画で救出方法を指導し、通報者が浴槽内から傷病者を救出しました。
③救助事案
テトラポットの間に転落した事故で、当初は、救急車のみ出動していましたが、通報者から送信された映像により現場の状況を確認し、救助隊も同時に出動させて早期に救出できました。
電話による口頭での応急手当の指導に加えてLive119では、指令センターから通報者に次の動画を送信することができます。
心肺停止の際に必要な処置です。
食べ物など異物が喉に詰まった際に必要な処置です。