オークランド市は2010年11月1日に、8つの自治体が合併しました。
「スーパーシティ・オークランド」として、世界一安全で住みやすく、経済ビジネス面でも国際競争力のある都市づくりを進めています。
オークランド市は、12~13世紀にかけて先住民のマオリ人が定住していた土地でした。
ウィリアム・ボブソン初代ニュージーランド総督が1841年にイギリス植民地の首都に定めてから、オークランドはニュージーランドを代表する都市として発展を続けてきました(その後1865年に首都はウエリントンに移転しました)。
面積は約4,800平方kmで、福岡市のおよそ14倍の広さです。北はワイテマタ湾、南はマヌカウ湾に面しており、ヨットやボートなどの小型船舶を所有する市民の人口比率は世界一とも言われています。昔の火山活動を物語る火口を残した60あまりの小高い丘が点在し、緩やかですが、起伏に富んだ地形が広がっています。
人種構成は、ヨーロッパ系が最も多く、次いでアジア系、南太平洋島しょ国系、マオリ系と、ニュージーランドの中でも最も国際色豊かで多様性に富んでいます。
人口は約152万人と福岡市とほぼ同じです。ニュージーランドの人口の約3分の1がオークランド市に集中しており、ニュージーランド最大の都市です。
住環境や安全などの住みやすさの世界ランキング(2015年米マーサー)でも、トップ3に入るなど、住みやすい都市・福岡との共通点のある都市です。ニュージーランド最大のオークランド港を持つ港湾都市としてクルーズ船が数多く寄港したり、若手起業家を支援するスタートアップにも力を入れているという共通点もあります。
海に向かって発展している港湾都市で、坂の多い町ですが、市内に点在する小高い丘から港を望む風景の美しさには定評があります。かつての首都であったことから文教施設も多く、また、都会でありながら海や山にも恵まれ、豊かな自然環境や美しい景観が魅力です。
オークランド周辺には約50の島が点在しており、市内中心部(シティ)とノース・オークランドを結ぶ全長1020メートル、高さ43メートルのハーバー・ブリッジは、街のシンボルであるだけでなく、8車線の自動車専用橋としてオークランドの交通の大動脈となっています。
地上328メートルの南半球で一番高い「スカイタワー」は一番の観光名所です。高さの異なる3つの展望フロアがあり、オークランド市内を一望できます。「スカイジャンプ」や「スカイウオーク」といったスリリングなアクティビティも体験できる人気の観光スポットです。
オークランド戦争記念博物館は、マオリ文化や南太平洋諸島の歴史、ニュージーランドの自然などのテーマで膨大な展示コレクションを誇るニュージーランド最古の博物館です。日本のゼロ戦が展示されているほか、マオリショーなどマオリ文化に触れるメニューも充実しています。
雄大な海を臨む
自然豊かな広域保護公園
地上192メートルを歩くスカイウォーク
伝統的なマオリショー
出展元:ニュージーランド政府観光局HP(Copyright Tourism New Zealand)・オークランド観光・イベント・経済開発局(ATEED)