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更新日: 2020年3月23日

地震|福岡市消防局

 自然災害の中でも最も大きな被害をもたらす地震。地震を感じたら・・・とにかく落ち着いて行動することが重要です。



家にいるときに地震が起きたら

キッチン

 揺れを感じた時は,可能であれば火を消しますが、大きな揺れの場合は無理に消そうとすると火傷や怪我をする可能性があるため、テーブルの下に身を伏せて、揺れが収まってから火を消します。

キッチンで地震が起こり,テーブルの下で身を守る様子

寝室

 布団を頭からかぶって身を守ります。ベッドの場合は、下に潜り込みましょう。
 寝ているときの地震は、家具の下敷きになる可能性が高いので、寝室には極力家具を置かないようにし、置く場合には家具を固定しましょう。
 また,寝室にスリッパなどを準備しておくと,避難の際に割れたガラスなどで足の裏を怪我する危険がなくなります。

寝室にいるときに地震が起きて,ベッドの下で身を守る様子。ベッドの近くには,非常持ち出し袋が準備されています。

風呂,トイレ

 風呂場やトイレは面積の割に柱や壁が多いので比較的安全です。建物のゆがみによる閉じこめを防ぐため、ドアを開けて出口を確保します。

トイレと風呂にいるときに地震が起きている様子。トイレでは閉じ込められることを防ぐため,ドアを開けている様子。風呂では風呂の蓋で頭を守っている様子。

外出しているとき

街頭

 窓ガラスや屋根瓦、看板などが落ちてきます。また、ブロック塀や門柱・自動販売機なども倒れてくるおそれがあるので危険です。
 建物には近づかず、手荷物で頭を守りながら広場などに避難しましょう。

街を歩いている時に地震が発生し割れた窓ガラスや壊れた看板などが落下している。通行人はカバンで頭を守っている。

地下街

 地下街などは耐震性が高く比較的安全な場所です。停電になっても非常用の照明が付くまで動かず壁際に身を寄せます。
 停電時は携帯電話の液晶照明などで足下を照らしましょう。
 地下街には,およそ50m以内に出口があるので,落ち着いて行動しましょう。

地下街で地震が発生し,警備員の指示に従って客が避難している様子。

運転中

 急ブレーキは禁物です。ハンドルをしっかり握り、徐々にスピードを落とします。
 緊急車両の通行のため、道路の左側に停車し、揺れが収まるまで車外に出ないようにしましょう。
 緊急時に移動させることもあるため,キーは付けたまま,ドアロックをせずに避難しましょう。

地震が起きた時に車を運転していた人たちが,車を路肩に寄せることなく,避難している様子。けが人を乗せた救急車が病院に向かっているが,放置車両が邪魔をして進めなくなっている。

アウトドア

 海岸ではすぐに高台に避難します。埋め立て地では道路が陥没するなど液状化がおこるので、注意が必要です。
 また、山や川では崖崩れ、落石、ダムの決壊などに注意します。

海や川の近くにいるときに地震が発生し,高台へ避難している様子。

デパートなど

 デパートやスーパーは落下・転倒物の宝庫です。壁際に身を寄せて、衣類や荷物で頭を守ります。
 また、出入口に殺到するとパニックになるので、周囲が落ち着くまで動かず、係員の指示に従います。

デパートにいるときに地震が発生し,陳列された商品が棚から落下し,階段には大勢の人が殺到し,転倒する人が沢山いる様子。



地震による火災

 季節や時間帯,場所によって変動しますが,一般的に大きな地震が発生した場合,同時多発的に地震による火災,いわゆる【地震火災】が発生する傾向があります。
 特に地震発生直後や,電気・ガスが復旧した後にご注意ください。


●電気による火災を防ぐ
 地震による火災原因の多くは電気機器によるものです。地震の揺れで電気機器が転倒,落下したり,家具などの下敷きになるなどで傷んだ配線から火災が起こります。

電気火災を防ぐポイント。普段からできる備えは,転倒防止停電遮断機能がついた電気機器を使う。家具に転倒防止措置を行う。感震ブレーカーを使用する。地震後に避難する際の注意点は,電気ブレーカーを落とす。可能であればコンセントを落とす。電気復旧後の注意点は,電気機器のコンセントを抜いてからブレーカーを入れる。周囲と電気機器の安全を確認してから使用する。

●ガスによる火災を防ぐ
 過去の地震では,ガス設備の破損による火災も発生しています。ガス漏れに注意し,地震後は安全が確認されてから使用しましょう。

地震が起きたときの,ガスに関する注意点。地震の後はガスの元栓を閉める。安全が確認されてから使用する。ガス漏れやガスの臭いがしている場合は,すぐに使用をやめ,ガス事業者の指示に従う。